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強硬な規制反対派の英米が規制強化(笑)

2008年09月19日 15時46分16秒 | 経済関連
英米の記者やコラムニストたちに、この記事を送ろう。

彼らは、これまで散々文句並べてきたはずだ。
「規制は悪だ」
「市場を規制するな」
「市場原理に従え」

ところがどうだ?
自分の尻に火がついた途端に、これまでの主義主張をいとも簡単に放棄し、「空売り規制」を米英とも強化することを打ち出した。

私が日本市場で行われている「ルールに反する株価操作」というのを指摘した時、多くの人は妄想に駆られたバカが言ってるだけだと思ったろう。多分、今でもそう思われているだろう(笑)。何たって、パラノイアっぽい「精神年齢10歳」の男だからね。


彼らは、「アウェー」であれば、他所でどんな阿漕な手を使おうと、ルール違反の取引を行おうとお構いなしだった。そういうのを規制しようとすれば、「過剰な規制は市場原理に反する」とお題目のように、いつも文句を言ってきた。

ところが、「ホーム」が大ピンチに陥り、自分たちの損失を利用して大儲けしたい人間が現れることを極度に恐れ、規制強化を徹底するというわけだ。何とも滑稽な話ではないか。「空売りは市場安定の為の装置として機能する」と、英米の監督当局に誰も教えようとしないことが不思議でならない。

彼らの理屈によれば、他人の家でならばどんなに大暴れしようともOKだが、自分の家の中では止めてくれ、ということらしい。これが彼らの言っていた「市場原理」の正体だ。彼らがしつこく日本に文句を言い、常に反対してきたはずのことと全く同じことを、自分たちの家の中ではやる、ということが明らかにされた。彼らが信奉してきた「市場原理」とやらのウソが暴かれただけに過ぎない、ということだ。


さて、英米の記者たちは、自分の国の監督者たちが「どれほど悪い対策を用いる愚か者か」ということを徹底して糾弾することだろう。
彼らが真に賢明であったならば、このような事態には至ることなどなかったであろう。日本に文句を言い、説教している暇があったなら、欧米の愚かなハイエナたちをどうにかしておくべきであったろう。

彼らが日本に押し付けようとしていたのは、「自らが破綻する」ようなルールであり、生贄になって金を差し出す役、ということだ。今となっては、「狩人の役」だった自分たちが「生贄の役」になりそうなので、狩人がやりそうなことは「できないようにする」という、お得意の「自分に有利なルール変更」をしているのだ。

これが公平な競争?
これが市場原理なのか?
市場の淘汰はどこに行った?


そんなのはウソ。
自らが「設計したシステム」を過信した結果がこれなのだよ。
これは、あたかも設計主義者の盲信みたいなものなのだ。
金融システムを設計し、これを必ずうまく制御できると過信した罰だ。途中に設置すべき安全弁や、サーキットブレイカーや、フィードバック機構などに散々反対したのは、自分自身だ。闇雲に規制反対というのは、そういうのと同じことだ。
そんなにうまく制御できるほどには、正確に設計できてはいなかった、ということさ。

経済は「設計主義」ではうまくいかないんだろ?
なのに、何故そこまで自分たちの組み上げたシステムを過信できるのかね。そういうのを、「思い上がり」と言うのだよ。

とりあえず、懺悔室で反省して、後は祈れ。



まさしく「塹壕では無神論者ではいられない」(笑)、だな。




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