昼前まではかなり強く降っていた雨はそれでも昼過ぎから小降りになって試合が始まるころにはほぼ止んだ状態、しかしそこからまた降り出して一時間ほどしたら晴れ間も見られて蒸し暑くもなる不順な天候に手元が狂ったわけでもないでしょうが、いきなり先頭打者弾を浴びるなど二木が6失点で地元8連戦は惨敗スタートとなりました。
ボールを制御しきれなかったのかコントロールが甘くなったところを軽々と運ばれて、あそこまで打たれまくってしまえば五回も持たずの降板も仕方がありません。
リリーフ陣も失点を重ねて終わってみれば二桁失点、来季が危うい東條はせっかくのストレートで攻めることができないのは気持ちの弱さなのかとにかくもったいない、やたらと変化球が多かった田村のリードも良さを引き出す以前で四苦八苦をしていた感じで、似たようなチキンハート高野とどちらかは来季に居ないような気がします。
打線はさして調子がよかったとも思えない則本を攻略しきれず、二回の二死満塁でタイムリーが出ていればとはたらればですが三番に戻った中村がいずれもランナーを置いた場面での4タコ、福浦も首痛の影響かボールをしっかり見ることができていないようなスイングでこちらも4タコ、三回以降は盛り上がるところすらありませんでした。
元気だったのは平沢だけ、ミスター四球らしくボールをしっかりと見ての3四球に2盗塁と井口野球の申し子のような活躍で、これが棚ぼたでのものですから皮肉ではあります。
それでもようやく来季に向けての起用、藤岡に代えての三木のヒット、高濱の痛烈な打球、柿沼の強肩と見どころは出てきましたので、この流れのままでいきましょう。
それにしても一階席と外野席はそこそこ埋まっていましたが、二階席は一塁側が半分程度に三塁側は一割も埋まっていなかったのに観衆は軽く2万超え、幽霊が多すぎます。
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◆9月15日(土) 千葉ロッテ−楽天18回戦(ロッテ10勝8敗、14時2分、ZOZOマリン、23,375人)
▽勝 則本 23試合8勝10敗
▽敗 二木 13試合3勝6敗
▽本塁打 田中17号(二木)、島内9号(二木)、10号(東條)、角中7号(則本)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、東條、陳冠宇、大谷、高野—田村、柿沼
楽天 則本、宋家豪、高梨、森原—山下