2012年通信簿 44 ヘイデン・ペン

44　ヘイデン・ペン　投手　28歳　年俸6000万円

【2012年成績】　4試合　1勝2敗0S　防御率3.98　20回1/3　21被安打　0被本塁打　7与四球　0与死球　15奪三振　被打率.280

昨年の右肘手術からの治癒状況が心配だったペンはそれでも開幕ローテーションに入ったことで一安心をさせてくれましたが、しかしGW中に離脱をして結局は右肘の検査のために帰国をしたまま戻ってくることはなく、残念ながらそのまま戦力外となりました。
帰国後に手術をしたなどという話も聞こえてきませんでしたし、それでいて再来日もなかったのですから、あるいは既に気持ちが切れてしまったのかもしれません。
昨年も今季と同じく僅か4試合の登板ながらも年俸がアップをしたことでペンのハングリー精神を奪ってしまったのであれば皮肉な話ですし、一軍で貢献できなかったという点では似たような存在だったロサが大幅ダウンで残留をしたことを考えれば、あながち見当違いというわけでもないのでしょう。

個人的な嗜好ではあるのですが140キロ台後半のストレートを武器にする投手は見ていて楽しいので、かなり未練たらたらだったりもします。
ただそのストレートでなかなか空振りが奪えなかったのもまた事実ですから、抑えるときは神ピッチ、ダメなときは滅多打ちをされるといった安定感に欠けたところはマイナス材料でしたし、それで故障がちともなれば球団が見切るのも仕方がありません。
今の先発陣を考えれば肘の状態さえ万全であれば充分にローテーションに入れる力があるとの思いに変わりはありませんが、そのスタートラインに立てるかどうかが不安視をされるようではどうにもならず、無駄に支配下選手登録の枠を埋めることになる可能性を排除したのであればこの判断には賛成をします。
もっとも代わりの投手なり内野手なりを獲得しないのであればレデズマの残留との違いがよく分からなくなりますので、今後の球団の動きを注目していきたいと思います。

2010年通信簿
2011年通信簿

【オリオン村査定】　6000万円 → 3000万円 （▼50%）　※11/30に戦力外通告

 

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