マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

第4章 上級ステップ(6)

2009年07月09日 | 数独

(2)候補数を消去する
 ⑪「浜田ロジック」の成立を調べる
 今回は前回の問題の解説です。まず図1をご覧下さい。


              図1
  図1で候補数を調べ上げ、次に「XY-wing」の成立を調べる為にペア数を小さい順に書き並べ図1の左下の表を得ました。このペア数の組合せで(xy  yz  zx)となるものは(25  26  56)の1組だけなので、オセロ石を用いて調べるのは簡単な様に感じられますが、{25}の登場が3回、{26}の登場が2回、{56}の登場が4回ですから、かなり多くの配置が「XY-wing」となるか否か入念に調べ上げる必要があります。その中で次の配置だけが「XY-wing」成立です。図2を見てください。



             図2
 a2を核として、a4-a2-e2で 52-26-65 の「XY-wing」成立です。水色マスe4から5を消去出来、図3に至ります。


             図3
 図3でe4=6が確定し、更に幾つかのマスの数も確定し図4に至ります。


             図4
 図4では下の図5の様に黄色印の4マスで「X-wing」が成立し
水色印マスから5が消去され図5に至ります。


             図5
 図5で水色印マスから5を消去し図6です。
 

             図6
 図6では「XY-wing」「Remote  Pairs」「浜田ロジック」等を調べるため、あらためてペア数の表を作成します。詳しく調べても「XY-wing」「Remote  Pairs」は成立していません。「浜田ロジック」に考察の対象を移します。登場回数が3回以上のペア数{19}、{25}、{26}に絞って考察します。{19}の連鎖は2、{25}の連鎖は4で、奇数個の連鎖は成立していません。図7を見てください。 


             図7
 {26}の奇数個の連鎖 b3-a2-f2で「浜田ロジック」成立し、連鎖の両端は2ではあり得ませんから、b3=f2=6、a2=2が確定します。その後は「XY-wing」を数回使いますが、一気呵成に問題が解けます。 
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。