御用達書に"ULtimate"と付くタイトルの料理を最近よくみかけます。
我が家ではこれらのレシピを"究極シリーズ"と名づけていて、このシリーズを参考に作ってみることが増えてきました。
究極シリーズは、アメリカでの定番レシピの改訂版で、御用達書でもともと改良したレシピがすでに載せられていて、それはそれで結構おいしくできているのですが、さらに改定を加えて、"究極"と名づけている模様。
前回は"シナモン・バンズ"を試してみましたが、究極とはいかないまでもなかなかおいしかったので、今回は"バナナブレッド"を試してみました。
バナナ・ブレッドは以前にもいくつかのタイプを試していて、私的には最も試作の多い料理かもしれません。
今回のレシピはいかにバナナフレーバーを高めるかを重点においたレシピで、バナナ含有量が高いのが特徴です。手法が面白いので参考にして、バターや砂糖などの量は調整しつつ作ってみました。
バナナ含有量を高めるため、バナナ下準備から。
いきなりこのレシピのポイントとなる部分なのですが、バナナブレッドの風味を高める最良の方法はバナナの量を増やすこと。
単に量を倍増するのは物理的に可能ですが、ケーキの仕上がりがべたついていまうことに。
バナナは水分の多いものというイメージはないのですが、量が入るとなると、バナナと言えども水分量の影響は出てきます。
ということで、今回のレシピではバナナを加熱して水分をバナナから一旦切り離し、濃縮して加えるという手法をとっています。なかなか画期的。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/e6/80d5f321580854c327cb6423ae46641d_s.jpg)
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良く熟したバナナの皮を剥いて、ボウルに入れて蓋をして電子レンジで2分ほど加熱します。加熱当初はそれほど水分が出てきませんが、ざるに移して数分置いておくと、どんどん水分が出てきます。
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ザルに出てきた水分を器で受けて、貯めておき、バナナの荒熱が取れたら、マッシュして、ボウルに移しておきます。
意外にバナナも水分があるんですね。驚きです。
今までと同様、バナナブレッドに使うバナナは超完熟物であることがお勧め。
多少黒い斑点がある程度ではなく、かなり真っ黒系のバナナが最適です。完熟したバナナを冷凍して貯めておくという手法も使え、冷凍ものを使う場合は、解凍時に水分が出てくるため、電子レンジ加熱は不要とのこと。
今回はストックもないため、超完熟までとはいかないまでも、そこそこ完熟したものを使ってみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4c/71/d5861e971e55a40d4e22f39dbe8fd0cd_s.jpg)
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バナナから出た水分を鍋に移し、弱火にかけて半量程度まで煮詰めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/46/cade82b2fbdbbbb32f5684a5e28e5b23_s.jpg)
煮詰まったら、マッシュしたバナナに加えておきます。
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さらに卵、三温糖、溶かしバターを加え全体を良く混ぜます。
バナナブレッドのレシピでは、油分は植物油を加えることが多いのですが、今回は風味をコクするため、バターを使用。
今までのレシピでは必ず加えていたヨーグルトは加えず、その分をバナナで補う形になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/52/d4fdd39f8572a4bc9a3ab4fc39160498_s.jpg)
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別ボウルに強力粉、薄力粉、重曹、塩を加え、混ぜ合わせておきます。
今回はベーキングパウダーを使わず、重曹のみで膨らませるクラシック仕様。
小麦粉は強力粉と薄力粉を1:1にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/2e/3c25b3cd486b9b02f976fa00eee9a46c_s.jpg)
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粉混合物をバナナ混合物に加えて、ゴムベラでサックリと混ぜ合わせます。
水分量は少なめなので、生地は結構固め。流れるような生地ではなく、ぽったりとした感じになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/55/187bc11a5e2465271cdfac9488f995b5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/7c/9affff52b499fa8e7a0505e7a6fa15fc_s.jpg)
少し粉残りがある程度に混ぜ合わせ、クルミを加えて軽く混ぜて生地は完成。
