オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

ニシノ、信じられます、ダイジョーブ

2015-09-04 00:42:34 | 千葉ロッテ

QVCマリンのお仕着せなインタビュアには興ざめですが、今日の東京ドームのインタビュアは別の意味で強者でした。
来日5年目で通訳を介さずにプレーをする陳冠宇に対して日本人でも戸惑うような弾丸トーク、さすがに意味が分かりかねて首をひねるのにもお構いなしなところに陳冠宇も諦めたのか最後の方は会話が噛み合っていなかったヒーローインタビュー、それでもビジターながらも相当な時間を割いてくれたことに感謝です。
まさか、と言ってしまうと連日の失礼ですが苦手の日本ハムを相手に、しかも敵地での三本柱との対戦での勝ち越しで、西武を抜いてCS圏内に再浮上は夢を見ているかのようです。
しかしその喜びに冷や水を浴びせられるような角中の死球は左手薬指、および小指の骨折で全治6~8週間ですから先日の大谷に続いての今季絶望、同じく死球での骨折で長期離脱をしている今江がようやくにシート打撃を始めて復帰が近いとの報道があった直後の悲劇は、さすがにポストシーズンにも間に合わないでしょう。
井口も右膝への死球で途中交代となりましたし、満身創痍の戦いは続きます。

陳冠宇が7回途中までを2安打1失点、久しぶりの白星で3勝目を手にしました。
守備に助けられたと何度も口にしていましたがどうしてどうして、課題のコントロールを乱して崩れることなくボールを低めに集めての神ピッチ、と言っていいぐらいの来日最高のピッチングだったのではないかと、内角へのボールも角度があり、攻めの姿勢がよかったのではないかと思います。
二軍戦で86球を投げてからの中5日ですからベンチは5回を投げきってくれれば、ぐらいで送り出したところが球数も少なくの好投は、嬉しい誤算といったところでしょう。
その陳冠宇が2本目のヒットを浴びながらも盗塁を田村が刺し、しかし次の打者を歩かせたところでの交代はそこまでのピッチング、あるいは大谷の離脱と前日の内を考えれば思い切った継投でしたが、やはり疲労を考えてのこの早めの決断が功を奏しての内のリベンジ、益田の好投を引き出したとも言えます。
最後はミスター三者凡退、の西野が田村のミスで劇場の幕を上げかけましたが、定位置であれば試合終了だった打球でのタイムリーにもめげず、岩本の口をふさぐフォークで近藤を1球で仕留めての二年連続の30セーブは小林雅以来の快挙、ロッテの歴史に名を刻んだ弱冠24歳にスタンディングオベーションです。
上位との対戦で勝ち越しをしたロッテ、負け越しをした西武、明日からの直接対決も投手力の差を見せつけられるような試合を、涌井にその先陣を切ってもらいましょう。

打線は角中のマルチヒットを活かせない序盤に、中盤にようやくのチャンスにその角中が凡退をするという巡り合わせはイヤな流れでしたが、清田が一振りで風向きを変えました。
やや振り遅れたようなスイングでもあそこまで飛ぶのですから、箱庭というアドバンテージを考えても、思い切って20発を期待したくもなるアーチです。
それで終わらずに畳みかけての追加点は昨日の仕返しのような攻撃で、角中の死球を無駄にせずに貴重な追加点となったデスパイネの犠牲ライナーも効果的でした。
九回のあの打球がスタンドインをしないのですからデスパイネの調子はまだまだなのでしょうが、きっかっけになってくれればと願います。
それにしてもやはり角中の死球がいろいろな意味で痛く、一死からのバントでの惨劇は皮肉と言えば皮肉、当面は岡田が代役となるのでしょうが、伊志嶺にも期待をしたいです。
もうこうなったら否が応でも全員野球、そして今日も田村がやらかした走塁ミスの撲滅、勝って冠の緒を締めよ!(by西岡)、です。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 2 1 0 0 3 8 1

日本ハム

0 1 0 0 0 0 0 0 1 2 4

0

◆9月3日(木) 日本ハム-千葉ロッテ20回戦(日本ハム12勝8敗、18時30分、東京ドーム、20,785人)
▽勝 陳冠宇 9試合3勝4敗
▽S 西野 48試合1勝2敗30S
▽敗 吉川 22試合10勝6敗
▽本塁打 レアード26号(陳冠宇)、清田14号(吉川)

バッテリー
千葉ロッテ
 陳冠宇、内、益田、西野―田村
日本ハム 吉川、谷元、石井、白村、浦野
―市川

 

コメント (22)