「検事の視点キングダム」と暖簾を架け替えた切込隊長氏ですが、最近の気になることは外交・国際関係なのだろうか、と推測してしまいます。一連の記事からの憶測に過ぎませんが。
切込隊長氏の記事(まだ「国連主導の国際貢献」とか言ってる議員が多いのか)にへTBしてみたが、案の定(あしたのジョー)無視されました(泣)。
この記事から、以下に抜粋してみます。
「イラク石油食糧交換プログラム国連不正疑惑というのは、国連が下手をすると中国以上に信用ならない組織であるということを白日の下に晒す物件であることを示しており、先日ヴォルカー調査でそのうち重要と思われるいくつかの項目について極めて重要な問題の調査結果を明らかにしているにもかかわらず、メディアはあまり熱心に取り上げない。」
「正確に言えば、彼らの言うとおりアメリカが信用ならないとしても、実際には国連はもっと信用ならないのだ。だが、信用ならないといっても共通の利害は成立しているので、特定のポイントで折り合いながら国際秩序を安定的にするための活動に寄与するというのが基本的な方針である必要はある。」
この記事に対して、私が読売新聞の国際面に掲載されていた記事を紹介し、思うところを記事に書いてTBしたのですが(国連の不正)、特に反応はありませんでした。
その後、切込隊長氏の記事(時事ニュース雑感)では、何とまたも外交関係の話題が取り上げられました。氏は日本と米・中・印の関係とかについて、「こうあってほしい」とか「こうしたら良いと思う」ということには一切触れていない。
そして、最後にこの記事(最近読んでて面白かった本2)が。
(ひょっとして、「マキアヴェッリ」ブームなのでしょうか。「ぷち総研」さん(左下のブックマーク欄にあります)の記事でも昨年12月14日(Object moved)に取り上げられています。「Tomorrow's Way」さんも記事中に取り上げたりしていますね)
この流れの中で思ったことは、外交関係が「気になる」のではないか?と思いました。しかし、実際の所、「特定のポイントで折り合いながら国際秩序を安定的にするための活動に寄与するというのが基本的な方針」とは言いつつも、国連の批判を立てた以上、例えば「常任理事国入りの作戦はヤメロ」とか「国連分担金をもっと減額しろ」といった、もっとはっきりとした政策を出して欲しかった。だって、結局日本は国連との関係をどうしたらいいのか、書いてないからわからないです。
中国も大いに気になるとういうことならば、なんかこう具体的なものを表明して欲しいと思います。含みがあり過ぎて、結局わからない。「民族主義に走ってみる」とか、「世界経済の中で縮小均衡路線でもいいから外部への依存を極力減らし独自路線」とか、「米国と徒党で対抗」とか、何かの答えが欲しいものです。
それらしきものは、以下の部分(先の「最近読んでて面白かった本2」から抜粋です)
過日、岡崎久彦氏の『繁栄と衰退と』を紹介したのですが、歴史的状況を解説されて自分のとこがどうかと想定するよりは、そのような状況になった場合どのようなことを周囲が感じ、行動をするのかというシナリオの幅を持たせるほうが、決め打ちで「こうなるだろう」と判断するより望ましそうである、というのとほぼ同義だろうと。
およそ、私の理解では、「自ら積極的に選択しない」というような感じで受け取れるのですが。周囲が考えることを幾つか「予測」して、それに合わせなさいということのようです。
で、結局国連との関係は、どうしていくのでしょう。
不透明な、米国より信用ならない、下手すると中国以下の、国連とは距離をとれ、ということなのでしょうか。
切込隊長氏の記事(まだ「国連主導の国際貢献」とか言ってる議員が多いのか)にへTBしてみたが、案の定(あしたのジョー)無視されました(泣)。
この記事から、以下に抜粋してみます。
「イラク石油食糧交換プログラム国連不正疑惑というのは、国連が下手をすると中国以上に信用ならない組織であるということを白日の下に晒す物件であることを示しており、先日ヴォルカー調査でそのうち重要と思われるいくつかの項目について極めて重要な問題の調査結果を明らかにしているにもかかわらず、メディアはあまり熱心に取り上げない。」
「正確に言えば、彼らの言うとおりアメリカが信用ならないとしても、実際には国連はもっと信用ならないのだ。だが、信用ならないといっても共通の利害は成立しているので、特定のポイントで折り合いながら国際秩序を安定的にするための活動に寄与するというのが基本的な方針である必要はある。」