現在、レシピブログの「カリフォルニアくるみ」レシピコンテスト参加中で、先日もらったカルフォルニア産のクルミをたっぷりと混ぜ込みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/69/95294a97dc290131911180df76091dce_s.jpg)
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パウンド型にオーブン紙を敷きこんで、生地を入れて、ゴムベラで全体に延ばし広げます。
今回のレシピでは、生地の表面にもバナナ・トッピングをして、さらに風味を高めます。徹底的にバナナを増量していますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/3e/dd81ef74924a63086af387bc45d15fae_s.jpg)
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バナナを斜め薄切りにして、型に入れた生地の表面の両サイドに重ねながら屋根のように並べます。最後に砂糖を少量振り掛けてオーブンへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/fa/91c03552836d60ae127e27b536498d25_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/a4/db054c666f0cb1cfd44ae06ece88e8b2_s.jpg)
170度に予熱したオーブンに入れて、25分間焼きました。
重曹だけで焼いたので、劇的な膨らみにはならないものの、中央部が多少盛り上がって、こんがりと焼きあがりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/35/ec54b2d27e1a1ae2c486409674a6341a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/69/8ff0cbf6f54823b6d826df1031bd9067_s.jpg)
竹串で一応焼きあがりをチェックして、型ごと荒熱をとり、型から出して、オーブンペーパーをはがして、完全に冷まします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/bc/4d43a931d40793b03fe8456e3729864d_s.jpg)
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本来は1日程度寝かせてから食べるとおいしさが増すのですが、朝食用に焼いたために、荒熱が取れたらすぐに切り分けて食卓へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/5e/44d14ad72b868e9bb7a666c36c4664a3_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/52/b011a86ddb4be4c3c632ec659963056b_s.jpg)
御用達書のレシピよりさらにバターと砂糖の量を減らして、ライトにしあげてあるのですが、それでもバナナたっぷりのため、甘さは充分。
ヨーグルトの酸味がない分、バナナの甘みと風味が強調され、ナッツでコクを補い、おいしい。でもバナナ臭くなない程度のバナナ風味なので、しつこくないのがいいですね。
重曹だけで膨らませてあるので、蒸しパン的な食感ですが、重すぎるということも詰まりすぎていることもなく、切った断面もふんわり感ありでした。
もともと食べ応えを求めるバナナブレッドなので、いい食感に仕上がっていると思います。
焼きたては、ふんわりとした食感とバナナの強い甘みが効いているので、朝食にはぴったりですが、寝かせるとさらに甘さがマイルドになって、クルミのコクが効いてきて、ワインのおつまみに良くなってきます。
夕食前のウェイティングにワインと共につまむのもお洒落でいいですね。
このバナナブレッドを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
バナナ・ブレッド(タイプUL) by PCWP
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我が家ではこれらのレシピを"究極シリーズ"と名づけていて、このシリーズを参考に作ってみることが増えてきました。
究極シリーズは、アメリカでの定番レシピの改訂版で、御用達書でもともと改良したレシピがすでに載せられていて、それはそれで結構おいしくできているのですが、さらに改定を加えて、"究極"と名づけている模様。
前回は"シナモン・バンズ"を試してみましたが、究極とはいかないまでもなかなかおいしかったので、今回は"バナナブレッド"を試してみました。
バナナ・ブレッドは以前にもいくつかのタイプを試していて、私的には最も試作の多い料理かもしれません。
今回のレシピはいかにバナナフレーバーを高めるかを重点においたレシピで、バナナ含有量が高いのが特徴です。手法が面白いので参考にして、バターや砂糖などの量は調整しつつ作ってみました。
バナナ含有量を高めるため、バナナ下準備から。
いきなりこのレシピのポイントとなる部分なのですが、バナナブレッドの風味を高める最良の方法はバナナの量を増やすこと。
単に量を倍増するのは物理的に可能ですが、ケーキの仕上がりがべたついていまうことに。
バナナは水分の多いものというイメージはないのですが、量が入るとなると、バナナと言えども水分量の影響は出てきます。
