Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

チキン・ビリヤニ。

2010-03-20 17:07:33 | 料理
前回の夕食献立の続き。
2品目もインド料理の"ビリヤニ"を作ってみました。こちらは御用達書を参考。
"ビリヤニ"はインド版「チキン アンド ライス」でいわゆる鶏の炊き込みご飯。
ひとつの鍋で作れる一皿料理なので、アメリカでも人気の家庭料理なのですが、インド版はやや手間がかかるようです。それを御用達書はできるだけ単純化したようでさらに我が家風に手持ちの材料を駆使して作ってみることに。

インド版なのでやはりスパイシーなレシピなのですが、1品目のドーサがカレー味なので、ビリヤニは辛味はつけず、ほんのり甘い系に仕立てました。

まず鶏肉を大きめにぶつ切りにし、塩、コショウでもみこんで下味をつけます。御用達書では骨付きもも肉を使うのですが、今回は買い置きしてあった胸肉を使用。

鍋に油を加え、鶏肉の表面を軽く焼き付けます。胸肉なので火の通り過ぎないよう要注意です。

鶏に焼き色がついた時点で、香味野菜を加え炒めます。
今回の香味野菜はにんにくと玉ねぎの代用としてにんにくの芽と白しめじを使いました。にんにくと玉ねぎはドーサの方で使ってしまったので二度使い禁止法により代用することに。

軽く全体に火が通ったら塩で軽く味をつけ、取り出しておきます。

空いた鍋に水を加え、洗った米を加えて5分間茹でるように加熱します。

茹でた米をザルにあけて煮汁と分けておきます。

茹でた米にサフランとレーズン、しょうが、シナモン、クミンを加え混ぜ合わせます。

鍋に香辛料混ぜた米の半量を敷き詰め、米の上に炒めた香味野菜の半量を広げ、その上にさらに焼いた鶏肉をのせ、コリアンダーを振り掛けます。

鶏肉の上に残りの炒めた香味野菜を散らし、残りの米で表面を覆うように重ね、最後に残しておいた煮汁と水をかけて蓋をして、再加熱します。
今回の加熱は炊き込み用の水が少ないので、ちょっと心配になりましたが、一度米には軽く火を通しているし、蒸すように10分程度炊いてみました。米と鶏肉に火が通ったら火から下ろしてO.K.。そのまま蓋をして少々蒸らし、盛り付けます。

一度米だけを茹でて、具材と混ぜて炊き込む、"二度炊き"にする理由は鶏肉との加熱時間の差。米の加熱時間が鶏肉よりも長く必要なため、最初から同時に炊き込むと鶏肉を加熱しすぎて固く、パサついて仕上がってしまうからとのこと。特に今回は胸肉を使ったのでさらに時間差ができてしまうので、二度炊きにした方がいいようです。

盛り付けの際は、鍋から鶏肉を掘り出して、軽く米全体をほぐし、米を盛り付けて、その上に鶏肉を乗せます。

最後に定番のヨーグルトを添えて完成。

味の方は、御用達書のレシピにはあったハラペーニョなどの辛味系は加えてないので、レーズンの甘さがほんのり利いたやさしい味。風味はしょうがやクミンが入っているので複雑なエスニック調。カレー風味とはちょっと違っていて、どちらかというとさわやかな風味でした。ヨーグルトを添えることでさわやかな酸味も加わり、さらに食べやすくなりました。思ったより薄味で、胸肉を使っているのでかなりあっさりとした仕上がりになりました。インド料理独特の油っぽさがなくて、我が家にはちょうどいいかも。

サフランの色が思ったより出なかったのでターメリックで色づけした方がよかったかも。
風味もクミンやしょうがの方が前に出ている感じでサフランはあまり利いていない感じでした。米はもちろん日本米の短粒種なので、こういう料理にはバスティマライスなどの長粒種米がぱらっとしていておいしいかも。一度長粒種米を買ってきてもう一度作って味の差を確かめてみたいですね。

香辛料を多種使うのがインド料理の特徴で組み合わせと味、風味への寄与は勉強になりますね。
食べたこと、見たことのないインド料理はまだまだありそうなので、レシピを発掘して作って試食してみたいです。

この日の献立は、ジャガイモとヒヨコ豆のドーサ、チキン・ビリヤニ、パパイヤ・ラッシーでした。

このビリヤニを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon チキン・ビリヤニ。 by PCWP
上記レシピは今回の試作により改定しているため、材料・作り方が多少異なります。



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