電脳筆写『 心超臨界 』

忍耐は力だ! 忍耐の時が過ぎれば
桑の葉がやがてシルクのガウンになる
( 中国のことわざ )

悪魔の思想 《 人種差別という生理的反応を見逃すな――谷沢永一 》

2024-03-24 | 04-歴史・文化・社会
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黄色人種の中で日本人だけが、あるまいことに日本人だけが、しかも他国の援助によってではなく、まったくの自力で近代化をなし遂げたのです。話の辻褄(つじつま)が合わないではありませんか。どこか怪しいところがある。なんだか胡散臭(うさんくさ)い匂いがする。日本がやってのけたという近代化は、実はなんらかの紛(まが)いものであるにちがいない。白色人種の側でそう勘ぐったとしても無理はありません。この固定観念に発する疑惑に基づいて「32年テーゼ」が起草されました。


『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p48 )
第1章 こんな国家に誰がした――今も続く、スターリンの呪縛
(4) ソ連の呪(のろ)いがかけられた国・日本

◆人種差別という生理的反応を見逃すな

第四に、白色人種であるロシア人の黄色人種である日本民族に対する人種差別の蔑視が、これまた奥底で大きく作用しています。

再び、司馬遼太郎の『坂の上の雲』の一節を引きましょう。

  ニコライ2世は、平素、日本および日本人ということばが出る時、
  「猿(マカーキ)」というあだなでよんだ。ウィッテによれば公文書
  にまでこの皇帝は「猿」とかいた。
  (全集24巻373頁)

この皇帝の場合はやや極端かもしれませんが、人種差別という生理的反応の根ぶかさから眼をそらしてはなりますまい。近代資本主義社会をつくりあげることができたのは白色人種だけであるという思いこみが、彼らの間では常識として共有されています。劣等種族である黄色人種が自力で近代化できるはずがない。それは優曇華(うどんげ)に花が咲くような、この世にありえないことと思われます。しかるに、その金輪際ありえない奇蹟が起こったのです。

黄色人種の中で日本人だけが、あるまいことに日本人だけが、しかも他国の援助によってではなく、まったくの自力で近代化をなし遂げたのです。話の辻褄(つじつま)が合わないではありませんか。どこか怪しいところがある。なんだか胡散臭(うさんくさ)い匂いがする。日本がやってのけたという近代化は、実はなんらかの紛(まが)いものであるにちがいない。

白色人種の側でそう勘ぐったとしても無理はありません。

この固定観念に発する疑惑に基づいて「32年テーゼ」が起草されました。日本資本主義偽物論、日本資本主義胡魔化し論、日本資本主義根幹的矛盾論、日本資本主義偏波(へんぱ)論、日本資本主義無理隠し論、日本資本主義欺瞞(ぎまん)論、日本資本主義基礎薄弱論、日本資本主義ゆがみひずみ論、日本資本主義虚仮威(こけおど)し論、日本資本主義張りぼて論、あらゆる疑惑を詰めこんで成ったのが「32年テーゼ」の貶(おとし)め・卑(いや)しめの論理でした。

以上が「32年テーゼ」の出現をうながした発想の根源です。

第一、日本を混乱におとしいれるための扇動。
第二、日本人の精神を骨ぬきにするための弾劾。
第三、日本に対する復讐心を満たすための中傷。
第四、人種差別の意識に発する日本社会偽物(まがいもの)論。

これら四つの要素によって捏(こ)ねあげられたのが「32年テーゼ」です。

そしてその光源と目されるものは、日本よ弱くなれ、と祈るスターリンのおどろおどろしい呪いなのです。「32年テーゼ」はスターリンが日本にかけた呪いでありました。その「32年テーゼ」に平伏して復唱している左翼人、進歩的文化人、反日的日本人、彼らは、かけられた呪いのまま機械的に動く呪術(じゅじゅつ)人形であると見なしうるでしょう。
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