イベントに弱いのはチームだけではなく自分も同じなのですが、最後のマリンフェスタに70回来場を勝利で飾ることができました。
昨年までの72回でないのは変則なホーム&ビジターの影響で残念ではありますが、それでも勲章であることに変わりはありません。
ただ西武も勝ったことでゲーム差は縮まらず、ロッテファンはオリックスの、西武ファンは楽天の、それぞれ不甲斐なさに憤慨をしていることでしょう。
この強きを助け弱きをくじくマッチレースはソフトバンク、日本ハムと7試合を残すロッテに対して西武は下位のチームとしか対戦がないために圧倒的に不利ですが、しかしそこを乗り切ってこその下克上、とにかく直接対決までは負けられませんし勝ち続ければ0.5差まで迫ることができます。
明後日から12日間で11試合という過酷な日程ではありますが、ゴールデンイヤーを成就するためには一戦たりともおろそかにはできません。
このブルーユニも見納めで名残惜しいので、とりあえずベタベタと貼り付けておきます。
ちなみにブルーユニだけではなくCHIBAユニも在庫一掃セールをやっていましたので昨日で仕事納めだったのかもしれず、SOLDアウトだったブルーユニに対してCHIBAユニの過酷な売れ残り7人衆は根元、石川、唐川、吉田、益田、加藤、岡田で、石川がやや意外ではありますがファンはしっかりとその活躍を見極めているということなのでしょう。
ソフトバンク戦で2戦3安打の連続完封負けから一転して2戦30安打18得点と猛打爆発だった打線は、しかし今日は五回まで僅かに2安打、さほどにいいとも思えなかったレイを攻略できずにイヤな雰囲気を漂わせましたが、銀次の緩慢な守備の隙を突いた清田の好走塁で辛くも白星をもぎ取りました。
二死だったことで打った瞬間のスタートではありましたが井口が一塁に駆け込んだときには三塁ベースを回ったところぐらいだった清田ですので、その銀次の走者に注意を払わずに自らのプレーに意識を置いた動きを見逃さなかったこと、スピードを緩めることなくホームを狙った走塁は見事の一語に尽きます。
ある意味で賭けではありましたし、好走塁と暴走は紙一重ではあるのですが、あの銀次のぐるりんちょには感謝、井口もよく走ってくれました。
二回の無死一二塁で「七番」の今江にバントを指示しなかったこともありチャンスを潰していただけに、このワンチャンスをものにした清田にはスタンディングオベーションです。
今江の緩慢な動きで二回に併殺を逃したかと思えば久しぶりにクルーズが機敏な動きで四回のピンチを切り抜けるなど、ジリジリとした僅差ゲームを堪能させてもらいました。
その接戦を支えたのは、もちろん陳冠宇の好投です。
勝ち星こそ手にできませんでしたが六回途中までを無失点、査定は文句なく勝利でしょう。
4度も先頭打者を出しはしましたがそのうちの2度は自らのフィールディングの向上が見込めれば防げた打球ですし、まだまだ成長過程で来季以降が楽しみにもなります。
キレのあるストレートにスライダー、フォークと打者が呆然と見送るシーンもままあり、田村の攻撃的なリードにも応えての内を突いたボールも素敵でした。
おそらくは自信がついたからなのでしょう、精緻とは言えませんがコントロールへの不安が無くなってきたことも大きな進化です。
目標の陳偉殷にはまだまだ足下にも及びませんが、一歩ずつ、着実に歩んでいきましょう。
六回途中からは益田、松永、内、西野の零封リレーです。
この四人に加えて大谷の五人衆が過密日程を乗り切るための鍵となりますので、香月良らとも助け合って負担をシェアしてくれればと思います。
先発は基本的に中5日で回すとのことですから中継ぎ陣は大変でしょうが、勝ち抜くためにはその奮投は欠かせません。
相手が相手だけにあまり参考にはなりませんがストレートを武器にできているのが頼もしく、それもあってか田村のリードも変わってきたように感じられます。
最後の打者の打球が直撃をして左足甲打撲の西野の状態が心配ですが、残り11試合、最後のムチでのフル回転を耐えてくれるよう願います。
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◆9月23日(水) 千葉ロッテ-楽天22回戦(11勝11敗、13時、QVCマリン、21,630人) ▽バッテリー |