QVCマリンのお仕着せなインタビュアには興ざめですが、今日の東京ドームのインタビュアは別の意味で強者でした。
来日5年目で通訳を介さずにプレーをする陳冠宇に対して日本人でも戸惑うような弾丸トーク、さすがに意味が分かりかねて首をひねるのにもお構いなしなところに陳冠宇も諦めたのか最後の方は会話が噛み合っていなかったヒーローインタビュー、それでもビジターながらも相当な時間を割いてくれたことに感謝です。
まさか、と言ってしまうと連日の失礼ですが苦手の日本ハムを相手に、しかも敵地での三本柱との対戦での勝ち越しで、西武を抜いてCS圏内に再浮上は夢を見ているかのようです。
しかしその喜びに冷や水を浴びせられるような角中の死球は左手薬指、および小指の骨折で全治6~8週間ですから先日の大谷に続いての今季絶望、同じく死球での骨折で長期離脱をしている今江がようやくにシート打撃を始めて復帰が近いとの報道があった直後の悲劇は、さすがにポストシーズンにも間に合わないでしょう。
井口も右膝への死球で途中交代となりましたし、満身創痍の戦いは続きます。
陳冠宇が7回途中までを2安打1失点、久しぶりの白星で3勝目を手にしました。
守備に助けられたと何度も口にしていましたがどうしてどうして、課題のコントロールを乱して崩れることなくボールを低めに集めての神ピッチ、と言っていいぐらいの来日最高のピッチングだったのではないかと、内角へのボールも角度があり、攻めの姿勢がよかったのではないかと思います。
二軍戦で86球を投げてからの中5日ですからベンチは5回を投げきってくれれば、ぐらいで送り出したところが球数も少なくの好投は、嬉しい誤算といったところでしょう。
その陳冠宇が2本目のヒットを浴びながらも盗塁を田村が刺し、しかし次の打者を歩かせたところでの交代はそこまでのピッチング、あるいは大谷の離脱と前日の内を考えれば思い切った継投でしたが、やはり疲労を考えてのこの早めの決断が功を奏しての内のリベンジ、益田の好投を引き出したとも言えます。
最後はミスター三者凡退、の西野が田村のミスで劇場の幕を上げかけましたが、定位置であれば試合終了だった打球でのタイムリーにもめげず、岩本の口をふさぐフォークで近藤を1球で仕留めての二年連続の30セーブは小林雅以来の快挙、ロッテの歴史に名を刻んだ弱冠24歳にスタンディングオベーションです。
上位との対戦で勝ち越しをしたロッテ、負け越しをした西武、明日からの直接対決も投手力の差を見せつけられるような試合を、涌井にその先陣を切ってもらいましょう。
打線は角中のマルチヒットを活かせない序盤に、中盤にようやくのチャンスにその角中が凡退をするという巡り合わせはイヤな流れでしたが、清田が一振りで風向きを変えました。
やや振り遅れたようなスイングでもあそこまで飛ぶのですから、箱庭というアドバンテージを考えても、思い切って20発を期待したくもなるアーチです。
それで終わらずに畳みかけての追加点は昨日の仕返しのような攻撃で、角中の死球を無駄にせずに貴重な追加点となったデスパイネの犠牲ライナーも効果的でした。
九回のあの打球がスタンドインをしないのですからデスパイネの調子はまだまだなのでしょうが、きっかっけになってくれればと願います。
それにしてもやはり角中の死球がいろいろな意味で痛く、一死からのバントでの惨劇は皮肉と言えば皮肉、当面は岡田が代役となるのでしょうが、伊志嶺にも期待をしたいです。
もうこうなったら否が応でも全員野球、そして今日も田村がやらかした走塁ミスの撲滅、勝って冠の緒を締めよ!(by西岡)、です。
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◆9月3日(木) 日本ハム-千葉ロッテ20回戦(日本ハム12勝8敗、18時30分、東京ドーム、20,785人) ▽バッテリー |
角中と今江は「行って来い」と言いますか、入れ替えになっちゃいました。
せっかく角中が復調気配だったのに。
