38 中郷大樹 投手 28歳 年俸860万円
【2012年成績】 44試合 3勝1敗0S 防御率2.52 68回 54被安打 4被本塁打 18与四球 5与死球 36奪三振 被打率.227
ずっと買っていた中郷だけに、ようやくここまできたかと安堵をした2012年です。
ノルマとした40試合50イニングを達成してプロ初勝利まで手にしましたので、本人としても納得のいくシーズンだったと思います。
しかしこれでホッとしてもらっては困りますし、身近に一年で立場を失った見本がいるわけですから、もっと高みを目指して精進をしてもらいましょう。
開幕一軍に名を連ねながらも交流戦が始まるまでの2ヶ月強で僅か3試合の登板と絵に描いたような地蔵にされていた中郷でしたが、その交流戦できっかけを掴んで夏場以降に出番が増えていき、8月と9月で25試合にも投げたのですから肩肘の疲労が心配になるぐらいでした。
しかもその1/3以上が1イニングを超えるものでしたので、連投や三連投もありましたから酷使の域に達していたと言ってよいでしょう。
その立ち位置からしてビハインドの展開での登板も仕方がないとは言え、苦し紛れの先発で4回65球を投げてから中2日で起用をされるなど大谷とともにいいように便利使いをされた感は否めず、せっかく芽が出かけた投手が翌年以降に続かない理由の一つがこの無計画ともとれる起用法です。
ただ中郷にとっては場数を踏んだことは大きな財産となりますので、損して得取れぐらいのつもりで来季に繋げてくれればと思います。
ややストレートのスピードが落ちたかなという気もしますが、オーソドックスなスタイルながらもキレのあるボールは健在でした。
逃げさえしなければこれぐらいのピッチングはできる中郷でしたので昨年から無駄な四球が減ってきたことは喜ばしく、抜けたそれもありますが死球が増えたことも精神的な成長の証ではないかと、その気持ちを忘れなければ来季に大きく成績を落とすことはないと思います。
打たれ出すと止まらないところがあるのは単調さと言いますか、ややメリハリに欠ける感があるのが理由でしょうが、そこはリードをする捕手の腕の見せどころです。
中郷がいるといないとでは中継ぎ陣の様相がガラッと変わってきますので、とにかく実質的な二年目のジンクスに陥らないよう祈るしかありません。
来季も一年を通じて満遍なく40試合程度の登板があれば中郷としてもチームとしても喜ばしいシーズンとなるでしょうから、20代最後を輝かせてくれることを願っています。
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【オリオン村査定】 860万円 → 2000万円 (△133%)