オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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走る福浦

2015-09-22 02:14:39 | 千葉ロッテ

 

2試合で3安打の連続完封負けから今日は初回に3安打の2得点、終わってみれば「明日にとっておきたい」の鈴木の言葉は本音だろう、の17安打10得点です。
西武もオリックスを相手に完勝ですから、1強1弱2番外地2圏外の構図が極まってきたのでしょう。
そうは言いながらも相性の悪い楽天ですし、先のソフトバンクにもカードの頭を勝ちながらも結局は負け越したわけですから、とにかく明日が重要です。

そんな明日は中5日の石川で、そうなれば決戦となる敵地での西武戦も同じく中5日で石川となるのか、ローテーションが気になります。
今日に陳冠宇が投げなかったことで明後日の先発なのか、前回にそれなりに好投をした藤岡の中継ぎ登板は調整との見方ができないわけでもなく、何にせよ勝つしかありません。
珍しくも初回の清田のライト線への打球のファールの判定に抗議に出てきた伊東監督はあっさりと引き下がりはしましたが、打線の奮起を願いたい、とどこか他人事のようなコメントが不安だっただけに、小技を多用する作戦面の変化も含めて実際のところは前のめりになっていると思いたいです。
ちなみに件の打球はパ・リーグTVでもスタンドや野手の陰になって落下点を確認できませんでしたが、近くで見ていたファンの反応やクッションボールを処理した岡島の動きからしてフェアだったのだろうと、結局はタイムリーとパスボールで同じ結果になりましたので神様は見ているといったところでしょう。

不振を極めるデスパイネのスタメン落ちは妥当なところですし、代わりが井口であることにさしたる違和感はありませんが、なぜに五番なのかは疑問です。
これまた神様が見ているかのようにチャンスが回ってきただけに、鋭い打球はありましたが明日のクリーンアップがどうなるかが見ものです。
初回に先制をされた直後に逆転の口火を切ったのが荻野で今日は4安打2打点の大活躍、故障から復帰をして以降は3割を超える打率で.274と見られる数字になってきました。
守備でも併殺を狙った一塁への大返球がありましたし、初回にはやや無謀ながらもオコエばりの積極的な走塁もあり、その躍動感が嬉しいです。
ホームでのクロスプレーで捕手と接触をしての胸肩は大丈夫かと故障癖が心配にもなりますが、明日に無事な顔を見せてください。
そして福浦、連日のエンドランに空振りの田村が演出をした結果オーライではありましたが、6年ぶりの通算10個目の盗塁を決めました。
内野安打での激走もありましたし今日は2安打で1908安打、今季の目処としていた1910安打まであと2本です。
こうなったら貪欲にあと7本で今季50安打を、やはり8月以降に3割近い数字を叩き出していることからして不可能な数字ではないでしょう。
ただリーリーリー、の掛け声に乗ったわけではないでしょうが頭から帰塁をするなどやり過ぎ感がないわけでもなく、それもあってかお疲れ様での途中交代だったような気がしないでもないですが、今後も2005年、2010年の下克上を経験しているベテランの踏ん張りに期待をしたいです。
その他を脈絡もなく書いてみればスリーバントをしくじってみたかと思えば二度目は一塁線に絶妙なバントを決めた田村は打率が身長に満たないのですからもっと小技の精度を上げてもらいたく、前日の怠慢が理由であれば降格には拍手の加藤の代わりに上がってきた伊志嶺はバントは決めたものの初回の無駄な返球は反省材料、高濱には止めて欲しかったものの悪送球の今江の途中交代は懲罰ではなく長いブランクから復帰をしたことでの疲労過多なのか、清田に荻野、デスパイネの際どい打球が抜けていった三遊間の球際の弱さに感謝、打球の追い方を誤った松井稼にはもっと感謝、せっかくにチャンスをもらいながらもストレートに押されて塀内二世の雰囲気がぷんぷんの高濱にガッカリ、といったところです。

先発の古谷は3回2失点でKO、と言ってもよい不出来でした。
ピッチングとしてはさほどに悪かったとは思いませんが、簡単に追い込みながらも勝負球を際どいところを狙いすぎた感があり、4四球での自滅です。
タイプ的にこれでは苦しく、ストライクゾーンが可変なジャッジに泣かされはしましたが、初回に33球、3回で73球も投げているようでは早めに見切られたのも仕方がありません。

二番手に阿部を持ってきたのには驚き、ビビリもしましたが、中継ぎとしてはプロ初勝利な2年ぶりの棚ぼた白星です。
ただここのところはピッチングが大人しくなっているのが気がかりで、目指すは藪田二世、もっとぶんぶんと投げてもらいたいです。
ストライクを欲しがっているようにも見えますし、チャンスのようでもあり、しかし実は正念場でしょう。

六回からも必死なリレーで、内と松永の順番にあれっと思いましたが、リードを広げての勝負どころとみてのことであれば大賛成です。
単に内の調子がもう一つだから、が実際のところのような気もしますが、楽天あたりが相手であれば3投手ともにストレートにスピードが戻りつつありますので打ち込まれても大怪我には至らず、さりげなく楽天恐怖症が癒えた益田、適当にばらけながらもボールにキレのある松永が夏場以降はそれなりに仕事ができているのが大きいです。
大谷が早くも浦和で投げましたので復帰が近いのかもしれず、また内の被打率の高さによる綱渡りが気にはなりますが、先発が中5日で回りますから中継ぎ陣の負荷がどうしても高まりますので、そこは上手くシェアをしながら胸突き八丁を乗り切ってもらいましょう。
そして6点リードという状況だからでしょうが藤岡に笑みが目立ったのが印象的で、オフにはメンタルトレーニングをお願いします。


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◆9月21日(月) 千葉ロッテ-楽天20回戦(楽天11勝9敗、14時1分、QVCマリン、22,823人)
▽勝 阿部 14試合1勝1敗
▽敗 戸村 34試合7勝10敗
▽本塁打 ウィーラー12号(阿部)

バッテリー
千葉ロッテ
 古谷、阿部、益田、内、松永、藤岡―田村
楽天 戸村、相沢、武藤、福山、入野、横山貴
―嶋、伊志嶺

 

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