「ハロウィン THE END」

レイトショーで「ハロウィン THE END」を鑑賞。凄く期待していたんだけどハードル下げて見た方が良いというアドバイスを聞いていたのでどういう事かな？と思いながら見始めました。ハロウィン3みたいに全然違う話なのか？と思ったりもしましたが、ちゃんとマイケルは登場したし、しっかり完結する物語だったので個人的には満足。前作の盛り上がりからそのまま繋がる話をたしかに期待してましたが、そうじゃない新たな展開や意外性を面白く興味深く見れた。脚本はとても良かったと思います。現代社会の問題を色々と考えさせられるものもあり深みが感じられました。

前作で沢山のキャラクターが死んでしまいましたが今作ではサバイバーのその後がしっかり描かれています。後半の流れは盛り上がりました。

タイトルがオレンジ色じゃなくて水色だったのが意外でしたが、ちょっと毛色の違う3作目で完結篇という差別化として良かったとも思いました。何か80年代後半の続編映画って水色のタイトルの映画あったような。色々と細かいオマージュ的な所や笑える部分も随所にあったりしてニヤニヤして見てたと思う。

「ジョーズ4 復讐篇」

初めて劇場で観たジョーズ映画。

公開時は「ジョーズ87 復讐篇」という

邦題でした。南街劇場の大スクリーンで見れたのは良かったけど映画そのものはつまらなかった記憶しかない。だけどエンドロールの音楽だけは凄く良かったのを覚えていて500円ならと中古ブルーレイを購入。

これでシリーズ全部ブルーレイで揃った。

帰ってサラウンドヘッドホンで鑑賞。

つまらないと分かって見てると思ってたより良い面も見えてきました。なかなか人喰い場面は血塗れでインパクトあるものもありました。編集で何だかよく分からなくなってる場面もあったけど。

何でか人喰いサメがブロディ家の人間だけを狙って襲って来るというホラー映画みたいな流れと復讐劇でサメ対人間の互いの復讐物語でしたね。

そしてラストですが劇場で観たのと違う。だけど、どっちにしてもつまらない印象は変わらずw

日本劇場公開版はヨットの尖端で串刺しで終わるのですがこのブルーレイでは何でか爆発します。その後、死んだと思ったアイツが何故か生きてて無理矢理なハッピーエンドでした。驚きましたがもはやどっちのバージョンでも良い感じ。

特典映像として字幕無しだけど日本劇場公開版のラストも収録されてて見れました。

そこら辺の空が描き割りのセット撮影なのがバレバレで急に安っぽさ全開となっちゃいます。

役者も魅力的でなかなか良い芝居してますがショボいエンディングで色々と台無しなのでした。

だけどエンドロールの音楽はやっぱり良かった‼︎ 

そこが1番良いという変わった逆に思い出深い映画です。

「ことの次第」

ヴィム・ヴェンターズ監督の映画「ことの次第」を初鑑賞。淡々と展開する内容になかなか入り込めない感じはありましたがモノクロの美しい映像と個性的な登場人物の自然な姿を眺めていたら段々と入り込めて、さりげなく想いや考えに主張が良く出たヴェンターズ監督らしい映画だと思えました。こういう視点や考えを描くのが上手いなぁと感心しちゃいます。

映画作りについての映画。ハリウッドの映画作りの資金繰りについて等、色々とクリアではないけど映画作りの困難あるあるが描かれていたと思います。生々しく嫌な感じではなく映画的に愛情感じる娯楽性もある描き方だったのが良かったです。

サミュエル・フラーやロジャー・コーマン監督が役者として出演していたりウォーホル映画の女優ヴィヴァが出てたりしてたのが興味深かった。白黒低予算映画の良さが滲み出るちょっと変わった映画でした。

「ジョーズ2」

ブルーレイで「ジョーズ2」を久しぶりに日本語吹替版にて鑑賞。だけど結構字幕と吹替の切り替わりの多いもので見にくかったな。初めて見たのはテレビ放送でその後DVDでも見たのですが高画質で見たのは初でした。パート1と比べちゃうと面白さは落ちるのですがパート3よりは全然面白く続編としてはなかなか良く出来た作品だと思います。海のサメ版の「13日の金曜日」のジェイソンのように次々に若者を襲うサメが沢山見れて単純に見所でもありました。インパクトのある登場場面もありCGじゃないハリボテの本物の迫力が素敵でした。

撮影技術もしっかりしていてロイ・シャイダー演じる警察署長がしっかりとした演技で存在感を出しているのが良い。

音楽も良く盛り上がりますが前作のような上手い使われ方はしていない感じもありました。最後も派手で良いですがアレじゃあ署長も一緒に感電しちゃいそうですよね。

まぁ娯楽作として面白く見れるので良いけれど。

特典映像は日本語字幕が付いてないのは残念。DVDでは字幕付いてたのにな。

「ジョーズ3」

中古ブルーレイが安く売ってたので「ジョーズ3」を衝動買いしちゃう。2Dと3Dと両方収録されてましたがテレビが3D対応してないから2Dで鑑賞。テレビ放送でしか見た事無かったので今回初めてシネスコ・サイズの字幕版で見れた。音楽や音響効果はなかなか良いんだけど撮影はピント合ってない所や色ズレなんかも多く合成も酷く技術的にイマイチです。話も何かイマイチで特に中盤はダレます。全体的にあまり面白く無くて出来の悪い映画なんですが、一部ではとても印象に残る場面もあったりして憎めない所もある映画です。

