今年の夏も逝く。例年のように、あちこちによく出掛けたものと思う。ただ今年の夏は、普通ならばあり得ないこと、確率論的に非常に低いことが多々あった。あり過ぎた。2014年の夏を、”偶然過多の夏”として記憶しておこう。既にブログに書いたことも、書かなかったことも、時系列に沿って記しておく。
①7月20日。トムラウシ登山を途中から引き返し、東大雪荘の駐車場に戻って来た時のこと。やや年配の男性が「その車もう少し前に停めて下さい」と。余計なお世話と私は思い、運転役の息子も嫌な顔をしたが、訳を聞くと、私たちが車を停めた真下に、水溜まりがあり、直前までイワツバメが水を飲みに来ていたからと。それを聞いて息子は納得し、車を前に出した。相手の方の車を見ると、我が家と同じ「FIT」で、濃青色の練馬ナンバー。妻が「どちらから」と聞くと、文京区の千石からで、文京十中の真ん前に住むと聞いて、こちらがビックリ。我が家から徒歩15分の距離だった。その後温泉に浸かりながらいろいろ話を聞くうちに第一印象は変化した。3年前の文京区長選挙に出馬し、最下位での落選。今回はマイカーで、3週間の北海道旅行中とのこと。
頂いた著作に書かれた住所を基に、後日、彼の家の周りを徘徊したら、件の車が置かれていた。
②8月3日 聖岳目指し、小聖岳付近に差し掛かったとき、光岳から発するかのごとく見える虹が天空に架かり、やがてそれが二重になったことは既に記した。
③同じく8月3日。聖岳登頂を果たしての帰路、遠山川沿いを車運転中に落石に遭遇したが、10cmの危うさで事無きを得た。
④8月13日。蓼科のマイナーな温泉「かっぱの湯」の露天風呂で、全く偶然にも、杉浦裁判の担当弁護士牛久保先生とバッタリ。それも二人だけの入浴中で、蓼科情報を交換した。このことが一番あり得ないことだったかも知れない。
⑤以上だけでは終わらなかった。五郎丸さん個展へお誘いしたNさんへ、個展会場のハガキを郵送した次の日、確か8月23日、クラス会への案内状郵送目的で、クラスの住所録を整理していて、クラスメイトのU君とNさんの住所が同じことに気が付いた。これも全くの、あり得ないような偶然。24日にNさんと会ったときに聞くと、同じマンションとのことだった。
今、気を付けていることは2つ。交通事故に遭わないことと、宝クジ「ロト7」を買い忘れないこと。