goo blog サービス終了のお知らせ 

マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

「インターバル速歩」始める(その1)

2015年08月19日 | スポーツ

 雲ノ平へ行く前は、事前トレーニングとして、自宅マンションの非常階段を利用して、10Kgの荷を背負い標高差150mの上り下りを、週に5回ほど繰り返していた。今夏の山行にもそれは役立っていたと思っている。しかし、このトレーニングは山登りには意味はあっただろうが、体全体への効果を考えた時に、脚力のみに効果が集中しているように思え、これからどうしようか迷っていた。

 そんな時にネット上で「インターバル速歩」というトレーニング方法を知り、先週から始めてみた。いたって簡単な方法で、『3分間の速歩→3分間の緩歩』を5回繰り返すだけで良いのだ。これを週に最低4回、5ヶ月間は実施する、というもの。提唱者は信州大学教授能勢博氏。この方法を読んだとき、私の過去の経験からなるほどそうかと、心から納得する理論も展開されていたので、早速試みている。なんとも気持ちのよいトレーニングで、長続きしそうだ。今蓼科に来ているが、こちらでも早速今朝から始めてみた。(右写真:さっさか歩き=速歩。ゆっくり歩き=緩歩)


 ヘルシンキ五輪(1952年開催)の5000m・10000m・マラソンの長距離3種目で金メダルを獲得し、“人間機関車”と呼ばれたのがエミール・ザドベック。敗戦後初めて日本が参加したオリンピックでもあり、当時小学生だった私もその大活躍ぶりは記憶に残っている。(蛇足だが彼はプラハの春では「二千語宣言」に名を連ね、冷遇される日々を送ったこともあった)
 その彼が開発し実践したトレーニング方法が「インターバル・トレーニング」と呼ばれるもので、『数分間の、全力の80%程度走→数分間の休息』というふうに、高負荷と低負荷を交互に繰り返すトレーニングだ。この方法は中長距離の練習方法としても世界中に広まっており、日本の多くの大学や実業団の陸上部でのトレーニング方法としても採用されていて、私が引率した向丘高校陸上部でも当然この方法を取り入れていた。

 能勢教授の提唱する「インターバル速歩」は“数分間の全力80%程度走”を“3分間の速歩”に変え、“数分間の休息”を“3分間の緩歩”に変えるだけでよいから、方法としても分かりやすく、その理論も「インターバル・トレーニング」の応用と考えられる。
 やや専門的だがその理論を能勢氏は次のように記している。
 「非常にきつい運動をすると、筋肉から大量の乳酸が排出され、それが息切れや筋肉痛を引き起こします。しかし、2~3分ゆっくりした運動を挟むと乳酸が代謝され、再度非常にきつい運動が可能となります。その結果、トータルで長時間、高強度の運動をすることが可能になります」と。
 これを歩行系の運動に導入したのが「インターバル速歩」で、松本市での参加者や私が実際にやってみての反応などは次回ブログで。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。