電脳筆写『 心超臨界 』

心地よいサマーレインのように
ユーモアは一瞬にして大地と空気とあなたを洗い清める
( ラングストン・ヒューズ )

世界で一番不幸だと考えていたことが、ある人にとっては幸せなのだ――鈴木中人

2024-07-10 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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99年5月。プライベート版『景子ちゃん ありがとう』を読まれた方の感想を、知人より伺いました。「鈴木さんの子供は、天国にいく運命の子供だったけれども、鈴木さんは幸せですね……」と言われたそうです。私は、「子供を亡くした親が、どうして幸せなのか……」と思い、その意味が理解できませでした。


◆世界で一番不幸だと考えていたことが、ある人にとっては幸せなのだ

『いのちのバトンタッチ―小児がんで逝った娘から託されたもの』
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( 鈴木中人、致知出版社 (2011/9/16)、p212 )

99年5月。プライベート版『景子ちゃん ありがとう』を読まれた方の感想を、知人より伺いました。「鈴木さんの子供は、天国にいく運命の子供だったけれども、鈴木さんは幸せですね……」と言われたそうです。

私は、「子供を亡くした親が、どうして幸せなのか……」と思い、その意味が理解できませでした。しかし、その感想を言われた方は、子供の頃の病気で出産が望めない女性であると伺いました。私は、その女性にとり、子供に恵まれたこと自体が、素晴らしい「幸せ」と感じられたのではと拝察(はいさつ)しました。

その瞬間、私は「自分は世界で一番不幸だと考えていたことが、ある人にとっては幸せなのだ」と知り、強い衝撃を受けました。そして、「自分は不幸だ、不幸だ」と考えることが、いかに自分の狭い世界の思い込みであったか、誰もがたくさんの困難や悲しみを抱えて生きているとの「厳粛な事実」を、こころから実感しました。

その反面、本当に恥ずかしいことですが、「自分一人だけが不幸じゃない」と感じたとき、心の中にあった重荷が、ほんの少しだけ軽くなったことを覚えています。

その後、私は、小児がんの支援活動に携(たずさ)わるとき、「小児がんの子供達への支援を!」と語るのではなく、「困っている人、立場の弱い人、ハンディを負った人を支え合いましょう」と自然に言えるようになりました。
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