相変わらずにイベントデーに弱い、で片付けるには痛すぎる、直接対決での3連敗です。
せっかくに上位の日本ハムに勝ち越しをして臨んだ地元での対戦、雨の中でもそれなりに埋まったスタンドからは失望の溜息しか出てきません。
こういった試合に負けてしまえば客足にも影響が出ますし、ジメジメと続く秋雨に秋風、残り24試合です。
そしてブルーユニは皆勤のために3着が揃い、部屋着にでもすることにします。
それにしても大嶺祐が悪すぎました。
ここまでの躍進を支えていたカーブが高めに浮いてしまい、そのカーブだけではなく全体的にコントロールが緩めで、ストレートも数字は出ていましたが簡単に弾き返されていましたので伸び、キレともに足りていなかったのか、先制をしてもらった直後の炎上にガッカリです。
炭谷にあそこまで運ばれたのは真ん中に入ったカーブ、大嶺祐からすれば失投だったのでしょうが、そろそろ研究をされて狙われたのかもしれません。
大嶺祐にとっては正念場、ここを乗り越えてこその先発ローテーションです。
あまりに早すぎる継投は松永、阿部、李大恩、益田で、得点差はありながらも松永にスピードが戻りつつあるのは収穫で、今日は低めにいいストレートが決まっていました。
ただ昨日の藤岡と同じく、僅差の場面でこういったピッチングができなければなかなかに信用はできません。
戻ってきた阿部は140キロ台半ばのストレートは魅力ながらも決め球が欲しく、シュート、スライダーを磨くのか、チェンジアップの精度を高めるのか、来季に向けての課題です。
珍しくも変化球が多かった李大恩は痛恨の一発、益田の乱調には言葉もなく、降雨コールドはロッテファンの涙雨でしょう。
打線は幸先よく前回にやられた高橋光から2点を先制しましたが、逆転をされてしまうと意気消沈、まともに芯に当てることすらできません。
中5日の高卒ルーキーにいいように弄ばれた、そんな敗戦でした。
ようやくに五回に高濱のクリーンヒットから二死満塁までチャンスを広げましたが、デスパイネが打ち上げて以上終了です。
その前のボールがミスショットだったのかデスパイネは苦笑い、しかし笑っている場合ではありません。
また福浦の軟体捕球、クルーズの弾丸返球、田村のブロックといいプレーもありましたが、加藤のバントミス、ランダウンプレーのドタバタ、高濱の後ろに下がった守備、止めたバットでチャンスを潰した荻野と、どちらかと言えば綻びが目立ったのも正直なところです。
高濱などはせっかくに山本功ばりの巧みなマルチヒットでアピールができたところでのエラー、持っていなさすぎでしょう。
何にせよ今日も立ち直った高橋光に押し込まれた打撃陣、力強さを望みます。
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◆9月6日(日) 千葉ロッテ-西武23回戦(11勝11敗1分、17時、QVCマリン、25,196人) ▽バッテリー |