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オリオン村(跡地)

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2012年通信簿 46 セス・グライシンガー

2012-12-12 00:09:15 | 千葉ロッテ

46 セス・グライシンガー 投手 37歳 年俸3000万円

【2012年成績】 25試合 12勝8敗0S 防御率2.24 168回2/3 144被安打 5被本塁打 24与四球 5与死球 112奪三振 被打率.234

もしグライシンガーがいなかったら最下位になったかもしれませんので、球団としてはホワイトセルとともに無難な路線が大成功といったところでしょう。
その代償でもないのでしょうが来季への残留交渉が難航をしているようですが、契約できるよう粘り強く頑張ってもらうしかありません。
慕っていたらしい西本コーチがオリックスに転出をしたことで心配をされていますが、一方で相性のいい里崎の二年契約はグライシンガーを意識したところも多少はあったのではないかと、そうなれば来季に38歳ですから気は進みませんが同じく二年契約がロッテとしての切り札になるようにも思います。
マネーゲームまでは望まないものの僅か1試合しか投げなかったレデズマが80万ドルであることからして3倍増ぐらいが妥当な上限でしょうし、それ以上、あるいは二年を超える複数年契約まで要求をされるようであれば諦めるぐらいのスタンスでよいと考えますが、どちらに転ぶにせよ年内には決着をしてくれるよう願います。

右肘の手術からの回復度合いへの不安は石垣島キャンプでしっかりと腕が振れていたことで払拭をしていましたが、しかしオープン戦ではストレートにスピードが無かったことでやはりダメかとガッカリとしてしまい、よって期待度はさほど高くはなかったのが正直なところです。
ところが見事な開幕ダッシュで4月は3戦全勝、6月までは6勝2敗とハーラーダービーを争う活躍ぶりで、夏場にやや調子を落としたものの終わってみれば3年ぶりの2桁勝利で成瀬と並ぶ12勝の勝ち頭ですからスタンディングオベーションで万歳三唱、打線の援護さえあれば15勝に手の届くところまでいったのではないかと思います。
夏場以降は疲労からかスピードが落ちましたが春先は140キロ台のストレートも取り戻しましたし、成瀬や唐川を上回る四死球の少なさがグライシンガーの武器でもありました。
精緻なイメージはありませんがきっちりとコントロールをされたピッチングには安定感があり、トータルで見れば今季はエース級の活躍だったと言ってよいでしょう。

グライシンガーの課題は見た目とは違ってむらっ気のあるところで、突発性炎上症候群が治癒すれば最多勝争いも充分に可能だと思います。
そしてその発作は味方のエラーやリードへの不満が原因のように思えますので、いくらでも対処の方法はあるでしょう。
分母が違いすぎますので一概に比較はできないものの里崎と組んだときには1.97の防御率が田中と組めば5.40となるところからして扱いづらい側面があるのは否めませんが、逆に言えば取り扱いを誤らなければ来季も大きく崩れることはないだろうとの期待があります。
味方のエラーにしても別の試合で好守を見せればお立ち台でそれを誉め称える気配りも持ち合わせていますし、余程に鬱憤が溜まっていたのかことある毎に里崎のリードを褒めちぎるのは気持ち悪いぐらいだったりもしますから、気むずかしいわけではないのが救いです。
年齢的に上積みは望み薄ですが中5日でも投げてくれるなど手抜きをするようなタイプでもありませんから、是非とも来季もロッテのユニフォームを着てくれることを願います。


【オリオン村査定】 3000万円 → 9000万円 (△200%)

 

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