残念ではありますが、野球は個のスポーツではありません。
休養十分、ミスター10月の今江が本領を発揮し、デスパがスランプを脱出すれば、大きな戦力ダウンにはならないのでは。
岡田が入れば、守備力は上がりますし。
緊急事態があったらあったで、逆に必死さが生まれてチームが強くなることはよくあること。
火事場の力が出るような気がしますね。
数試合欠場ならまだしも、1ヶ月以上かかりそうとなると、CS争いもキツくなりそう。
CSに3位で行けるとしたら、第一ステージは日ハムですから、それに間に合うようならリベンジとなるかもしれませんが、出場は無理だと思っていた方が良いでしょうし。
こうなると、デスパイネの完全復調、清田が調子を落とさない今江の復帰がいつになるかが鍵になりそうな気がします。西武に3タテを食らわして、ゲーム差を広げ、貯金を作って欲しいですね。
チェンは先制されるも四球で崩れることなく7回途中までもってくれて上出来でした。
角中は上手い流し打ちを見せてくれてたのに死球骨折とは痛すぎですね。
清田も無理した引っぱりではなくライトへのホームランとは好調を維持してるように見受けられました。
田村は走塁、守備のミスはありましたが好リード、盗塁も刺したでスタメンは外せないと思いました。
とにかく勝てたのだけが良かったです。あれで負けてたら惨劇だったような気がします。
チェンは球のキレが抜群で今シーズン最高のピッチング。次回以降も期待できます。
角中骨折は痛過ぎますがクヨクヨしても何も変わりません。代わりの選手が頑張るしかありません。二軍に幽閉されていた加藤よ、清田に続け!
そのためにも全員野球。
であれば田村の打率一割台をなんとかしないと。昔、読売で山倉という同じく一割台の捕手がいましたが、早々に読売は手を打って近鉄から梨田に冷や飯を食わされていた豪打・強気リードの有田をむしりとってきました。有田は大活躍しました。
ロッテは「むしりとる」ようなお金を出さないので田村君自身に期待するしかないですが・・・・甲子園であれだけボコスコ打った選手が、こうなるのですからプロの世界はわからんものですね。
角中は骨折で今季絶望でしょう。今後の大事な試合に角中不在は問題です。
今日は、相手先発はいやな十亀ですが、涌井の責任感のある投球を期待する。
この時期に球速上げてきたチェンは伸び代感じるなぁ。シーズン終了までローテ全うして欲しいです。藤岡はどう見るかね、吉川のシュートは取り入れて欲しいが。
内、益田のリレー適材適所ってやつですね、グッドです。西野は全然OK、タイトル狙おう。
角中離脱あいたたた。今江の報は好材料だけど随一のクラッチヒッターが抜けるのは得点効率がガクッと落ちる…。
基本岡田で細かく守備からでいーけど昇格は伊志嶺かな。加藤は何してんだろ。
キヨ、パイネで仕事できた。本線左打者だけど十亀相手にもプレッシャーかけて欲しいです。
涌井の12勝目、ハム大谷も焦る勝利を期待します。完投っきゃないね。
角中は、バントに行かなければ逃げられたかもしれず、チームにとっても本人にとっても非常に痛い打席になりました。
もう、来季に備えて完治を目指してもうしかありません。
そうなると今江の復帰がいつなのか・・・、岡田のセンター、荻野レフトでしょうが、このボリューム感に欠けるラインナップで、西武、SBと戦うことを考えると、真珠湾並みの奇襲、機動力、監督の感ピューターに頼らざるを得ません。
問題は、皆さんおっしゃるようにデスパの打撃+一塁です。井上を急にあげて打ち始めるって構図も見えにくいですが、井口、福浦の交互起用も無策なような・・・。
この勝ち越しを無駄にしないためにも、本日の涌井に期待しましょう。
出塁率も高く、最近調子を上げつつある打線の核を失うとは、朝からテンション下がります。
代役は岡田、伊志嶺でしょうか。
飛車角の角を失うのは厳しいです。しかし、他の選手の活躍、伊東采配、そしてファンの応援、この三位一体で乗り切って欲しいです。