3失点ながらも3安打しかできずに2試合連続の完封負け、伊東監督は「145キロ以上の真っすぐを打ち切れていない」とお嘆きのようですが何を今さら、そんなことはとっくに周知の事実、今ごろに気がついたようなことを言っているようでは今後も期待はできません。
1安打で完封負けをした次の試合も同じスタメンオーダーで臨んでの2安打完封負け、昨日の9人野球に続いて今日も準9人野球ですからベンチが機能をしていないと言われても仕方がなく、それでも「新しい人を呼んで、という時期じゃない」と同じ顔ぶれで戦っていくとのことです。
四番から七番に落とされたデスパイネはビデオを見るかのようなストレートをミスショット、落ちるボールに頭が突っ込んでの空振りを繰り返して代打を出される始末、本多の盗塁は怪しいジャッジでセーフに、バントで送らずに強気のエンドランが空回りで田村が盗塁死、そして極めつけはバントで全力疾走をしない加藤と、これ以上にない膿が出た試合でした。
決勝点も思わず李大恩がしゃがみ込んだ内野安打とフィルダースチョイスによるもので、守備範囲は広くなりましたしスライディングをしながらの捕球から反転をしての送球では機敏な動きを見せながらも正面の打球を確実に処理できない鈴木の、ショートとしての限界をこれでもかと、また今宮との差を見せつけられて凹み気味です。
疑問だった先発復帰の李大恩がストレートへの固執を捨ててのピッチングで粘っていただけに、韓国人選手としての初の二桁勝利の壁はエベレストよりも高いです。
大谷が降雨スライドで西武を叩き、また5点ビハインドからの逆転勝ちで日本ハムが強烈なアシストをしてくれているのを活かせない情けなさ、そんなロッテも酷いですが西武もお粗末、これではどちらが3位に滑り込んでもCSに出場をするのは失礼ではないかと、いっそのこと辞退をしたらいいのではないかすら思えてきます。
両チームが1ゲーム差のままに明日からはともに地元で下位のチームとの3連戦、いろいろな意味での正念場、これ以上の無様な姿は見せられません。
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◆9月20日(日) ソフトバンク-千葉ロッテ22回戦(ソフトバンク14勝8敗、14時、ヤフオクドーム、38,500人) ▽バッテリー |