いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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敗訴は織り込み済みでは?(笑)

2007年12月23日 11時04分20秒 | 法関係
ちょっとした注目を集めている判決ですが、所期の目的は達せられたのではなかろうかとも思ったりしております。

はてなブックマーク - JR全面禁煙「生存に重大な影響なし」 東京地裁 - MSN産経ニュース


いや、引き受ける弁護士さんが現れなかったことから考えても、どう見ても「敗訴」というのがやる以前に判っていたのではないでしょうか。自己弁護みたいな形で裁判をおやりになられていたようですけれども、JR側の高給を食む顧問弁護士軍団が「チョロいぜ」ってな感じで一蹴する様が目に浮かぶようでございます。
哀れなり、猫猫先生。
私のような「禁煙できそうでできない」喫煙派としては、同情を禁じえませんが、如何せん主張点といいますか、やり方に若干の問題が感じ取れたわけでして、違法性を認定させようとするのには余りに準備不足という感じが否めません。

これは今年3月に記事に書いた話ですので、裁判は結構期間がかかったのだな、と思われました。
コレ>公共交通機関の禁煙措置は違法か?


元記事も、見てみましょう。
JR全面禁煙「生存に重大な影響なし」 東京地裁 - MSN産経ニュース

佐久間裁判長は「禁煙で受ける不利益は、電車に乗ることに支障を感じることだが、それは生存に重大な影響を持つものではない。禁煙措置は社会的に容認されており、不利益が我慢の限度を超えるとはいえない」と判断した。JR東日本は今年3月から、寝台列車などの一部を除き、新幹線や特急を全面禁煙とした。同社によると、この措置をめぐって起こされた訴訟は初めて。小谷野さんは、法の下の平等に反するとも訴えたが、判決は「社会情勢も踏まえ、段階的に実施した措置で、ホームに喫煙ルームも設置している。喫煙者と禁煙者を不合理に差別するものとはいえない」と退けた。

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予想されたとはいえ、完敗ということでしょうか。
・不利益が我慢の限度を超えるとはいえない
・喫煙者と禁煙者を不合理に差別するものとはいえない
以上、終わり。
裁判の話としては特にコメントもないのですが、一連の周囲の反応をみたりすると、「喫煙派への強い風当たり」があったりして、これはこれで逆に同情を集めるネタに使えるかもしれませんね。

不当な権力によって俺たちは虐げられているんだー!
差別を受けなければならないような境地に追い込まれているんだー!
権利の主張さえも制限を受けなければならないほど差別されてるんだー!

というような感じで(笑)。
差別する側の多数派を「弱い立場である少数派が攻撃できる」という構図を作り出せたことは、一定の意義があったのかもしれないかな、と。


まあ世の中には、「1円訴訟」だったか「10円訴訟」みたいなものもあれば、「ハゲの床屋価格差別訴訟」だったかのようなこともあるので、様々な主張を繰り広げる人々はいつの時代にもおられるのだろうなあ、という感想を抱きました。




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