電脳筆写『心超臨界』へようこそ！
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう！
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️：https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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私もいつかこんな、心に余裕があり、ユーモアたっぷりに人の心をなごませ、人を傷つけない、洒落た会話をしてみたいと、心の底から思います。もちろんそれは付け焼き刃でできるものではありません。その人の持つ人格（木でいえば幹）から滲み出るようなものです。
◆ユーモアの達人、古今亭志ん生さん
『般若心経 心の大そうじ』
（ 名取芳彦、三笠書房 (2007/07)、p238 ）
本書で何度もご紹介している元ニッポン放送アナウンサーの村上正行さんは、現役時代に『志ん生十八番』という番組を担当していたことがありました。
名人の誉れ高い古今亭志ん生さんですが、一方で大酒飲み、貧乏のどん底の経験者として数々の逸話を残している噺家でもあります。多くは本になっていたりするのでご存じの方も多いでしょう。しかし、村上さんは、志ん生さんほど、心優しく、いつでも茶目っ気を忘れない人は他に知らないとおっしゃいました。
番組の放送を終えて、スタッフやお弟子さんたちと食事に行っても、いちばん隅にすわっている人のことを「食べ物は足りているか」「話し相手はいるか」「帰る時間は大丈夫か」と、常に気づかっていたそうです。
ここで、私が村上さんから直接お聞きした志ん生さんの話をご紹介します。
志ん生さんが倒れて自宅にいることが多くなったころ、長い間番組を担当していた村上さんは、よく日暮里(にっぽり)のご自宅を訪ねたそうです。
ある日村上さんが遊びに行くと、大の酒好きの志ん生さんは、倒れたにもかかわらず娘の三津子さんに「三津子、酒くれ」と言いました。すると、三津子さんもよくしたもので、お酒を水で割って出しました。出されたお酒を美味しそうに飲みながら村上さんとひとしきりしゃべった後、思い出したように台所に向ってこう言ったそうです。
「三津子～っ」
「なーに？」
「さっきの水、酒っぽかったよ」
またある時は、家で座っていることが多くなって、人恋しくて仕方がない志ん生さんは、村上さんがお邪魔するとなかなか帰そうとしません。そろそろ帰りますと言うと、まだいいじゃないかと何回か引き止められました。夕方になったので「本当にこれで失礼します」と部屋を出て唐紙を閉めようとした時です。「そうかい」と名残り惜しげに見送った志ん生さんは、ここでも思い出したように言いました。
「村上さん。あんた酒やめたんだってね」
村上さんもお酒を飲み過ぎて体調を崩して、しばらく前からやめていた時でした。
「ええ」
「そうかい。元気になって良かったね。顔色もいいよ」
「はい。おかげさまで」
「それもこれもみんな、むかし飲んだ酒が、いま効いてるんだよ」
何とおおらかで、茶目っ気に富んだ話でしょう。上等な落語の落ちのようですが、作り話ではなく、実際にこんな会話ができる人がいるのです。
私もいつかこんな、心に余裕があり、ユーモアたっぷりに人の心をなごませ、人を傷つけない、洒落た会話をしてみたいと、心の底から思います。もちろんそれは付け焼き刃でできるものではありません。その人の持つ人格（木でいえば幹）から滲み出るようなものです。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう！
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️：https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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私もいつかこんな、心に余裕があり、ユーモアたっぷりに人の心をなごませ、人を傷つけない、洒落た会話をしてみたいと、心の底から思います。もちろんそれは付け焼き刃でできるものではありません。その人の持つ人格（木でいえば幹）から滲み出るようなものです。
◆ユーモアの達人、古今亭志ん生さん
『般若心経 心の大そうじ』
（ 名取芳彦、三笠書房 (2007/07)、p238 ）
本書で何度もご紹介している元ニッポン放送アナウンサーの村上正行さんは、現役時代に『志ん生十八番』という番組を担当していたことがありました。
名人の誉れ高い古今亭志ん生さんですが、一方で大酒飲み、貧乏のどん底の経験者として数々の逸話を残している噺家でもあります。多くは本になっていたりするのでご存じの方も多いでしょう。しかし、村上さんは、志ん生さんほど、心優しく、いつでも茶目っ気を忘れない人は他に知らないとおっしゃいました。
番組の放送を終えて、スタッフやお弟子さんたちと食事に行っても、いちばん隅にすわっている人のことを「食べ物は足りているか」「話し相手はいるか」「帰る時間は大丈夫か」と、常に気づかっていたそうです。
ここで、私が村上さんから直接お聞きした志ん生さんの話をご紹介します。
志ん生さんが倒れて自宅にいることが多くなったころ、長い間番組を担当していた村上さんは、よく日暮里(にっぽり)のご自宅を訪ねたそうです。
ある日村上さんが遊びに行くと、大の酒好きの志ん生さんは、倒れたにもかかわらず娘の三津子さんに「三津子、酒くれ」と言いました。すると、三津子さんもよくしたもので、お酒を水で割って出しました。出されたお酒を美味しそうに飲みながら村上さんとひとしきりしゃべった後、思い出したように台所に向ってこう言ったそうです。
「三津子～っ」
「なーに？」
「さっきの水、酒っぽかったよ」
またある時は、家で座っていることが多くなって、人恋しくて仕方がない志ん生さんは、村上さんがお邪魔するとなかなか帰そうとしません。そろそろ帰りますと言うと、まだいいじゃないかと何回か引き止められました。夕方になったので「本当にこれで失礼します」と部屋を出て唐紙を閉めようとした時です。「そうかい」と名残り惜しげに見送った志ん生さんは、ここでも思い出したように言いました。
「村上さん。あんた酒やめたんだってね」
村上さんもお酒を飲み過ぎて体調を崩して、しばらく前からやめていた時でした。
「ええ」
「そうかい。元気になって良かったね。顔色もいいよ」
「はい。おかげさまで」
「それもこれもみんな、むかし飲んだ酒が、いま効いてるんだよ」
何とおおらかで、茶目っ気に富んだ話でしょう。上等な落語の落ちのようですが、作り話ではなく、実際にこんな会話ができる人がいるのです。
私もいつかこんな、心に余裕があり、ユーモアたっぷりに人の心をなごませ、人を傷つけない、洒落た会話をしてみたいと、心の底から思います。もちろんそれは付け焼き刃でできるものではありません。その人の持つ人格（木でいえば幹）から滲み出るようなものです。
