オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

よく粘った!

2015-09-14 00:05:56 | 千葉ロッテ

パ・リーグTVを見ているだけでもそうなのですから、球場に足を運ばれた方からすれば文字どおりに手に汗握る、そんな展開でした。
不得手な西武戦、しかも昨年から4連敗中の西武プリンスで涌井がいきなりカモにされている浅村にまたも打たれて、そして前日の逆転サヨナラアーチの勢いのままに中村が四番の仕事をしての先制点を奪われるイヤなスタートで、五回の勝ち越しのチャンスにはファインプレーで阻まれ、直後に二死から四球、牽制悪送球、ラッキーヒットで勝ち越しを許すのですから勝てたのが不思議なぐらいで、この粘り勝ちを何とか次に活かしたいです。
勢いがある西武ですがここぞというところでのミス連発は盤石ではない証ですし、秋山の200本安打を勝利に繋げられないのですから付けいる隙はあります。
週明けに大谷が出てくる日本ハム戦、次はソフトバンク戦、さらには苦手の楽天戦と厳しい、正念場の戦いが続きますが、悪くても5勝3敗で乗り切るつもりで前のめりにいきましょう。

涌井が大谷に1差と詰める12勝目、7回4失点の粘り勝ちです。
ナイスピッチング、といったものではありませんでしたが、いつもの鉄面皮ながらも絶対に勝つ、といった気合いが感じられる今日の涌井でした。
初回にいきなりの失点は誉められたものではなく、また五回の二死からの失点はほどけなくなったシューズの紐に気を取られたわけでもないでしょうが完全に自滅なもので、しかし両者の勢いからすれば一気に畳みかけられてもおかしくはないところで踏みとどまったことは素直に評価をしたいです。
味方が逆転をしてくれた直後のあっと言う間の失点も脱力ものでしたが、大崎への圧巻のストレートは見事でした。
パーフェクトな涌井をもちろん見たいものの、こういった泥臭いピッチングも悪くはありません。
二番手の内は大谷の不在を嘆きかけたピンチも伝家の宝刀、縦のスライダーで連続三振に切って取り、最後は西野が貫禄の三者凡退での逃げ切りです。
8連戦では何度も出番があるでしょうから、今日に自己記録を更新した32セーブに上積みをして小林雅の球団記録、37セーブを抜いて最多セーブのタイトルをもぎ取りましょう。

打線はハッキリ言って不甲斐なさ爆発でしたが、今日はベンチの作戦勝ちでしょう。
七回の逆転劇は実質的には内野安打のヒット1本で成したもので、相手が4四死球にワイルドピッチ、悪送球と勝手にこけただけではありますが、打てないのであれば揺さぶって、と前の打席でもそれで四球を選んだ荻野がプッシュバント気味に、加藤もそれに続いてバッテリーにプレッシャーを与えたことが大きかったのではないかと、それも田村のショートゴロでの挟殺プレーに粘った鈴木の地味な貢献があってこそ、こちらも泥臭さがあってよかったです。
例によって結果オーライではありますがバントを徹底できなかったベンチ、中村という不手際はきっちりと反省をして、今後もこういった攻撃をどんどんとやっていくべきだと思います。
涌井らのそれを見れば2~3キロは差っ引いて考えるべきではあるにせよ菊池の150キロ前後のストレートを手元に引き込むことができずに凡打を繰り返した打撃陣ですから、正面からぶつかっても勝てるわけもなく、こういった崩し方もあるのだなと、この勝利で選手の意識が変わってくれればと願わずにはいられません。
デスパイネを四番から外して清田を置き、クルーズは欠場と、結果はどうあれベンチもいろいろと考えて、そして動いています。
定位置だったら併殺になったかもしれない田村の同点タイムリーに喜びながらも加藤のそれが抜けないことに勢いの差を感じた試合で、前日に38球でKOをされた十亀をロッテキラーということもあり連投をさせた西武ベンチの思惑を砕いたこの勝利を餌に、不死鳥マーくんが天に昇る姿を夢見ましょう。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 1 0 4 0 0 5 5 1

西武

1 0 0 0 1 0 2 0 0 4 10

1

◆9月13日(日) 西武-千葉ロッテ24回戦(ロッテ12勝11敗1分、13時、西武プリンス、32,730人)
▽勝 涌井 24試合12勝8敗
▽S 西野 52試合1勝2敗32S
▽敗 菊池 19試合8勝9敗

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、内、西野―田村
西武 菊池、岡本洋、十亀
―炭谷

 

コメント (22)