電脳筆写『 心超臨界 』

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( デズモンド・ムピロ・ツツ )

家庭で出るゴミは、「金属」と「それ以外」に分けるだけでいい――武田邦彦さん

2011-10-11 | 300-真相・仕組み・技術
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『偽善エコロジー』
【 武田邦彦、幻冬舎 (2008/05)、p183 】

《 ゴミは「金属」と「それ以外」に分けるだけでいい 》

ここで、リサイクルや資源の使用という観点で、家庭ではどうしたらいいのか、という中間まとめをしてみます。あくまでも中間まとめですので、あとの章で、もう少し深く考えた私たちの生き方を整理します。

まず、家庭で出るゴミは、細かく分別するのをやめて、二つに分ければいいことになります。一つは金属類、もう一つはその他です。

金属類は一般的に高価ですから、価値があります。アルミ缶、鉄、銅線などは、すべてリサイクルが成立するもので、社会で有用に使えます。金属は、種類ごとに分ける必要はありません。なぜかというと、鉄は磁石につきますし、アルミは軽いので、鉄とアルミと銅が混ざっていても、それは業者が容易に分けられます。むしろ、個人がいくら一所懸命分別しても、アルミ缶の中には鉄が入るし、鉄の中にも銅が入ってきます。産業がこれを使うときには、アルミの中に鉄が入っていたら、それは分けなければなりません。どうせ分けるのですから、個人が出すときには、「金属類」として一括して出すのが適切です。

なぜ、一括して出したほうがいいかというと、分別して出すと、分別して運ばなければいけないからです。3つの金属の種類に分ければ3台のトラックがいりますが、まとめて運べば1台ですみます。まとめて運んで工場で分けるというほうが社会的にも効率的です。

金属以外のゴミ、たとえば生ゴミ、プラスチック、紙などは一括して出します。生ゴミはプラスチックや紙が入っているので、燃えやすくて、大変都合がよいのです。

生ゴミについて、もう一つ重要な問題があります。我が国は60%の食料を輸入し、30%の食料を捨てているという点です。この点は、各家庭で料理法などを十分に検討し、食べ残しの少ない形にもっていくこと、さらに、ホテルや高級レストランなどでは、仕入れた食料の90%を捨てているという話も聞きますので、何とかうまい方法を発見して、少しでも食料を節約することが大切ではないかと思います。

また、ガラスはできるだけ使わないようにして、ガラスは一般の産廃物の中に入っても、先に書いたように、焼却すると焼却炉の下に出てきます。現在、完全に分離する方法がありますし、かつ毒物を含まず、埋立や土壌の改良などにも使えますので、生ゴミと一緒にするのも現実的な方法としてあると思います。

また、水ですが、水の使用は極力少なくする必要があります。現在は、飲み水の300倍近くをトイレや洗濯、風呂などに使っているのですから、頭を切り替えて、水道の品質を少し落し、合理的な水の使い方をするといいでしょう。汚い水を流すと配水管が詰まってしまうのでその点は気をつけなければなりませんが、もし日本人が、水道の水は少しまずくてもよいということになれば、水道料金はかなり下がることになります。

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