電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
( J・ビリングス )

「七人の侍」に自己を投影する――世界の名だたる監督たち

2024-05-25 | 03-自己・信念・努力
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監督たちが、僕は『七人の侍』を24回観た、僕は27回観たから勝ち、などと大の大人がなかなか可愛らしい。回数自慢もさることながら、七人のうちの誰が好き、誰に自己を投影したという話もよく耳にした。


◆「七人の侍」に自己を投影する

『回想 黒澤明」』
( 黒澤和子、中央公論新社 (2004/8/1)、p179 )

世界のあちこちの映画祭で、フェリーニやスコセッシ、アンゲロプロス、ミハルコフ、ルーカス、コッポラにスピルバーグらの監督たちと顔をあわせることがしばしばだったが、同業者どうし、ついつい愚痴をこぼし合う。

「あの作品が当たったから同じようなものを作れとか、今の風潮がこうだからこんなものを作れとか、君のスタイルを変えるなとか、監督はみんな言われるらしいよ。でもね、自分の中から湧き出てくるから夢中になれるのであって、あてがい扶持じゃやる気が出ないんだよ。その年齢なりに人は感じることも変わるからね。意欲的に新しいことをすると、前と違うって責められる。監督が集まると、ついついそんな愚痴が出るんだよ」

そんな席でよく出る話題に、『七人の侍』がある。

監督たちが、僕は『七人の侍』を24回観た、僕は27回観たから勝ち、などと大の大人がなかなか可愛らしい。回数自慢もさることながら、七人のうちの誰が好き、誰に自己を投影したという話もよく耳にした。

『七人の侍』には、個性豊かな七人、勘兵衛(志村喬)、菊千代(三船敏郎)、七郎次(加東大介)、平八(千秋実)、五郎兵衛(稲葉義男)、久蔵(宮口精二)、勝四郎(木村功)が登場する。

若いときは勝四郎、年齢を問わず男の子の憧れの的は久蔵、年を重ねての生き方の差で、七郎次、平八、五郎兵衛と思いが変わるが、ある年齢になると、やはり勘兵衛に自分を投影する方が多い。

「面白いだろう、年齢とともに自分自身のイメージも変わるんだ」
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