役者陣は悪く無くて80年代の水族館と遊園地の楽しい風景なんかが見れるのが見所でもあります。それらが立体映像としてアトラクション的に見れて疑似体験出来るというのが今作の本来の売りポイントでしょうね。懐かしく見直せました。サメはあまり動かないしB級出来そこないの映画臭がプンプンする映画でしたね。これより更に面白く無かったのは次の4作目だったと記憶しております。

「ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック？」

随分と昔に見てまぁまぁだった印象の強いアルジェント監督のテレビ映画「ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック？」をDVDで久しぶりに見直す。内容は随分と忘れてたので新鮮に見直せました。殺人場面は最初だけで火曜サスペンス劇場みたいな展開の内容ですが、しっかりアルジェント節な映画でした。最後まで犯人も明かされないしどんでん返しもあったりでホラーというよりヒッチコックにオマージュを捧げたサスペンス映画として見るととても見応えのある作品だったと再認識出来ました。

ユーモアある場面やキャラクターもいて印象的です。主人公他の行動が強引で引っかかりましたが…。セクシーな美女が沢山出ますが彼女役の人が可愛かったです。

音楽はピノ・ドナジオで話の内容的にも似てるからかブライアン・デ・パルマの映画を連想したりもしちゃいました。

何か憎めない映画です。

「サスペリア 特典ディスク」

アルジェント監督の新作を見た勢いで最初に発売されたブルーレイソフト持ってるのに200分の特典映像に惹かれて「サスペリア」のHDリマスター／パーフェクト・エディションというブルーレイを中古で買い直す。早速本編の画質チェックをすると色濃いめ黒締まりめ粒子少なめでした。Goblinのライブ演奏上映で流れてたものと同じだと思います。赤が強くて色が飽和しちゃってたりしてたのはあまり良いとは思え無かったけど極彩色の美しさが明るく綺麗に見れるのは良かった。何度も見た最初に発売されたブルーレイのトーンも嫌いじゃないので今度は気分によってどちらで見るか選ぼうと思います。音は6.1chで聴くと雷の音が無くなってたりしてるのに気が付くが再生環境の問題だろうか？5.1ch には雷の音は入ってて音も大きめで良かったけど高音が強過ぎな気もしました。

エンディングのテロップが英語のバージョンのものが好きなんですがイタリア語版でした。YOU HAVE BEEN WATCHINGってやつね。

特典ディスクも全部見ましたが25周年ドキュメンタリーというのはDVDにも収録されてたのと同じでした。他に沢山の監督インタビュー映像が見れて年代別に年齢と容姿が違っている点や内容も興味深く面白く見れました。

4Kリマスター版のソフトも既に発売されてますがどうなんでしょう？明るさの潰れは無くて良くなってそうだけど色の発色が少なめで暗く落ち着いた印象とのレビューを見たので色は派手な方が好みかなとも思ってます。HDR対応のテレビとか環境が整ったら見てみたい気はしてますが。

アルジェント監督の映画の中で1番好きな作品です。

「逆転のトライアングル」

カンヌで賞獲ってアカデミー賞にもノミネートされてたり後輩が面白かったと言ってたので気になっていた映画「逆転のトライアングル」を鑑賞。荒筋紹介を読んでどういう流れになるのかはざっくりとは分かっていたんだけど、なかなかそのようにならず展開が怠いというか全体的に長くて何度も睡魔に襲われての鑑賞となってしまいました。結構ブラックなユーモアが効いてて面白くも見れたんだけど何か斜に構えたような感覚が微妙だったりもした。

ゲロとウンコのくだりは単純に汚いけど笑えちゃいましたけど。

セレブのアホらしいやりとりが色々と見せられます。嫌な感じと憎めない感じと両方ありました。

モデルの美人女優さんが印象的でしたが若くして亡くなられたそうで今作が遺作となってしまったようです。残念ですね。

「ダークグラス」

約10年ぶりのダリオ・アルジェント監督の新作って事で楽しみにしていた映画「ダークグラス」を観にネット予約して新宿まで。冒頭からの流れるような展開に音楽も良くて期待度が増して行きましたが、段々と失速してゆくような感じもありました。

