Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

トール・チーズビスケット。

2010-07-03 10:07:44 | 料理
本日の朝ごはん実習。
今回は、"ビスケット"。
日本では薄い小麦粉せんべいのことを指すことが多いのですが、イギリス風のプレーンな丸いスコーンを基本的にアメリカではビスケットという。
ケンタッキーを利用する人はご存知かもしれませんが、勘違いしやすい英単語の一つ。見た目や食感もはコーン的なものが多く、さらに混同しやすいものです。

本来はスコーンよりサクサクした食感にするがアメリカン・ビスケットなのですが、種類が色々あるようで、今回は御用達書の"Tall and Fluffy cheddar-chive biscuiy"を参考に、大きくふんわりと膨らませた柔らかめのビスケットを作ってみることにしました。

フードプロセッサーに、強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩、重曹を加えて数秒回して、粉類を混ぜ合わせます。
今回はふんわりと食べ応えのあるビスケットにしたいので、強力粉と薄力粉は1:1の割合にしました。
ベーキングパウダーだけでなく、今回は重曹も使うのでもっちり感が期待できそうです。

角切りにした冷たいバターを粉の上に散らしてのせ、細切れに切り混ぜながら、荒砂状に混ぜ合わせます。

フードプロセッサーからボウルに内容物を移します。

チーズとみじん切りのねぎを加え混ぜ合わせます。
チーズは今回、パルメザン粉チーズとピザ用の細切りチーズを2種使いました。

さらにヨーグルトを加えてゴムベラで全体がしっとりとまとまるまで混ぜ合わせます。
スコーンのように粉混じり状態でもなく、混ぜすぎてケーキ生地のようにならないよう、粉っぽいところはないが、ダマが残る程度にしっかりと混ぜます。
本来はヨーグルトではなく、バターミルクを使うのがアメリカ流なのですが、大量に使うのでヨーグルトで代用。牛乳より酸味とコクがあり、膨張剤の起爆剤にもなるためヨーグルトをつかました。液状のものはこのヨーグルトのみ。卵も水分も入らないので、今回は乳精が多めの少し水っぽいヨーグルトを使いました。

次に成形。スコーンは型抜きか切り分け型が成形の基本ですが、今回は丸めて型に詰めて焼くというパンに近いスタイル。

皿の上に小麦粉を少々振りかけておきます。

1/4カップ用の計量カップで生地をすくい取り、粉を振りかけた皿の上に載せていきます。

生地に粉をまぶしながら、引っ付かないように手でそっとボール状に丸めます。

余分な粉を払い落としてから、オーブンペーパーを敷いたケーキ用の丸型に並べていきます。周囲から少し隙間をあけつつ並べ、最後に中央に1つ詰めて全体的に隙間が大きくならないように並べていきます。

表面に油を塗って、200度に予熱したオーブンで5分焼き、180度に温度を下げてそのまま15分ほど焼きます。

型のまま荒熱をとってから型からはずして、皿の上にひっくり返して1つ1つにビスケットをばらし、まだ暖かい状態で食べました。

確かにお題どおり、高さのあるふんわりとしたものになりました。
いつものビスケットよりふんわり、しっとりとして食べ応えはあり、チーズの風味とコクがあり、しっかりとした味でかなりおいしい。
プレーンなものより、チーズを混ぜ込んで味をつけた方が断然おいしいですね。
粉っぽくもなく、スコーンよりも口の中でモサモサしないので、子供でも大丈夫そう。
冷めても、もっちりふんわりしているので、軽食としてケイタリングもできますね。

スープや肉料理の付け合せというイメージが強いビスケットですが、ボリュームも味もしっかりしているので、これだけで十分軽食になりますね。
混ぜて、成形して、すぐに焼けるので、朝食用にこれからも作りたいと思います。

このビスケットを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon トール・チーズビスケット。 by PCWP



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コメント
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