Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

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深い関わり

2008-08-20 07:41:27 | 仕事のひとこま
昨日は、更新をお休みしました。
多分、これからそんな日もあると思います。

さて、

最近、人が育つとか、職場が変わるとかそんなネタを続けて書いてきたわけなんですが、今、人と人との関わりは「希薄化」していると言われます。

私も、「希薄化」していると言う言葉を、現実に起きていることの中で、

「こういうことが希薄化している現象なんだ」というようになかなか捉えることができなかったように思います。

多くの組織で、いよいよ、そうもいかなくなってきているように思います。

なぜならば、この状況を変えなければならない組織や、変えたいと思っている個人は、現状打破策を心から探しているような気がするからです。

この仕事量に溢れた職場環境の中で、人と人が深く関わるというのは、いったいどういうことなのか?

現状を急いで変えたいと思うから、人は人を急いで説得するコミュニケーションになる。

また、それもなく諦めのコミュニケーションになる。

相手の心理的抵抗に拮抗するための力の発揮は、

私たちのもつ仕事のエネルギー配分の中で、何か直接目に見える成果につながっている実感がないので、どうしても避けがちではないかと思うんです。

私自身が、説得のコミュニケーションの中に取り込まれているなぁと思う時、私自身の思いをまず伝える「隙」がないことが多かったように思います。

一方的に相手の思いを聴かされて、結局不本意ながら受け止めるということが多く、自分の負担が重くなるという最悪の結末にになることを知っています。

もちろん、そういう場合には、私自身が勇気を持って、あるいは真の当事者意識を持って、自分の意思を伝えていない、ということにも問題があることを知っています。

じゃ、逆の立場、何かお願いする、指示をしてやってもらう立場になった時、相手の不本意さをどれくらい聴いているだとうか?

聴いてしまえば、せっかく固めた方針を変えなければならなくなるという「恐れ」が先立ち、相手の言い分や主義主張を聴くことに億劫になってしまう。

しかし、「恐れ」は「未来」のものに関する感情。

なぜか私たちは、今、顔と顔を合わせている当事者間の「今」の考えや思いを知ろうとしない。

心配や抵抗がある、不安に思っていることが「何なのか、どんなことなのか」「どうだったらいいのか」「あなただったらどうするか」「どうしたいか」「どう具体的にどう修正したらよいか」を聴こうとしない。

一方は、言えない思いを溜め込むか、「聴いてくれない」「言わせてもらえない」と依存的なコミュニケーションになっていて・・・・

自ら言うことだってできるのに。

私は、自分の主張を伝えれば、「こう思われるんじゃないか」「関係がまずくなるんじゃないか」とかという恐れが先立ってしまうなんてことはないんでしょうか?

私には多少なりともそういう思いはあり、言い控えることはあることを知っています。

しかし、だいたいにおいてこんなことぐらいで気まずくなるような関係というのは、

「そもそも結びついてもいない関係」とか、
「偶然の表面張力で接している関係」とか
「役割としての義務的な関係」

なのではないかと思うのです。

だから、ホントは、解けそうになっても、何か衝突があっても、少なくとも相手の自尊心に配慮があれば、実はいつでも「つなぎなおす、つながりなおす」関係を作りなおすことはいつでもできるように思うのです。

だから、本来は何も恐れることなく。

しかし、自分の中に譲れないこだわりがあったとしても、相手のこだわりと自分から率先して交わり、その問題に関わるより多くの人がメリットを感じられるように未来的に解決していくことが必要だと思うのです。

人は、家族や夫婦という深くつながらなければならないユニットの中で、体験的に決して離れてはいけない深い結びつきの必要性や関ることの意味を知っています。

必要だと思っているからできないことに落ち込んだり悩んだりするのであって。

だから、みんな本来そういうことを知っているのに、職場を初めその他の交わりの中では何かよそ行きの顔になり、本来解決的にあるべき関係において、自分自身の解決の力を忙しさの中で封印している。

「ない」のではない、封印しているだけ。

私にはそういう風に見えてなりません。

勇気のある積極的なかかわりと、壊れることを恐れない、それでいて破壊的でない率直な主張。

自分自身が大切にしたいなあと思っています。

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コメント (2)
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