この記事に対して、私が読売新聞の国際面に掲載されていた記事を紹介し、思うところを記事に書いてTBしたのですが(国連の不正)、特に反応はありませんでした。
その後、切込隊長氏の記事(時事ニュース雑感)では、何とまたも外交関係の話題が取り上げられました。氏は日本と米・中・印の関係とかについて、「こうあってほしい」とか「こうしたら良いと思う」ということには一切触れていない。
そして、最後にこの記事(最近読んでて面白かった本2)が。
(ひょっとして、「マキアヴェッリ」ブームなのでしょうか。「ぷち総研」さん(左下のブックマーク欄にあります)の記事でも昨年12月14日(Object moved)に取り上げられています。「Tomorrow's Way」さんも記事中に取り上げたりしていますね)
この流れの中で思ったことは、外交関係が「気になる」のではないか?と思いました。しかし、実際の所、「特定のポイントで折り合いながら国際秩序を安定的にするための活動に寄与するというのが基本的な方針」とは言いつつも、国連の批判を立てた以上、例えば「常任理事国入りの作戦はヤメロ」とか「国連分担金をもっと減額しろ」といった、もっとはっきりとした政策を出して欲しかった。だって、結局日本は国連との関係をどうしたらいいのか、書いてないからわからないです。
中国も大いに気になるとういうことならば、なんかこう具体的なものを表明して欲しいと思います。含みがあり過ぎて、結局わからない。「民族主義に走ってみる」とか、「世界経済の中で縮小均衡路線でもいいから外部への依存を極力減らし独自路線」とか、「米国と徒党で対抗」とか、何かの答えが欲しいものです。
それらしきものは、以下の部分(先の「最近読んでて面白かった本2」から抜粋です)
過日、岡崎久彦氏の『繁栄と衰退と』を紹介したのですが、歴史的状況を解説されて自分のとこがどうかと想定するよりは、そのような状況になった場合どのようなことを周囲が感じ、行動をするのかというシナリオの幅を持たせるほうが、決め打ちで「こうなるだろう」と判断するより望ましそうである、というのとほぼ同義だろうと。
およそ、私の理解では、「自ら積極的に選択しない」というような感じで受け取れるのですが。周囲が考えることを幾つか「予測」して、それに合わせなさいということのようです。
で、結局国連との関係は、どうしていくのでしょう。
不透明な、米国より信用ならない、下手すると中国以下の、国連とは距離をとれ、ということなのでしょうか。
変な例ですが、ご近所での問題があっても、「町内会」という場があれば役立つのと同じかと思います。町内会の役員にはそれなりの人達が選ばれるので、常任理事国はそれと似ています。日本が国際社会で評価され、リーダーとなることが最も安全性を高める方法だろうと思います。
多少幻滅してしまいました。それまでは緒方貞子さんに代表されるような仕事に熱意と責任感を持った方々が日々難しい問題に取り組んでいるものとばかり思っていたのですがじっさいは裕福な生活をしているようですね。
日本が国連の常任理事国に入ろうとしていることに関してはどう思われていますか?
私は常任理事国に入ってくださいといわれるような活動をNGOなどをとうして行っていくことのほうが重要ではないかと考えていたのですが?それに常任理事国に入ればさらに多くの拠出金が求められてしまうのではと危惧しています。
過大評価というか、よく知らない事の方が多いと思っています。これは、情報公開が少なかったため(政府・外務省のアピールが少なかったとも言える)ではないかと思います。近年、国連内部での日本人職員の活躍や情報が色々と公開されるに至り、認識は変化していると思います。
今後の安全保障や世界経済の中での日本の占めるポジションを考えると、数年前から予測されていたように、「アジアの世紀」の双璧、中国・インドが重要地位を築いていくと思いますから、従来の「経済力」「ジャパンマネー」の日本から、政治力のある成熟国家へと移っていく必要があります。
その意味において国際関係・国連重視という立場をとらざるを得ないという側面があると思います。
例えば、国際経済などというような学科を専攻したとしますよね。経営学部の中では一番勉強が大変なのは会計学科になるのですが、会計ー>ファイナンスー>マーケテイングー>国際関係という順番で勉強する量が減って行きます。
同じような論理になりますが、国連も「国際」が付くので、世界の国をまとめる役割でもあるかのような過大な評価を日本人に限ってはしてしまうのではないかしら?