電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

日本に言論の自由などない――田母神俊雄さん

2014-08-26 | 04-歴史・文化・社会
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対談「護国に用意周到たれ」
太田文雄・元防衛庁情報本部長 vs. 田母神俊雄・第29代航空幕僚長
【 『致知』http://www.chichi.co.jp/ 2014年9月号、p67 】

【田母神】 結局、日本のマスメディアはいまだに占領支配から抜け出せていないのです。占領下ではGHQが「プレスコード」といって報道機関を統制するために、実に細かい規則を設け、検閲が行われました。新聞雑誌の発行、ラジオの放送の原稿は報道前に占領軍の承認を得なければならなかったのです。

ところが『朝日新聞』がこれに違反しました。鳩山由紀夫氏の祖父で後に総理大臣になる鳩山一郎氏が、原爆の投下や東京大空襲は民間人に向かって攻撃したのだから明らかな国際法違反だと言ったことを昭和20年9月15日と17日に報道したのです。その結果『朝日新聞』は昭和20年、9月18日の夕方から48時間の発行停止処分になった。相当な損害が出たのでしょう。そこで『朝日新聞』は9月20日からはすっかり心を入れ替え、いい新聞となって今日に至っています。

戦後教育では、日本はアメリカによって言論の自由を与えられたと教えられたと思いますが、全く事実と逆です。いまだに日本では「戦前の日本がいい国だった」というと、自衛官がクビになったりするんですから。

本来なら占領が解けた時点で原状復帰し、一度戦前の日本に戻るべきでした。しかし、アメリカはそれができないような仕掛けを残した。それが公職追放です。20万人以上に及ぶ日本のリーダー層を追放し、そうして空いた席に充(あ)てられたのが左翼でした。だからいまだに大学やマスメディアの上層部は左翼ばかりです。

【太田】 確かにそうですね。

【田母神】 日本には戦後アメリカ信仰があって、アメリカの言うとおりにしさえすればいいという風潮がありました。しかし冷戦後、アメリカははっきりと次の戦争は経済戦争であり、敵は日本と西ドイツだと文書にも記しています。

にもかかわらず、日米構造協議や年次改革要望書の交換など、要求を悉(ことごと)く聞いて、2、3年ごとに法律をつくらされて、結果、日本は世界の経済戦争に敗れてしまった。中国や韓国が日本の主権を侵してくるのは目に見える形だから分かりますが、アメリカは目に見えない形で主権を侵してくる。そのことを認識しなければならないと思います。

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