オリオン村(跡地)

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シンメトリー

2014-02-24 21:01:31 | 読書録

シンメトリー

光文社

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姫川玲子シリーズの短編集です。
警視庁捜査一課十班に来る前の話だったり、来てからの話だったり、いずれにせよ過去物語が集められています。
ある意味で姫川主任の人となりをなぞらえることを目的にしたようにも思えますから、いわゆるミステリーと考えると痛い目に遭うかもしれません。

話が短いこともあり深いトリックなどはありませんし、例によって勘が冴えての逮捕劇ですので論理的な筋立てではありませんから、日下警部補であれば深い溜息ものです。
しかし犯罪の裏にある身につまされるような事情にシンクロしてしまうのが姫川主任の真骨頂、と言いますか存在そのものですので、これぞ「ザ・姫川」と言ってよいでしょう。
これまでちょろちょろ出ていた広域暴力団との今後の対峙を予想させるようなエピソードもありましたし、次の盛り上がりへの一呼吸と思えばそれなりに楽しめます。
ただやはり浅いと言いますか薄いと言いますか、もう一つのめり込めなかったのも正直なところですので、暫くは離れますがその次を期待したいです。


2014年2月24日 読破 ★★★☆☆(3点)

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涌井がデビュー

2014-02-24 00:10:54 | 千葉ロッテ

今日の練習試合は広島戦、先発の涌井がロッテのユニフォームを着ての初の対外戦デビューです。
例によって情報は公式サイトで詳細に、とはいきませんのでネットを漁ったところ、3回4安打1失点とまずまずだったようです。
ストレートもこの時期としての145キロはシーズン中の150キロを期待させますし、ベンチもホッと一安心でしょう。
ただ涌井に求められるのは先発としての長いイニングですので、おそらくは来月中旬ぐらいになるであろう100球前後まで投げてのピッチングがどうなるかです。
地元開幕戦での先発はほぼ決定事項ですから、西武ベンチ、西武ファンを歯がみさせるような快投ができるよう準備を願います。
また唐川はシュートの具合は伝わってきませんが3回2安打無失点とこちらもまずまず、師匠に負けないぐらいのベストシーズンを期待しましょう。

打線は前日の貧打をリベンジの16安打10得点で、広島との相性の良さが出た感じです。
主軸の井口、今江、ブラゼルにアーチが飛び出したようで、これも一つの井上効果と考えればチームとしては上手く回転をしているように思えます。
また期待をされながらも結果がなかなか出ない加藤に代わって一番に座った清田がタイムリー、途中出場の荻野貴が犠牲フライ2本、大松もタイムリーとベテランにさしかかった中堅どころが「忘れてもらっては困ります」とばかりに頑張っているのが喜ばしく、また大嶺翔にもタイムリーが出たらしいのでチーム内の争いも活発なのでしょう。
そうなれば早くナマで野球が見たい、とじりじり感は最高潮で、QVCマリン見参の週末は仕事があるので平日に振休を取って見に行くことにします。

 

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