ドラマとして盛り上がるものは少しあったけど後半はちょっと読めた感じもあり全体的にはまぁまぁだったかな。

ここから少しネタバレまではいかないけど詳細について書きます。

黒手袋の殺人鬼は出てきませんが車という凶器で煽り運転というのは恐ろしさ出てました。犯人は途中であっさり判明しちゃい犯人像に深みが無かったのは残念でした。

だけど今作は犯人探しに重点を置かれているのでは無く主人公側の変化と人と人との繋がりが描かれたもので優しさも感じれたり出来る所が興味深く良さもあった所でした。何度か見たらその辺りも好きになれそうです。そしてヘビのくだりが浮いてて、この場面は必要？って感じたけどそんな違和感が後からは記憶に残る名場面となるんですよね。迷場面かもですが。

音楽は全体的にとても良かったです。

「PIG／ピッグ」

ニコラス・ケイジ主演の映画「PIG／ピッグ」を鑑賞。飼ってる豚を拐われたニコラスが愛する豚を取り返すクレイジーなバイオレンス・アクション映画なのかな？と見始めたのですが、イメージしていたのと全然違っていました。とても落ち着いたゆったりとした間の真面目なドラマでした。いつものようなやり過ぎな顔芸も無くシリアスです。それでつまらなかったのかというとそうでは無く実に見応えのある良い映画だったと思います。多くを語らずとも伝わる感情と先の読めない展開と人物の関係や背景が徐々に明らかになる流れに飽きる事無く見入ってしまいました。

変なユーモア感じる部分と人生において大切な事柄について色々と考えさせられる部分もあって良かったです。

撮影も綺麗で役者陣も皆良かった。なかなか味わい深い映画でした。

「KNOCK ノック 終末の訪問者」

劇場で予告編を見てシャマラン監督の新作映画が出来てたんだ！と興味を持った映画「KNOCK ノック 終末の訪問者」をレイトショーにて鑑賞。前の映画が予告編で分かっている展開まで行くのに1時間くらいかかって何だかだったので今回はそんな事無ければ良いなと思って見始めました。今回は前半で予告編で分かってる展開まではすぐに行き３０分くらいからはさて、どうなる？どうする？と面白く見れました。

だけど何かそこからは思ったより新たな衝撃や展開というのは無く何かルールというかどうすれば良いのかの追加展開や行動が良く分からない感じで見てました。

最終的にも何かスッキリと納得出来るようなものは無く都合良く流れに騙されたような感じでしたがシャマラン映画らしく上手く纏められてはいたと思います。

ちゃんと面白く見れたし興味深くもあったけどなるほど〜って感じで大きな衝撃や感動迄は無かったかな。

「シーバース／人喰い生物の島」

昔テレビ放送でその後VHSで見たクローネンバーグ監督の映画「シーバース／人喰い生物の島」をリマスターされた高画質版にて鑑賞。古い映画だからそれ程綺麗になってた訳でもないけど今迄見てたものよりは凄く綺麗。クローネンバーグらしいエロティックで内臓感覚のある映画でした。

アップが多いのでテレビっぽい印象も受けましたが台詞の幾つかで興味深いものもあり物語が面白く良く出来ていたと感じました。印象的な場面も多くて最後のプールの場面は良く覚えてました。

何気に素敵な女優陣が出ております。

「X エックス」

昨年劇場で見て以来に映画「X エックス」を5.1ch 大画面にて鑑賞。オチというか殺人鬼の正体は覚えてましたが展開や詳細は結構忘れていたので再度興味深く見れました。「悪魔のいけにえ」に影響受けてるというかオマージュな感じがプンプンするのですが少し狙い過ぎという気もしました。

オチは書かないけど一体何処に向かっているのか？何を見せられてるんだ！という驚きと何だか切ない感覚と笑えちゃう感覚とか複雑に絡み合った変なホラー映画です。

良い感じに音楽でそれっぽく纏められ少々オシャレに仕上げられています。

ラストの刑事の台詞が最高で良いキレ味でエンディングを迎えます。

「ゴースト・オブ・マーズ」

DVDで久しぶりに「ゴースト・オブ・マーズ」を5.1ch 大画面にて鑑賞。アメリカでは2週間で打切りとヒットしなかったようですが公開当時流行ってた？火星もの映画の中では1番面白かったと思った大好きな映画です。物語の展開も興味をそそり飽きさせません。色々と突っ込み所もあり、どう考えても不利で解決策無さそうな流れとなりますが最後はいっちょやったるか！とゴキゲンで前向きな気持ちの盛り上がる所からのヘビメタ音楽で最高なエンディングの娯楽アクション映画です。

「ゴースト・ハンターズ」

ブルーレイで半分まで見直してた映画「ゴースト・ハンターズ」の続きを大画面にて鑑賞。間の抜けたヒーローぶりとカンフーとモンスターにアクションと美女の下らない面白さに満ちた何だか憎めない映画です。よくあるヒーローものと逆な感じとやたらと派手な特殊効果が素敵です。

音楽も良くて勢いが付いてます。

ちょっと怠い所もあったりするけど紹興酒とか飲みながら中華料理食べつつグダグダと見ると最高な映画だと思います。