電脳筆写『 心超臨界 』

嘘と作り話の上に自己を築くことほど
この世で恥ずべきものはない
( ゲーテ )

南京大虐殺という嘘 《 「武勇伝」記事、断罪招く――百人斬り競争/日経新聞 》

2024-08-20 | 05-真相・背景・経緯
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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問題の記事に捕虜・市民殺害の記述はない。記事を唯一の証拠としながら、そこに書かれていない「事実」をもとに判決を下している。この点で判決は粗雑と言わざるを得ない。「戦犯裁判は報復であり、中国が主張する他の残虐行為も疑わしい」という論者に格好の材料を提供したともいえる裁判だった。


◆「武勇伝」記事、断罪招く――百人斬り競争

  [目次]BC級戦犯裁判 ◇◇◇ 証言を読む 第1部
    (1) 偽証の責任、末端が負う
    (2) 「命令は絶対」認められず
    (3) 「武勇伝」記事、断罪招く
    (4) 「戦意高揚」の異常心裡
    (5) 無差別爆撃は戦争犯罪

(3) 「武勇伝」記事、断罪招く――百人斬り競争
(「BC級戦犯裁判」09.08.14日経新聞(夕刊))

「百人斬(ぎ)り“超記録”――南京入りまで“百人斬り競争”という珍競争をはじめた例の向井敏明、野田毅両少尉は百六対百五というレコードを作って、十日正午両少尉はさすがに刃こぼれした日本刀を片手に対面した」「『改めて百五十人はどうじゃ』とたちまち意見一致して、十一日からいよいよ百五十人斬りがはじまった」

第2次上海事変のぼっ発後、日本軍が中華民国の首都・南京に進軍するさなかの1937年12月13日、東京日日新聞(現毎日新聞)に記事は掲載された。これが証拠とされ、47年12月18日中華民国の南京戦犯裁判(第21号事件)で2人の陸軍少尉に死刑判決が下された。1日だけの即決裁判だった。

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一連の記事は11月30日付から始まり、殺人競争をスポーツの実況のように伝えた。当時は戦意高揚のため、このような「武勇伝」が記事になることが多かった。ただ、記事では戦闘中に敵兵を切ったとしており、事実であったとしても戦争犯罪にはならない。

両少尉は法廷で、この記事自体が「記者の創作せる架空的なる嘘説にして事実無根なる通信なり」と訴えた。少尉が「花嫁を世話してください」ともちかけ、記者が「戦場で何か手柄話があればいい。こちらもネタがなくて困っている」と答えた冗談話が発端だという。

記事には「おれの関孫六が刃こぼれしたのは、一人を鉄かぶともろともに唐竹割にしたからじゃ」「飛来する敵弾の中で百六の生き血を吸った孫六を記者に示した」という現実とは思われない記述が目立つ。少尉らは「単刀一本が事実においてかかる多数の人を斬り得る武器なりや」と反論する。

法廷では記事を書いた記者の供述書が示される。「同記事に記載されてある事実は両氏より聞き取って記事にしたもので、その現場を目撃したことはありません」。現場を目にしていないことは認めたが、創作であるとは言明しなかった。

判決は「記事が虚偽というのは自らの罪を言い逃れるため」とし、「東京日日新聞は日本の重要なる刊行物」で証拠となり得ると判断。そして、「その野蛮的行為は倫理にも反し、これは実に人類の蠢賊(しゅんぞく=害虫)であり文明の公敵である」と断罪する。

判決は個々の殺人の具体的な立証は行わず、記事のみを根拠として。さらに起訴状では戦闘中とされていた百人斬りが、判決文では「捕虜・非戦闘員を殺害」に変わっていた。

戦闘行為では戦犯として裁くのは無理と判断したのか。無抵抗の人間を「据え物斬り」にしたとすれば、100人以上の殺害は可能かもしれない。戦後の資料研究で、両少尉が据え物斬りを行っていたとする説も出ている。

しかし、問題の記事に捕虜・市民殺害の記述はない。記事を唯一の証拠としながら、そこに書かれていない「事実」をもとに判決を下している。この点で判決は粗雑と言わざるを得ない。

「戦犯裁判は報復であり、中国が主張する他の残虐行為も疑わしい」という論者に格好の材料を提供したともいえる裁判だった。
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