福浦が2000本安打を達成しました。
地元8連戦で残り4安打、フル出場であればさして難しいものではないとはあくまで机上の計算でしかなく、最後の最後での快挙はまるで福浦の野球人生をなぞらえるかのようです。
バット一閃、痛烈な打球がライトに飛んだ途端に興奮のるつぼとなるZOZOマリン、このときばかりはロッテも西武も関係なく祝福の声が球場全体を包みました。
ロッテの生え抜きとしては榎本、有藤以来三人目、自分がファンになってからのいわゆる名球会は有藤、村田、井口とありましたが、その瞬間に立ち会えたのは福浦が初めてです。
史上二番目に高齢の42歳9ヶ月での、足かけ年数での25年は史上最長ではないかと、26歳で首位打者を獲得してそこから6年連続の3割もここ6年は50安打に届かずに何度ももうダメかと、しかし西村ロッテ、伊東ロッテでの冷遇にも思えるような環境の中でもこつこつ積み重ねてきた成果ですので胸を張ってよいでしょう。
満身創痍とも言っていい体調面での不安を乗り越えての快挙、はその代償としての登録抹消でこの2000本安打が今季の最後の姿になりそうですが現役続行を明言しましたのでまた来年、それはそれで思うところもありますが記録ではまず駒田の2006本を、そして一試合、一打席でも多く記憶に残るプレーをファンにもたらしてください。
午前中からパラパラと降り出した雨は開場時間ぐらいにやや雨粒が大きくなりましたのでどうなることかと心配にもなりましたが、しかし蓋を開けてみればスタンドの熱気が雨雲を追いやってしまったかのような強い日差しがこの素晴らしい一日を演出してくれました。
その快挙には同い年の松井、井口監督、選手会長の角中、同期入団の大塚コーチ、そして裏方さんらから多くの花束で祝福です。
松井は一軍から外れていますのでこのためだけにユニフォームを着て待機をしてくれていたのでしょう、井口監督も嬉しそう、こういったシーンは何度見てもいいものです。
さっそくに記念グッズが発売となりますがオンラインストアでのそれは数量限定の一部を除いての受注販売、その一方でマリーンズストアでのみ販売をするものもあるため朝早くからの長蛇の列となるのでしょう、なぜに全てを受注販売にしてそれを望むファンに行き届くようにしないのかが理解できません。
それはさておきマグネットリボンが商品化をされなかったのは残念ですがフェイスタオル、記念ボール、クリアファイル、ステッカーをさっそくにオンラインストアで注文、マリーンズストアではフェイスタオルとピンズが気にはなりますがピンズなどは50thで逃して収集癖から外れたこともありきっと並ばないような気がします。
ここだけの話ですが老後には身分不相応な限定100個の直筆サイン入り記念ボールは井口のときの倍以上の値段でしたが勢いでポチり、今から届くのが楽しみでなりません。