かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今更「鎖国」はなかったと言われても、にわかには納得し難いです。

2017-02-14 20:19:04 | Weblog
 今日の最低気温は−2.1℃(1:41)、最高気温は8.6℃でした。昨日と同じく、未明に最低を記録した後明け方にかけて徐々に気温が上がっていくというパターンでした。日本海側から流れ込んでくる雲が結構多く、朝の冷え込みが緩和されていたようです。昼間はまたアメダスには記録されない雨がパラパラっときて、帰宅の頃には地面がしっとり濡れていました。明日は久しぶりにすっきり晴れて気持ちのよい冬晴れの一日が予報されています。その分花粉も心配になってきますが、寒くてはっきりしないよりはマシかもしれません。

 さて、文部科学省が今日公表した学習指導要領の改定案、小中学校の社会科で「鎖国」が無くなり、「幕府の対外政策」に、「聖徳太子」は「厩戸王」に改められるのだそうです。鎖国については、長崎の出島の他、薩摩藩や対馬、松前でも外交と貿易が行われており、完全に国を閉ざしていたわけではないので改めるとしています。
 まあ聖徳太子は判らないでもありませんが、鎖国はやっぱり鎖国なのでは? という気がします。うちのご先祖様は薩摩藩公認で海外との密貿易に携わっていた商人ですが、薩摩藩が公認していたからと言って当時の我が国の代表政府といえる幕府や朝廷が、それを認めていたわけではないでしょう。鎖国で国が閉ざされていたがゆえに密貿易をやったわけで、そうでなければ朱印状か何かもらって堂々とまっとうな商いをしていたんじゃないかと思います。
 津島や松前の状況はよく知りませんが、少なくとも幕府が諸外国との往来を公認していたのでない限り、実態として鎖国していた、で良いと思うのですが、かえってそれら諸藩の海外との交易や交流の実態や国内での捉えられ方が判りにくくなるんじゃないでしょうか。
 長崎の出島だけでも公認していたのだから鎖国ではない、といわれた方がまだしも納得がいきます。

コメント
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