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日本国債を「アメリカが買い支える」の笑止

2013年02月01日 20時38分29秒 | 経済関連
投資詐欺紛いの連中というのは、害悪でしかないのに、どうして消えないのだろう。「制御不能の円安に突入」って、もし突入しなかったら、どうすんの?


>http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130131/243106/?P=5&nextArw

(一部引用)

国債利回りが3%程度に上昇した時に、明確な買い手を示すことができなければ市場は事態が収まったとは見ないので、日本政府は日本国債を買ってくれるところを探さざるを得なくなる。その時、日本が「日本の国債を買っていただけませんか」とお願いに行く先は、やはり米国になると思うんですね。

 米国は「分かった。同盟国である日本の窮地だ。ここは最大限協力しよう」と、恩を売る形で購入に応じてくれるでしょう。しかし、高齢化が進む日本では、その後の財政状況は当然のことながら容易には改善しない。その頃には対外債務国に転落しているわけで、米国が自らの財産を守るためにも、どこかの時点で日本に強制的な緊縮財政を強いてくることになる、というのが僕が想定する今後の展開です。

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日本からアメリカ様に向かって「日本国債を買っていただけませんか」とお願いする、と。
で、対外債務国になってしまった日本は破綻寸前となり、アメリカが日本に「お前ら節約しろよ」と緊縮財政を強いてくる、と。

オイオイ、どこの妄想世界からやってきたんですかな?
だったら、アメリカさまのクソ米国債を売ればいいじゃないの。超ラッキー!!日本の外貨準備の多くはドルだし1兆ドル以上持ってるから、ドル円が200円とかになっているなら、大儲けできるって寸法ですね!

輸出企業は、同じ海外売上と利益水準であっても、大儲け確定ですわな。10億ドルの利益だとして、これまでは80円時代なら800億円に過ぎなかったのが2000億円の利益を生み出すと。ナイスですね(死語?)。


本当に苦しいのは、アメリカ様なんじゃないですか?
米国債の買い手は6割が海外ですが、何か?
その上に、日本国債を買う余裕がアメリカ様のどこにあると?


笑わせるね。
こういう言い草が広まるのは、本当に厳しくピンチなのがアメリカ様の場合だけ。ギリシャ問題とかいう、どうでもいいボヤ程度で大騒ぎしていただろう?ああいうのも同じだよ。本当に破滅的危機なのは、アメリカ国債の消化だって言ってんの。


円防衛なんて考えなくてもいいよ。もしもドル円が200円とかになるなら、ドメスティックでやっていける、ということになる産業が大幅に増えるだろうから。輸入は減るだろう、価格要因で。小麦なんかも高値になるから、日本の米や果物の競争力が復活するし。

石油依存度を下げるべく、再生可能エネルギー投資も大幅に伸びることになるわな。だって、ガソリンが高いから。90年以降の日本の外貨準備が積み上がっていったのは、バブル崩壊過程にも関わらず増大したということだぞ?

そして、その間、着実に円高になってきたわけだよ。通貨価値は何倍にもなってしまったのだ、ということ。


メリケンのクソどもやグリード連中は、どうにかして日本を韓国みたいに「破産させてやろう」と算段をしてきて、幾度となく「国債破綻作戦」を仕掛けてきたじゃないの。

その度に、日本人は乗り越えてきたってわけだよ。多分、他の国なら乗り越えられないか内乱状態になってしまうとかかもしれんわな。だが、日本人は他国では耐えられないような試練を全て耐え切ってしまった、ってことなんだわ。その結果がデフレ20年と赤字国債800兆円という有様だったというわけ。

これに加担したのは、日本の経済界だろ。アメリカの手下となってわざと日本の経済環境を誤らせてきたわけだよ。どうしてそうなるかと言えば、クズどもが毎回出鱈目を教えてきたからだ。そういうヤツラの言い分を聞いてきて、結果として一般政府の資金需要だけが大幅マイナスとなったわけだ。家計は大きくマイナス方向となったのだから、大企業の資金を減らせばいいだけだろうに。


日本国債を買っていただけませんか、と真っ先にお願いするのは、日本国民に対して、だろ。この菊池真って人は、アメリカが買う場合に、どこからその資金を捻出するか言えるはずだろう。「アメリカが買う」場合の原資はどこに?連邦政府が買うのか?(笑)どこにそんな金があると?

それとも、アメリカ様の公的資金を投入された投資銀行等の金融機関か?そいつらの持ってる金はどこの誰の金かな?
LTCM破綻処理の時にだって、出鱈目をやって誤魔化してた連中が、どこかでドル紙幣でも適当に刷って、それで買うということかな?


ああ、そういうペテンならば、無からドルが作り出されるから、何だって購入できるわな。これまでやってきた手法の踏襲だね?そういうことなら、金を適当に作り出して、日本国債を買えるかもな。そうじゃないなら、どこに購入原資があるか言えるはずだろう。慢性的経常収支大幅赤字国(過去数十年ずっとそうだ)が、例えば(今まで以上に)「資本収支を大幅にプラスにする」とか、どうやってできると思う?
その金はどうやって生み出されると?(笑)
その時の、アメリカ様の経常収支はどうなっていると思うか?
仮に日本のロールオーバーが必要な150兆円の国債を買い入れるとして、その150兆円はどこから生み出されると?ドル円が200円まで暴落したとして、7500億ドルはどこから生じると?

