Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ペパロニ・パンピザ。

2009-02-03 15:55:21 | 料理
今週はダンナさんのお弁当なしウィーク。
よって朝からご飯を炊きださなくてはよいので、パン食系朝食にしやすい1週間となります。よって例のごとく、普段は日曜しかトライできないような粉モノ修行をすることに。

今回は、御用達料理洋書のネットTVから発掘した“パンピザ"です。日本でパンピザと言えば、パン屋さんで売られているパン生地にチーズやハムをのせた総菜パンを想像するのですが、アメリカでは日本語の意味の“パン”は“ブレッド”になり、ここでの"パン"は"焼き型"という意味。つまり型にいれて焼く"ディープデッシュ・ピザ"的なもののことになります。

こういうちょっとした意味の違いがかなりの誤解が生じやすいですね。いわゆる"まぎらわしい"状態。カタカナ日本語は英語かと思いきやそうでないこともしばしばなので洋書などを読むときは要注意です。まあ、かえって日本語英語かどうか知る良い機会なのですが。。。

ディープディッシュピザは、シカゴの郷土料理(?)みたいなもので名物です。シカゴに行った時に食べたディープデッシュピザは確かにおいしかったです。日本ではクラストは薄い"イタリアンタイプ"が好まれますが、アメリカンピザは基本的にクラストが分厚いのが特徴です。とくにシカゴピザはアメリカンピザの中でもクラスとが分厚く、ピザの75%が生地部分になるとか。またカサ高いです。ケーキ型のような深皿に入れて大きなキッシュ状態のピザ焼きあげます。型ごと出てくるのもこのピザの特徴ですね。

今回のパンピザはケーキ型に入れて焼くのはシカゴスタイルですが、ディープデッシュほどかさ高くはなく、ディープデッシュピザの生地にはフォカッチャ生地と同様ジャガイモが入るのが特徴なのですが、今回はジャガイモはなしの日本のピザパンと同様のパン生地的レシピでした。

まずは生地作りから。スタンドミキサーに強力粉、塩、ドライイーストを加えて軽く混ぜておきます。解説によれば、この生地にはパン専用小麦粉は、生地が固くなりすぎて不向きとのこと。また薄力粉も軽すぎるのでN.G.。中力粉あたりが最適なのですが、今回は国産強力粉のみで作ってみることにしました。国産強力粉は品種にもよりますが、基本的には一般に売られている外国産強力粉よりかなり力が弱く中力粉的ですので。

計量カップに温めた牛乳、砂糖、油を加えて混ぜ合わせておきます。オリジナルでは無脂肪牛乳を推奨し、油分はオリーブ油を加えていました。今回は低脂肪乳を使用。

スタンドミキサーを低速で動かしながら、牛乳液を少しずつ加えて捏ね始めます。液を入れ終わったら中速にして5分ほど捏ねます。

生地がひとまとまりになって、表面がつるんとしてきたら捏ね上がり。ミキサーボウルから取り出してボール状にまとめなおし、油を塗ったボウルに入れて蓋をして一晩冷蔵庫で一次発酵させました。
オリジナルでは暖かい場所で2倍に膨れるまで約30分間の発酵となっていますが、朝食用にピザを焼きあげたいので今回は冷蔵発酵法を用いました。

翌朝に寝かせた生地をまな板の上に取り出して、包丁で2分割し丸めなおします。それぞれを直径10cm大程度まで麺棒で延ばし、さらにピザ屋でよく見かける拳骨の上に生地を載せてごそごそ回しながら生地の重みで中央部から引っ張るように手で延ばして15cm径の型の大きさまで伸ばします。中央部をやや薄めにして、淵はやや厚めにする方がトッピングが載せやすく焼き上がりがきれいですね。

油を塗った型に生地を入れて、型底いっぱいに手でやさしく押し広げます。布きんかラップをして温かい場所に20分間おき、二次発酵させます。生地はやや膨らむ程度で普通のパン生地ほど発酵させません。

その間にトッピングの準備。今回はペパロニソーセージを使った本格ピザ。ちょうどクリスマス商品の季節落ち商品なのか異常な特売で本格ペパロニが売っていたのでゲットしてきました。これがこのレシピを試すきっかけとなったのですが。。。

ペパロニは生のまま使ってもいいのですが、オリジナルが推奨する油抜きをしてみることに。ペーパータオルの間にペパロニソーセージをはさみ込み、電子レンジで20秒加熱。すると、ペパロニの油が温められて溶けだし、脂抜きができるというもの。TVでみたように、かなりの油がとれました。ペパロニもやや縮みますが、カリカリにはなっていないのでいい感じです。

次はトマトソース。市販のものを使ってもいいのですが、わざわざ添加物いっぱいのもの買わなくてもよく、簡単に手短なもので作ってみました。

ボウルにトマトピュレとケチャップを同量混ぜ合わせ、塩コショウで好みの味に調整するだけで完成。
オリジナルではにんにくを炒めてトマトの水煮缶(角切りタイプ)を入れて少し煮詰めたものをトマトソースとしていました。
どちらでも簡単で味もよいです。

オリジナルはペパロニとチーズとトマトソースだけのシンプルトッピングですが、我が家的にはマッシュルームと玉ねぎの薄切りを追加しました。

二次発酵させた生地にトマトソースを広げます。淵1cm部分はトマトソースを塗らないように。

玉ねぎとマッシュルームをトッピングしてチーズとペパロニを載せて200度に予熱したオーブンで10分間焼きました。

今回は逆のトッピングになりましたが、チーズの上にペパロニをのせるのが正解のようですね。チーズが上だとペパロニがきれいに見えないので。。。
型を使うのでまんまるにきれいに焼けました。

味はほぼピザパンですが、クラストはパン生地ほど分厚くなく、少しカリッとして軽い感じ。厚みは普通のピザよりはあるので食べ応えがあり、焼きたてもあってなかなか美味でした。
もう少しクラストを厚くした方が生地のもちっとした食感がでて、私好みかも。次回はもう少しヘビーなクラストで試してみたいですね。

今度はジャガイモ入り生地で本格ディープデッシュピザを作ってみようと思います。

このピザを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon ペパロニ・パンピザ。 by PCWP


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