いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

日ハム、やっぱシリーズ進出一番乗り~

2009年10月24日 18時20分37秒 | いいことないかな
おめでとう。
そして、有難う。

久は、リーグ優勝を決めた時、マウンド上にいることができなかった(延長12回サヨナラだった)から、きっと悔しい思いをしていたんじゃないかな、と思う。

でも、今日はマウンドで優勝を迎えることができて、本当に良かったね。
久がいなければ、今年の安定した成績は難しかったかもしれない。
やはり、抑えがしっかりしていないと、かなり厳しいよね。

西武なんかは、抑え不在の苦しみをモロに受けたんじゃないかな、と思っていたもの。


楽天は粘りを見せてくれたけれど、力尽きたって感じだよね。
アウェー続きの苦しみが重く圧し掛かったかな?

けど、特徴はハッキリしていて、昨日のようなマー君の試合を連続でモノにできていけば勝ちのチャンスがやってくるだろうけど、それも難しい面はあるから。

この4試合は、6回までに楽天が失った点は1戦目から順に、1、1、1、4、と先発がかなり頑張った、ということは判るんですよね。特に3本柱はその働きを存分に見せたわけですよ。

けれど、7回以降の失点は、同じく8、2、1、5、ということで、あまりに差があり過ぎる、ということなんですね。16失点ですから。

ハムは、7回以降の失点が、5、0、0、1、で、6失点、初戦の実戦登板不足を考えれば割り引けるとして(笑)、2戦目以降にも安定して抑えていることが判るのです。先発は楽天に比べると若干悪いですが、3、1、3、3、の合計10点ですので、そこそこの数字を残しています。


結局、楽天投手陣でまずまず使えそう、というコマがやや足りず、どうしても岩隈、田中、永井の先発陣3人と、抑えの福盛、この4人が大車輪で頑張るしかないというチーム事情が割と厳しい、ということだろうと思いますね。

いい先発投手がそれなりに揃っていても、その人たちだけで試合に勝てるというほど野球は甘くない、ということでしょうかね。逆にいえば、そういうチームの力が大事なんだ、という方が楽しいですよね。
単なる個の力にだけ頼っていても勝てない、ということなんですから。単品性能に劣るとしても、力を合わせることができれば、互いが補えるということなんですよ。


今日の最後は、岩隈が力尽きた、という感じでしたね。
人の子なんですよ、岩隈も。ちょっと可哀想だった。


明日の試合を待っていた人たちもいたであろうから、ちょっぴり残念かもしれないけど(笑)、素晴らしい試合を有難う、ということで、次は日本シリーズに向けて気合を入れなおす、と。


おめでとー!



混迷するJAL問題~前原大臣の”逆噴射”

2009年10月24日 13時18分28秒 | 政治って?
公表されたタスクフォースの基本方針は、その後どうなったのか?
タスクフォースのダッチロール状態は続いているようだ。企業年金の強制減額法制化を目指す、とか、一体全体何を言ってるのかな、とは思いますわな。


発端は、前原大臣の逆噴射全開の発言やタスクフォース設置だ。
ダイヤモンド誌の町田徹氏の記事にあったように、乗り込んでいった人員が膨大になり、あっちこっちの人脈なのか何なのか判らないけれども、100人規模の大所帯になったのだそうだ。タスクフォースの名を借りた「10億円のタカリ」ではないか、と見えなくもないわけである。前原大臣の連れてきた「専門家たち」は、どういった権限行使を許されているのか定かではないにも関わらず、勝手に命令したり調べたりしていたようなのだ。


国土交通省大臣の持つ権限を発動するということなのであれば、それはすなわち行政指導ないし行政処分ということになるわけで、その法的根拠を明示するのは当然ではないかと思えるが、件のタスクフォースに関しては設置の根拠法明示もなければ日本航空側への権限行使の法的根拠の説明もないわけである。

例えば金融庁では、このようになっている。
株式会社みちのく銀行、株式会社きらやか銀行及び株式会社第三銀行に対する資本参加の決定について:金融庁

この例を選んだ他意はありませんが、判りやすそうかなと思ったもので。この中では、次のように書かれています。

『本日、金融機能の強化のための特別措置に関する法律第5条第1項の規定に基づき、株式会社みちのく銀行、株式会社きらやか銀行及び株式会社第三銀行に対して、資本参加の決定を行いましたので、同法第6条の規定に基づき、「経営強化計画」等を別添のとおり公表します。』

