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どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「アントラム 史上最も呪われた映画」

2021年02月01日 | 映画
レンタルDVDできっとつまらないんだろうなぁと思いつつも公開時から、でもどんな映画なんだろう?って気になっていた「アントラム 史上最も呪われた映画」を鑑賞。見ると死んじゃうらしいです。
そんな何ともいかがわしさ満点の映画ですが、そんな前振りも含めてのアイデアや見せ方は面白く良く考えたなぁと作り手視点で見るとちょっと刺激にはなりました。前振りで何かいけないものを見るという雰囲気にさせてくれるのは良かったけれど映像が発掘された70年代の35mmフィルムだというのにデジタル撮影された映像をフィルム加工されたような映像で真実味が感じられず何だか微妙な感覚と安心感で見れちゃいました。だけど、そのフィルム加工の映像や質感はなかなか好みではありました。逆光とか撮影のトーンも70年代風を上手く出していました。
映画本編の内容は何が起きるのか分からない不穏な雰囲気と異様な効果音のミックスとか映像のサブリミナルなミックスとかいかがわしさを盛り上げてくれていて良かったけど結構退屈な場面が続きます。コマ撮りのリスや切腹しようとしてる日本人や謎のブリーフ男とかちょっと可笑しくて笑えちゃったりもしたけど先が読めない気持ち悪さに惹きつけられて見れはしました。
その後の展開は書きませんがある意味恐ろしい展開が待っておりました。
「悪魔のいけにえ」に似たザラザラとした狂気に満ちたドキュメンタリータッチの変人達と「ウィッカーマン」みたいな像のくだりは良かったです。
その後は何だかよく分かりませんが更に続いて突然終わりました。
その後に更にもっともらしい解説とか言い訳みたいなのが追加されて終了です。
思ってたよりは雰囲気とかは良かったし嫌いじゃない映画でしたが何かもう一つな映画でもありました。もっとフィルムに拘って揺れとか色ムラとか汚れなんかも再現してやれば良かったのにとか思うけど現在の若い人は充分騙せるレベルのフィルム加工の仕上がりだとは思いました。





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