国連分担金すらまともに払えてないくせに、どこにそんなカネがあると?笑うね。そんな余裕のカネがストックとしてあるなら、そもそも論として米国債に投資する人が大勢いるだろうに。すなわち外国人比率が下がる、ということだ。


●●ってのはいいなあ。何の考えもなく、どんなことでも言えて。


日本がユーロ危機に出資とか、IMFに出資とか、ミャンマー債権放棄3500億円で「世銀や開銀にプレゼント(=アメリカ様の懐に行くも同然)」とか、そういうのができるのは、外貨準備の殆どを「外貨で持ってるから」であろう。その外貨の在り処は基本的に「どこにあっても同じ意味合い」だからだ。
だが、アメリカ様のカネはそうじゃない。簡単には動かせないカネだ。しかも、何かの資産に化けてる(株式だの直接投資だの金塊wだの実物資産だの)から、他の用途にはそうそう振り向けることができないんだよ。日本みたいに、大した働きもなくカネを積んだまま置いておく、なんてことをしてないから、だ。


で、アメリカ様がストックを取り崩して、150兆円分の日本国債を買い支えるべく、円買いを行う、と。猛烈な円高がやってくるな(笑)。本当に、150兆円分も持ち株なんかを売ってまで、日本国債を買ったりすると思うか?


アメリカ様のグリードどもは、日本の国債売買を自由化しろ、と求め、格下げを続けてくれて、破綻のお膳立てをやったわけだが、いかんせん日本の借金積み上げが膨大過ぎて、外資の連中が持つカネで買える水準が「売り浴びせ」をやるには過少過ぎた、ということさ。もしも国債発行額がもっと少なくて、例えば200兆円くらいしかないと100兆円を買い込まれて、これを売り浴びせられていたなら、国債金利暴騰シナリオというのも可能だったかもしれない。だが、ヤツラが国債を買い進める速度以上に日本の発行額が増大してしまったので、全体に対する割合が少ないままで終わった、というわけだ。


財政赤字が解消できなかったお陰で、外資連中の国債売り攻撃を回避できた、という皮肉な結果だったのかもしれんわな。発行額が少ないと違ったかもしれない。計画を練った時代が200兆円か300兆円くらいしか借金がなかったので、当時にはまさか日本が「1000兆円」もの借金を積み上げられる、なんてことは想定できなかった(大抵の場合、そんな水準の負債だと国家破綻レベルだろうとしか想像できなかった)のだろう。確かにそうだわ。殆どの場合、倒れてしまう。


まあ、日本は色んな意味で不思議な国だった、ということかな(笑)。




ペテン師か?藤巻健史の出鱈目

2013年02月01日 20時36分18秒 | おかしいぞ
懲りない人だな。

>http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MGL71J6JTSEE01.html

『今年中にガラガラポン』、ってどういう状態?
適当に言っておけば、後から誤魔化せると考えているということだろうね。

経済の解説や説明で、「年内にはガラガラポンになる可能性もある」と言う場合、それを聞いた人はどう判断すればいいのかね?こんなことを平気で言い、タイトルにも使われるってのは、どういうレベルの連中なんですかな?

『ブルームバーグ・データによると、資金を円で調達し、こうした通貨へ投資していた場合、昨年6月15日から今年1月14日までに平均で年率32%のリターン(収益率)となる。』
これも、都合のいい部分だけ取り出しているだけじゃないの。

2005年に株式投資に資産の3割を投入せよ、と主張していた人は現時点でも大幅に損失を食らっているが、ここ1カ月くらいの上昇で「○月頃から投資している場合には△%の利益が出ている」みたいなことを言うのと同じ。


藤巻は、そもそもずっと以前からドル高を言ってきただろうに。
『藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門』
が出されたのは06年3月らしいぞ。内容は05年11月くらいの時点でのものなんだそうだ。


>http://books.rakuten.co.jp/rb/%E8%97%A4%E5%B7%BB%E5%81%A5%E5%8F%B2%E3%81%AE5%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E3%81%AB%E3%81%8A%E9%87%91%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%B3%87%E7%94%A3%E9%81%8B%E7%94%A8%E3%80%8D%E5%85%A5%E9%96%80-%E8%97%A4%E5%B7%BB%E5%81%A5%E5%8F%B2-9784334974978/item/3998290/



で、前から言ってるように、1ドル200円だと言っていたわけだから、06年1月~3月くらいの時点で藤巻の言う通りに外貨に投資していた場合には、主にドルとユーロで大幅な損失を蒙っていたであろう。その時期、ドル円は115~120円くらいだったので、118円平均で買ってたとしても約26円の為替損を食らうわけだ。財務省の愚か者どもと大体同じ水準だな。ユーロなんて、もっと悲惨かもしれんな。

つまり、5年後には大幅に資産運用失敗で損失を食らっていた、ということだ。
今の時点でも、まだマイナスだろうな。
お金持ちになるどころか、大損失じゃないの。


で、200円と言ってたドル円は、今年は300円や400円と大幅に円安水準を引き上げた、と。
恐らく、藤巻自身がドルやユーロなどの外貨に投資をしたはずなので、その損失を取り返すべく日本人に「円は破綻するから、ドルを買え」と唆している、というのと何が違うのだろう?財務省の愚か者どもが為替損を膨大にしてしまったので、円売りをしたいというのと同じ理屈だ。



これは競馬の予想詐欺みたいなのと、どう違うのでしょうか?
世間を混乱に陥れるような風説の流布みたいな行為は、どうして許されるのでしょうか?悪質デマを撒布しているのと変わらないのでは?


出鱈目な藤巻健史を有難がる人たちの気が知れない。
2000年代に入って以降、こいつはほぼウソを言い続けてきたのと同じではないですかな。当たったためしがない、ということだわな。


こういうのを、普通はウソツキ、と呼ぶでしょう。