昨日に勝ったのが結果的に悪かったのか、双子状態の均衡が崩れての1.5差です。
天気予報が外れての雨に降られるなど散々で、しかし明後日の直接対決を意味のあるものにするためにはもう負けられません。
ソフトバンクに超完全優勝をされるのもしゃくに障りますし、飛ばされまくった大嶺祐の意地にすがります。
李大恩はまたしても二桁勝利の壁を乗り越えることができませんでした。
5回も持たずのKOは中5日で100球を超えていましたし、この回だけで3四球、全部で7四死球ですのでそれも仕方がありません。
高めに抜けたフォークを李大浩にバックスクリーンまで運ばれたのは失投もありますので諦めもつきますが、その後に四球が絡んでの3点めが余計でした。
勝ち運、援護運はどこへやら、自らのテンポの悪さでツキから見放されてしまった感じです。
ストレートに固執をせずにカーブ、カットボール、フォークなどの変化球でピッチングの幅が広がってきただけに、何とかラストチャンスで壁を乗り越えてくれることを願います。
藤岡、益田、松永の継投は4回1/3を1失点、結果的にその失点が響きましたが、しかし責められるものでもありません。
140キロ台のストレートをコンスタントに投げ込んでいた藤岡はもう2~3キロでもアップをすれば見えてくる景色もかなり変わってくるのでしょうが、内もしっかりと突けていましたし、周りの期待はさておき先発よりも中継ぎで、考える暇も与えずの50試合ぐらいを投げさせる来季でよいような気がしてきました。
益田と松永はこれもストレートにスピードが戻ってきましたのでこんなものなのかなと、益田はイメージの悪い点の取られ方ではあったものの今江には過剰な願いかもしれませんが捕って欲しかった打球でもあり、いずれにせよ両人ともこれまた四球の怖さ、痛さを思い知らされたといったところでしょう。
おそらくは明日も出番があるでしょうから、リベンジで取り返しましょう。
打線は例によってストレートに押され、変化球にかわされて、武田を攻略することができませんでした。
四球で崩れることがなくなってきた武田の攻め口を見出すのはなかなかに難しく、スピードを落とすことなく完成形に近づきつつあることを羨ましく感じます。
最終回に鈴木のタイムリーで1点差に迫って盛り上がりはしましたが、吉田をそのまま打たせるしかなかったのは捕手2人体制の弊害であるにせよ、残っていた野手はサブローと中村、ピンバッチ&ボブルヘッド人形のサブローがヒーローになる姿を思い描けなかったのも正直なところです。
あれだけ走れれば清田は大丈夫でしょうし、荻野のレフトでの守備もかなりこなれてきた好守、デスパイネのマルチヒットと材料はありながらも、しかしもう一押しができないのは相手が上だからなのか攻め方が下手なだけなのか、ポッピーなクルーズが四番を打たざるをえない現状ではこれが精一杯なのかもしれません。
一生懸命にプレーをしてくれている選手たちには申し訳ないのですが、僅差の試合ながらも勝てそうな雰囲気が感じられなかったのが本音ではあります。
とにもかくにも伊志嶺に代打岡田の意図を、機関紙が探ってくれることを心待ちにしています。
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◆9月26日(土) 千葉ロッテ-ソフトバンク24回戦(ソフトバンク15勝9敗、14時、QVCマリン、20,771人) ▽バッテリー |