キッチンエイド構想。

先日、Pさんに作ったベジマフィンが意外に好評でした。
メールで作り方を聞かれ、レシピを教えてあげました。
私的には、バターも卵も使っていないので、普通のマフィンに比べるとマフィン特有のどっしり感がなく、物足りない感じだったのですが、普段から市販のベジマフィンを食べている彼女は私のマフィンの方が味が良かったらしく、自分で作ってみたいとのことでした。

英語でのレシピ作成は2回目で、前回はクラスメイトのJさんに「太鼓焼き」のレシピを渡して以来ですね。
今回のマフィンも粉と砂糖、油、水を混ぜるだけのたいしたレシピではないのですが、英文となるとそれでも時間はかかりました。
レシピを作成してメールすると、すぐに質問のメールが帰ってきました。牛乳のかわりに水を使ったのですが、「りんごジュースと豆乳で作ればなお良し」と書くと、「牛乳を使ってはだめなのか？」とか小麦粉と書いたのですが、「小麦粉はどの種類か？」とか「ベーキングカップはどこで買えるか」などかなり突っ込んだ質問。
彼女はベジタリアンなので、私的には牛乳、バター類は使えないと思っていたので、牛乳の代わりに豆乳と書いたのですが、逆の答えが返ってきてちょっとびっくり。ベーキングカップもお菓子を作ったことがあるなら、カップが何でもいいこと、通常アルミカップを使うことと思っていたのですが、そういうところが意外に伝わらないようですね。
こちらでお菓子を作っていると色々なことに応用力が出てきて、普通のレシピを勝手にアレンジしてしまっているのかもしれませんね。素朴な疑問を感じる前に別方法をひねり出してしまうのも問題がありますね。人に料理を教えるということはこういうことも気をつけなければならないことが勉強になりました。

お菓子や料理を作って食べてもらう際、確かに「おいしい」といってもらうのも嬉しいのですが、実際に「レシピを知りたい」とか「作り方を習いたい」と言われる方がより嬉しく感じる今日このごろです。「実際に作ってみたけど。。。。」という質問や答えは最上級ですね。
Pさんもこの週末にマフィンを作る予定らしいので、うまく作れるといいのですが。。。。

ここ最近、私的関心ごとは「キッチンエイド」。つまりミキシングマシーンです。「キッチンエイド」は会社名なのですが、日本で「キッチンエイド」と言えばほとんど赤いミキシングマシーンを想像するのではないでしょうか。今まで気にしたこともなかったのですが、こちらに来て、テレビ、本などの料理レシピも実演もたいてい機械仕込で紹介されているせいか、急に気になり始めました。

大量仕込みにも影響しているのかもしれませんが、ベーキングに関してはパーティ好きなアメリカの特性もあるせいかレシピも道具もいっぱいです。料理道具は日本よりも数段進んでいて常に勉強になり、刺激がいっぱいです。
もし、こちらに住むのであれば、即ミキシングマシーンを購入したいところです。もちろん日本でも最近目にするようになってきて、購入する人も出てきているようですが、なん値段が高い。ちょっと料理をかじる程度では手を出せない値段ですね。こちらではクリスマスシーズンに突入したせいか、百貨店系なのでに行くと、大量に並んでいるのを目にします。値段もアメリカの調理家電としては高めの値段設定ですが、それでも日本の5分の1くらいのものもあり、上位機種でも半額以下。日本では「キッチンエイド」社の中位機種以上はたいてい10万円を超えてきますが、こちらでは3万円くらいから購入できそうです。

ただアメリカ仕込の機械ですので、重くて大きい。ネットで価格や使い勝手をこの1週間ずっと調べていますが、パンやお菓子、セイボリーを手作りで賄おうと思えば買ったほうが有利かなと考えています。
現況ぐらいギフト菓子を作るのであれば、日本でも即購入となるのですが、帰国後はどうなるやら。
帰国の際にこれを担いで買えるのが一番有望な手段ですね。まだ時間はあるのでじっくり考えますが・・・。

色々調べていると、舶来ものの道具やware類は優れているのですが、日本で買うと値段が以上に高い。今までその値段が妥当かと思っていたものもありますが、こちらではかなり安く売られていることが実際に店に行くとわかってきました。アメリカの3倍4倍は当たり前の日本の価格設定で驚きの毎日です。
こちらにいる間に調理・製菓道具をちょっとずつ集めて持って帰ろうと画策しています。

昨日の献立は、カジキの煮付け、ジャガイモと玉ねぎの味噌汁、焼き豆腐のアボガドソース仕立、小田巻蒸しでした。こちらのカジキはかなりぱさぱさ。煮付けたせいか煮汁の吸わないスポンジのような味でした。
煮付けにするより、ソテーかフライなど油攻撃が有効な魚でした。