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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2012年通信簿 38 中郷大樹

2012-12-01 22:43:43 | 千葉ロッテ

38 中郷大樹 投手 28歳 年俸860万円

【2012年成績】 44試合 3勝1敗0S 防御率2.52 68回 54被安打 4被本塁打 18与四球 5与死球 36奪三振 被打率.227

ずっと買っていた中郷だけに、ようやくここまできたかと安堵をした2012年です。
ノルマとした40試合50イニングを達成してプロ初勝利まで手にしましたので、本人としても納得のいくシーズンだったと思います。
しかしこれでホッとしてもらっては困りますし、身近に一年で立場を失った見本がいるわけですから、もっと高みを目指して精進をしてもらいましょう。

開幕一軍に名を連ねながらも交流戦が始まるまでの2ヶ月強で僅か3試合の登板と絵に描いたような地蔵にされていた中郷でしたが、その交流戦できっかけを掴んで夏場以降に出番が増えていき、8月と9月で25試合にも投げたのですから肩肘の疲労が心配になるぐらいでした。
しかもその1/3以上が1イニングを超えるものでしたので、連投や三連投もありましたから酷使の域に達していたと言ってよいでしょう。
その立ち位置からしてビハインドの展開での登板も仕方がないとは言え、苦し紛れの先発で4回65球を投げてから中2日で起用をされるなど大谷とともにいいように便利使いをされた感は否めず、せっかく芽が出かけた投手が翌年以降に続かない理由の一つがこの無計画ともとれる起用法です。
ただ中郷にとっては場数を踏んだことは大きな財産となりますので、損して得取れぐらいのつもりで来季に繋げてくれればと思います。

ややストレートのスピードが落ちたかなという気もしますが、オーソドックスなスタイルながらもキレのあるボールは健在でした。
逃げさえしなければこれぐらいのピッチングはできる中郷でしたので昨年から無駄な四球が減ってきたことは喜ばしく、抜けたそれもありますが死球が増えたことも精神的な成長の証ではないかと、その気持ちを忘れなければ来季に大きく成績を落とすことはないと思います。
打たれ出すと止まらないところがあるのは単調さと言いますか、ややメリハリに欠ける感があるのが理由でしょうが、そこはリードをする捕手の腕の見せどころです。
中郷がいるといないとでは中継ぎ陣の様相がガラッと変わってきますので、とにかく実質的な二年目のジンクスに陥らないよう祈るしかありません。
来季も一年を通じて満遍なく40試合程度の登板があれば中郷としてもチームとしても喜ばしいシーズンとなるでしょうから、20代最後を輝かせてくれることを願っています。

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【オリオン村査定】 860万円 → 2000万円 (△133%)

 

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クドリャフカの順番

2012-12-01 20:57:21 | 読書録

クドリャフカの順番

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神山高校の文化祭に古典部は文集「氷菓」を売り出すことにしましたが、しかし発注ミスで三十部のところを二百部も作ってしまい、頭を抱えるところから話は始まります。
少しでも売りさばくために売場を増やすべく奔走をしたり、文化祭のイベントに古典部として参加をして注目を浴びたりと手を尽くしますが、その裏で十文字なる人物による盗難事件が学内で話題となり、それを解決することで古典部の名を上げるべく主人公たる折木奉太郎が頭脳をきらめかせるといったストーリーです。
読み終わってみればここそこに伏線が仕込まれていましたし、今回も楽しく読ませていただきました。

これまでは奉太郎の一人称目線によるモノローグで構成をされていましたが、今回は他の古典部員の三人、千反田える、福部里志、伊原摩耶花の全員のモノローグが入れ替わり立ち替わりで展開をされていきますので、かなり落ち着きのない印象があります。
それぞれの内面を語るには適切なテクニックだと思いますし、目新しさもありましたが、これはかなり好き嫌いが分かれそうです。
いくつかの小さなストーリーが絡み合うように十文字事件に集約をされていく中でフィクサーの色合いを濃くしつつある奉太郎の姉、その姉の万年筆から始まったわらしべ長者が鍵を握るなど読む者を飽きさせないところなどはさすがで、そして必ずしもハッピーエンドで終わらないところがこの古典部シリーズの特徴と言ってもよいでしょう。
それでいて読後に不快感が残るわけでもなく、また次の作品を読みたくなる、すっかりと米澤信者になりつつある自分がいます。
あっと言う間に読んでしまうのがもったいない古典部シリーズは既刊があと2冊ですので、焦りながらもじっくりと楽しんでいこうと思います。


2012年12月1日 読破  ★★★★☆(4点)

 

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