(2)「候補数を消去する」手筋
「4国同盟」について更に考察を進めます。図1でf行とi行のどちらかで、「同盟関係」が成立していますが、どちらの行でしょうか。又「何国同盟」でしょう。
図1
f行から見てみます。まず「自明の3国同盟」は成立していません。続いて「自明の4国同盟」が成立していないか調べます。この問題では”直感”で読み取れるかも知れません。”直感”で読み取れない場合を想定して、解決への戦略を考えます。
「自明の4国同盟」に登場するマスは候補数が4個以下です。
{f1、f2、f5、f7、f8}の5個が考察対象になります。
f1={ 4,5, 7, }
f2={ 3,4,5, }
f5={ 3,4,5, }
f7={1, 7,8,9}
f8={ 4,5, 7, }
と横に書き並べて見ると、f1,f2,f5,f8の4マスが「自明の4国同盟」を形成することは明らかです。「数独」問題作成とは別の用紙を用意しておいて、上記の様な表作成が、マーちゃんの戦略です。
ただ、考察するマスが多くて表から読み取れない場合もあるかも知れません。万一「自明の4国同盟」を発見出来ないときはどうするのか?
「隠れた4国同盟」に考察を変えます。「隠れた4国同盟」に登場できる数は、そのユニット(この場合は行)に登場する回数が4回以下ですから、この場合は{1,3,6,7,8,9}が考察対象です。
(4と5は考える対象から外します)そして、次の様に並べます。
f1={ 7, }
f2={ 3, }
f4={1, 6, 8,9}
f5={ 3, }
f6={1, 6, 8,9}
f7={1, 7,8,9}
f8={ 7, }
f9={1, 7,8,9}
数として{1,6,8,9}を選べば{f4,f6,f7,f9}マスに収まる事が読み取れることと思います。
かくして候補数{1,6,8,9}が{f4,f6,f7,f9}の4マスで「隠れた4国同盟」形成です。図2にその様子を示します。
図2
黄色印4マスが「自明の4国同盟」形成、ピンク印4マスが「隠れた4国同盟」形成です。
問題はi行の考察です。「4国同盟」成立は「4国同盟」成立の”具体的証拠”から判定できますが、「4国同盟」が成立していないは、どこまで確かめれば良いのかです。次回ブログではその事に触れて「中級ステップ」を終了し「上級ステップ」に移ります。
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