Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

バーリィ・スクエア

2010-07-31 14:04:13 | 料理
今週の課題製作第3弾。
今回は、"押し麦がテーマ。
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押し麦は「大麦」の加工品で、「大麦」は"六条大麦"と"二条大麦"の2種類があります。
"六条大麦"は穂の各節に種がみのり、上から見ると六条に見える大麦のことをいい、小粒大麦ともいわれるようです。"麦茶"や"麦飯"の材料として使われることが多いようです。

"押し麦"は、その大麦の外皮を剥いて、蒸気で加熱し、ローラーで平らにしたもので、どこのスーパーでも一番よく売られている雑穀だと思います。

栄養面で「大麦」が優れているのは食物繊維。白米の19倍という豊富さだけでなく、水溶性、不溶性という2種類の繊維をバランスよく含むという点が特徴的です。
押し麦にすると、短時間加熱で食べやすい柔らかさになるため、ご飯に炊き込んで食べるのがスタンダード。

海外では、ご飯を主食としない国では雑穀はお菓子系に使われることが多く、シリアルやバーとしてもよく使われる食材です。

今回は炊いた押し麦ではなく、焼いた押し麦をつかった"スクエア・バー"を作ってみることに。

<材料> (3人分)
 押し麦    3/4カップ
 強力粉    大さじ1
 薄力粉    大さじ2
 黒砂糖     大さじ1
 クルミ    1/4カップ
 重曹     小さじ1/6
 塩      小さじ1/6
 バター     50g
 果物ジャム  大さじ4
 レモン汁   小さじ1
 シナモン(粉) 小さじ1/4


まず下準備として、クルミは荒微塵切りにし、バターを溶かしておきます。


ボウルに押し麦、小麦粉、黒砂糖、刻んだくるみ、重曹、塩を混ぜ合わせます。
小麦粉は強力粉と薄力粉を混ぜましたが、今回はクラムを作らないため、どちらか一方だけでもO.K.。ほとんど違いはでないと思います。

溶かしバターを加えてよく混ぜ合わせます。

焼き型に油を塗って、バターと押し麦の混合物の半量を入れて、ヘラかスプーンの背で型の底に敷き詰めるように押し込みます。
この段階ではバターと押し麦の混合物は粉っぽく、ばらばらした状態ですが、底が見えないように均一にぎゅっと押しつけてならしておくのがこのバー作りのポイントです。

器にジャムとシナモン、レモン汁を加えて、ジャムを扱いやすい粘度に溶き伸ばします。今回は色合い的に断面が層になるようにブルーベリージャムを使いましたが、お好みの果物ジャムで代用できます。

押し麦とバターの混合物の上に薄くジャムを延ばします。

最後に残りの押し麦混合物をジャムの上から被せるようにのせて、同じくスプーンやへらでしっかり押し固めます。

170度に予熱したオーブンに入れて20分焼いて完成。
厚みがあるものを作った場合はもう少し焼いてもいいかもしれません。
今回はタルト型を使い、分量に比べて型が大きかったのでちょっと薄めのスクエアになりました。
クッキーと同様、焼きたては柔らかいので、荒熱が取れるまで型のまま冷まします。

冷めたら、型からそっと取り出して、完全に冷まし、お好みの大きさに切り分けます。
パラついていた生地も焼いて冷めると、固まってしまうので不思議ですね。

見た目はシリアルバーで、ちょっと甘めのカリカリした食感がおいしい。
手作りのバーなので、甘さも程よく、油っぽくなく軽い仕上がりにできました。
簡単に作れるので朝食にも軽食にもなりますね。
押し麦もこんなタイプなら子供でも食べやすいのでは。

フィリングをドライフルーツやコンポートを使ってもおいしいですね。

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