このように、行政が企業等に介入してゆくのであれば、その権限行使がどういった法に基づくものであるか明示するべきであるし、公的資金を出すということになれば経営計画とかにも関与することになるわけであるから、その根拠となる法についても明示が必要であろう。金融庁では、銀行であろうと、その他金融機関であろうと、ノンバンクや会計事務所であろうと、このような根拠法明示というのは行われていると思う。

ところが、JAL再建タスクフォースというのは、そういった法的根拠を明確にしている様子がないわけである。これは指摘した通りである。
何様のつもり?「JAL再生タスクフォース」(追記)


当方で調べてみたが、国土交通大臣が持つ権限として行使可能と思われるのは、航空法である(あくまで素人考えです)。

(報告徴収及び立入検査 )
第百三十四条  
国土交通大臣は、この法律の施行を確保するため必要があるときは、次に掲げる者に対し、航空機若しくは装備品の設計、製造、整備、改造若しくは検査、航空従事者の養成若しくは知識及び能力の判定、航空身体検査証明、空港等若しくは航空保安施設の工事、管理若しくは使用、航空機の使用、航空業務、航空運送事業、航空機使用事業又は航空運送代理店業に関し報告を求めることができる。
一  航空機又は装備品の設計、製造、整備、改造又は検査をする者
二  国土交通大臣の指定を受けた航空従事者の養成施設の設置者
三  指定航空身体検査医
四  空港等又は航空保安施設の設置者
五  航空従事者
六  航空運送事業又は航空機使用事業を経営する者
七  前号に掲げる者以外の者で航空機を使用するもの
八  航空運送代理店業を経営する者

2  国土交通大臣は、この法律の施行を確保するため必要があるときは、その職員に、前項各号に掲げる者の事務所、工場その他の事業場、空港等、航空保安施設を設置する場所、空港等若しくは航空保安施設の工事を行う場所、航空機の所在する場所又は航空機に立ち入つて、航空機、航空保安施設、帳簿、書類その他の物件を検査させ、又は関係者に質問させることができる。

(以下略)


国土交通省は航空運送事業(国内定期航空運送事業、国際航空運送事業)者等の許認可権を所管することにより、各事業者に対して行政指導や行政処分を行う権限を有していると考えられるわけである。最悪の場合、許認可取消処分ということもある、ということになるわけである。事業者が倒産したような場合であれば、登録抹消などになるのかもしれないが、法の規定のない部分についてまで国土交通大臣の権限は及びませんから。

で、第1項第6号規定にJALが該当するなら、大臣権限として立入検査(航空機、航空保安施設、帳簿、書類その他物件)でき、聞き取り調査(質問)してもいいですよ、ということですから。でも、大臣権限を代わって行使できるのは、「その職員」つまり、国土交通省職員のみに与えられた権限です。タスクフォースのメンバーが職員じゃないとすると、違法行為だわ。
勝手に他人の会社の帳簿を見たり調査できる権限なんて持ってないわけで。タスクフォースの指示を受けた会計士関係とか金融機関の連中なんかも、そう簡単に好き勝手な調査なんかできるわけがないのだ。JAL側が「是非やって下さい」という個別の契約でも締結しているなら別だろうけど。


もし国土交通省がJALに対して「航空法第134条第2項に基づき立入調査を実施します」ということなら、そのようにせよ、ということだな。ところが、タスクフォースにはそんな説明はなされていない。

報道発表資料:「JAL再生タスクフォース」の設置について - 国土交通省

これのどこを読んでも、根拠法の明示がない。

設置趣旨に

・日本航空の自主的な再建を確実に実現することを目的として、専門家集団により構成されるタスクフォースを設置し、その積極的な指導・助言のもと、日本航空の実態を厳しく客観的に把握し、従来のしがらみから自由で、抜本的な再生計画の迅速な策定と実行を主導することが望ましいと判断した。