ということで、今回のレシピではバナナを加熱して水分をバナナから一旦切り離し、濃縮して加えるという手法をとっています。なかなか画期的。
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良く熟したバナナの皮を剥いて、ボウルに入れて蓋をして電子レンジで2分ほど加熱します。加熱当初はそれほど水分が出てきませんが、ざるに移して数分置いておくと、どんどん水分が出てきます。
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ザルに出てきた水分を器で受けて、貯めておき、バナナの荒熱が取れたら、マッシュして、ボウルに移しておきます。
意外にバナナも水分があるんですね。驚きです。
今までと同様、バナナブレッドに使うバナナは超完熟物であることがお勧め。
多少黒い斑点がある程度ではなく、かなり真っ黒系のバナナが最適です。完熟したバナナを冷凍して貯めておくという手法も使え、冷凍ものを使う場合は、解凍時に水分が出てくるため、電子レンジ加熱は不要とのこと。
今回はストックもないため、超完熟までとはいかないまでも、そこそこ完熟したものを使ってみました。
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バナナから出た水分を鍋に移し、弱火にかけて半量程度まで煮詰めます。
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煮詰まったら、マッシュしたバナナに加えておきます。
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さらに卵、三温糖、溶かしバターを加え全体を良く混ぜます。
バナナブレッドのレシピでは、油分は植物油を加えることが多いのですが、今回は風味をコクするため、バターを使用。
今までのレシピでは必ず加えていたヨーグルトは加えず、その分をバナナで補う形になっています。
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別ボウルに強力粉、薄力粉、重曹、塩を加え、混ぜ合わせておきます。
今回はベーキングパウダーを使わず、重曹のみで膨らませるクラシック仕様。
小麦粉は強力粉と薄力粉を1:1にしました。
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粉混合物をバナナ混合物に加えて、ゴムベラでサックリと混ぜ合わせます。
水分量は少なめなので、生地は結構固め。流れるような生地ではなく、ぽったりとした感じになりました。
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少し粉残りがある程度に混ぜ合わせ、クルミを加えて軽く混ぜて生地は完成。
現在、レシピブログの「カリフォルニアくるみ」レシピコンテスト参加中で、先日もらったカルフォルニア産のクルミをたっぷりと混ぜ込みました。
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パウンド型にオーブン紙を敷きこんで、生地を入れて、ゴムベラで全体に延ばし広げます。
今回のレシピでは、生地の表面にもバナナ・トッピングをして、さらに風味を高めます。徹底的にバナナを増量していますね。
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バナナを斜め薄切りにして、型に入れた生地の表面の両サイドに重ねながら屋根のように並べます。最後に砂糖を少量振り掛けてオーブンへ。
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170度に予熱したオーブンに入れて、25分間焼きました。
重曹だけで焼いたので、劇的な膨らみにはならないものの、中央部が多少盛り上がって、こんがりと焼きあがりました。
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竹串で一応焼きあがりをチェックして、型ごと荒熱をとり、型から出して、オーブンペーパーをはがして、完全に冷まします。
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本来は1日程度寝かせてから食べるとおいしさが増すのですが、朝食用に焼いたために、荒熱が取れたらすぐに切り分けて食卓へ。
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御用達書のレシピよりさらにバターと砂糖の量を減らして、ライトにしあげてあるのですが、それでもバナナたっぷりのため、甘さは充分。
ヨーグルトの酸味がない分、バナナの甘みと風味が強調され、ナッツでコクを補い、おいしい。でもバナナ臭くなない程度のバナナ風味なので、しつこくないのがいいですね。
重曹だけで膨らませてあるので、蒸しパン的な食感ですが、重すぎるということも詰まりすぎていることもなく、切った断面もふんわり感ありでした。
もともと食べ応えを求めるバナナブレッドなので、いい食感に仕上がっていると思います。
焼きたては、ふんわりとした食感とバナナの強い甘みが効いているので、朝食にはぴったりですが、寝かせるとさらに甘さがマイルドになって、クルミのコクが効いてきて、ワインのおつまみに良くなってきます。
夕食前のウェイティングにワインと共につまむのもお洒落でいいですね。
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