とあるが、積極的な指導助言は大臣にすべきであって日航にはできないのではないのか?
厳しく客観的に把握するのも、国家公務員である職員が行うのであって、タスクフォースやそいつらのどこぞから引っ張ってきた連中ができることではない。日航側がそれぞれに「会計監査をお願いします」とか言って頼んだのであればいいかもしれんがのう。あるいは、取引先銀行が「経営実態を知りたいので帳簿を見せてくれませんか」ということは可能だわな。融資の際に締結している契約条項に基づき経営状態を知るというのは銀行側にある一般的条項だろうと思うので。

だが、タスクフォースの連中には、それら一切の権限はないはずである。連れてきた連中にも、ないのは当然だ。
要するに、勇み足ってやつでしょうよ。
水面下で、日航側が下準備を進めておく、というのなら、非公式活動ということになるので問題にはならなかったかもしれないが、いきなり「大臣権限でやります、強権発動します」というのでは、問題が大きくなるでしょうよ。


で、今更になって、日本政策投資銀行が融資しているからといって、財務省&財務大臣との協議とか言い出すのは何故なのか?
タスクフォースの高木と冨田を役員で送り込むと大々的に発表してから、DBJ等銀行側からスキーム拒否ということになったからなのではないか?

タスクフォースの面々のはしゃぎっぷりが、手に取るようだな。
そうやって浮かれているから、ハマるわけで。
まず、取り掛かる前に、枠組み全体について慎重にことを運ばねばならなかったはずなのに、打ち上げ花火だけが華々しくて、自分たちの豪腕を過信していたからなんじゃないの?それは、腕がいいのではなく、権力者とのコネを使えるというだけのシロモノであって、実力ということではないんじゃないの?だから、権力者の権限行使が躓けば、自動的にハマるというわけだろ。

ここに至って、処理を進める「法的枠組み」が何なのか、というのが判らないという状態に陥ってしまったのではないのか?(笑)

何の為に弁護士が入っているんだよ。法の裏づけのないものなら、意味ないじゃん。
プロなら、本物のプロらしくやってくれや。


オレ以下のことしか考えられない程度の連中が、設置趣旨の「専門家集団」って笑えるな。




田中マー君に花をもたせただけさ(笑)

2009年10月24日 10時17分42秒 | いいことないかな
昨夜は、緊迫した接戦だったけれども、マー君の鬼気迫る投球が光る試合だった。

ハムにとって、得点チャンスは少なかったが、8回の一打同点の場面を生んだので、惜敗というのが相応しい試合内容だった。


多分一番喜んでいるのは、ノムさん…じゃなくて、ハムの球団関係者だろう(笑)。

おおよその星勘定で、岩隈&マー君に2敗するかもしれんな、と想定すれば、日曜日あたりで決めるのが、最もオイシイ、ということになるんじゃないのかな、と。

いや、勝つのは嬉しいんだけど、球団経営的なことを思うと、やはり土日に主催したいじゃないですか。となれば、昨日で決まってしまっていたら、嬉しいやら「ちょっともったいなかった」という若干の後悔があるやら、で、複雑な気持ちになるもんね。


それに、地方から応援に来る人たちは、週末の試合を楽しみにしていたと思うので、あんまり早くに決まってしまうと、それはそれでファンもがっかり、ということになってしまうからね。でも、今日の試合があるから、大喜びのファンは多かったと思うよ。


マー君は、駒大苫小牧だったこともあって、道内では多分人気があるというのと、「まあ、日本を代表する投手だし、マー君だから、あんまり悔しくないよ」という道民は結構多いはず。これも、王手をかけている側(ハム)の余裕、というところかな(笑)。

昨日、今日と、超満員になるだろうから、球団関係の人たちは嬉しさ倍増、だろうと思いますよ。

昨夜で、菊地の初CS登板も試せたので調整になったし、江尻、林、坂元も揃って抑えたのは大きかったしね。

岩隈、マー君がどんなにいい投手であっても、毎日連投はできるわけじゃないから。でも、ハムの投手陣は、みんなの力を合わせれば、決して遜色なくスーパースターにさえも毎日対行できうる、ということを示しているんだよ。これは、凄いことなんだよ。



そういうわけで、楽天にも一つくらいは勝ってもらわないと困るから、という事情があったんじゃないかな、と。