Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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ワークライフバランスとシステム

2015-02-27 22:24:26 | ワールドカフェのこと
東京出張の最後は、ワールドカフェとなることが今後は多くなるのかなと思っています。

香取さんが開催してくださるワールドカフェは本当に居心地もいいし、勉強にもなるので大好きです。

さて、先日のテーマは「ワークライフバランス」について。

<第1ラウンドの問い>
あなたにとって「ワーク」とは何ですか? 「ライフ」とは何ですか?

<第2ラウンドと第3ラウンドの問い>
ワークライフ・バランスについて私たちに求められている意識と行動の変革は何でしょうか?

でした。



リフレクションした内容をユルい感じのメモで残しておきました。

ワークライフバランスのイメージってとかくシーソーになりがちなのかなと思いきや、
定年退職後の方や、所得はないけど地域活動をしている方の意見を聞くと、
ワークは報酬が発生するものとは限らず、「他者に貢献する活動」の総称みたいなご意見があり
その抽象化が私には気持ちよかったです。

まさに仕事の真髄じゃないか・・・・

同じグループの「イーさん」のお考えは、おそらく仕事を仕事生活つまりは
「キャリア」という面からの発信して下さったと思います。

ワークは、ワーク以外の時間と合わせてライフ(日常生活全体)がある、
ライフとワークは対極じゃなく包含の関係にあるんだという図が、
ライフワークバランスがシーソーの絵から視点が変わってきて良かったな。。。

ワークもライフの定義が変わるとこうなるんだよなぁ。

そんな一人一人が家庭、会社の組織、地域、社会に共存していて、
学生さんが「量子力学」の話題を持ち込んだあたりから

自分がワークとライフのバランスをシーソー的に取ろうとしても、今度は誰かのワークとライフの
バランスに影響を及ぼすものなんだし
(例:誰かの早退や時短が誰かの仕事に影響する)

もう、この際、自己のワークライフバランスに執着していると
他者と幸せになれないよね・・・みたいな考えがムクムクと湧いてきて

そもそもライフとワーク、自分と他者の間の境界を引きすぎないような意識や行動が
必要なんじゃないかと思えた「問2」でした。

それは、最近、私が「全体性」「システム」「自他一如」という視点で物事を考えるようになって
来ているからかもしれませんが、無性にそう思えてならなかったのです。

切り離せないものはムリに切り離さない曖昧さや、
自分のことは他人のこと、他人のことは自分のことなんだと
思えれば、多少他者の時間やエネルギーの使い方に関して寛容にもなり、
自分の不完全さに寛容になり、自他の不寛容さにも寛容になり、
お互いが健全に依存し合えるようになるのかなぁ・・・

なんてことを考えた時間でした。

それにしても、ワーク、ライフ、バランス という英単語にちょっと右往左往してしまう
自分たち日本人ってちょっと面白いな。。。

2つ目の問いが深くて探求が促進されました。

いつもながらいい時間を過ごすことができました。
皆さまありがとうございました。

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次世代へつなぎたいこと

2014-09-17 09:14:46 | ワールドカフェのこと
この1ヶ月は、週1回ペースで何らかの形でワールドカフェに参加しています。
企画側だったり、サポートだったり、ご招待いただいたり。

でも、やっぱりご招待の時が、1番好きだなぁ。

ここ4回のうち2回はシニア・ミドル世代の方が多いワールドカフェでした。
若い方とのワールドカフェも刺激的ですが、上の世代の皆さんの豊かな経験や教養から教わることも
やっぱり多くて終わった後もリフレクションが続きます。

八丁堀の水辺で立ち止まってちょっと考えてみたことをメモとして残します。



昨日のテーマ「次世代へつなぎたいこと」

以下、あくまで自分で考えたこと。

日本は、昭和5年から80年かけて人口を倍増させ、70年かけて人口が半減する。
この時代を中心に生きていく人が、何を残してほしいかと探求することは、もちろん今を生きる私たちの力にもなる。
そして、私たちの寿命はますます長くなり、この時代を一緒に生きていく時間も長くなり、ますます共有することが
つながる力になるんだろうなと感じました。

日本の食文化、宗教への信仰心、対話、自然環境、宮大工の技術、精神性(ざっくりまとめますが)・・・
残したいものは、どれもこれも「ですよね~」と思うことが上がってきていましたが、
もしかして、下の世代の中には、すでに私たち以上に自分たちの意思で大事にしている人たちもいるんじゃないかと
と感じたりもしました。

個人的に

「つないでいきたいこと」として私に降りてきたのは、「武力なき世界貢献」でした。

人口減少社会を生きる若者たちには、武力と違う形で世界とつながり続けてほしいなと思うのです。

そして、つなぎたくないことは「自然や生命を脅かす科学技術」でした。

日本は、脅かさないテクノロジーを輸出することもできる国です。

未だ確固たる制御力が見つからない原子力発電。
左脳レベルで「審査」してGOサインは出ても、本当は心の底では「嫌悪」って感情や身体の感覚ないでしょうか。
福島やチェルノブイリの苦悩を見て、繰り返しちゃダメって深いところでは思ってないでしょうか?

右脳が「おかしいよ」と思っていることを左脳をこねくり回して結局「しかたない」「大丈夫」とかいう言葉で
ピリオドを打ち、経済性・効率性重視で発達させてきたテクノロジーを後の世代に押し付けるのは止めようよと思います。

今、このことについて、参政権を持たない世代に代わって我々は何らかの意思決定に関わる立場にあります。
そういう「ダメなものはダメ」と言える判断力や発言力もつなげていかなくてはならないのかもしれません。

そんなことが私の中で立ち上がってきました。

ワールドカフェって、「決めない会議」と言われ、企業内で行うと
「で、結局何に役に立つの?」「何の意味があるの?」みたいに言われることもあるのですが、

ざっくりした意図はあろうとも、どう役立てるか、何に意味を見いだすかは、任されている部分が多々あり、
その場から一人一人アウトプットは違っていても、主体的に何かを立ち上げて行く、立ち上がって行くことに
意味があるんじゃないかなと個人的には思っています。

社会構成主義

複雑に絡み簡単に解決できない問題が多くなった時代、予測ができないことが起きてしまう時代、
まだ見ぬ人口減少社会をどうやって生きて行くか

各自の過去の経験(遠い過去・近い過去)をところどころ持ち込みながら、各自が感じたことを
言葉を通して、タイムリーに発信したり受信したりして社会を作って行く時代になっていることを感じます。

言葉が未来を作る、ホントそうだな。

それから、昨日は、ワールドカフェの達人(達人なのはそれだけでないない)の香取一昭さんがメインホストの会でした。
そのたたずまいに触れられたことも幸運でした。



対話の場をセットする時に、必要なことをたくさんお手本として教えてくださっています。
香取さんが伝播させている穏やかな波動の中でこそ得られた、昨日の自分の洞察だったなと思いました。



別のワールドカフェでの洞察では、今後のUターンして故郷で活動することに迷いがなくなる力強いものになりました。

自分の未来もこうして出来上がっていくんだなと思った翌朝のリフレクションです。
ありがとうございました(拝)
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おとなのサードプレイス

2013-07-08 09:27:06 | ワールドカフェのこと
7月6日(土)、無事に「おとな力向上カフェ」が本格的に始動しました。

講演+ワールドカフェスタイルでの進行で、想像通り大盛り上がりでした。



私は、以前から、生活の基盤なる職場・家庭(あと地域・ボランティアなど)とは異なるコミュニティ「第3の場(サードプレイス)」って必要だなと思っています。

というのは、職場の問題を職場だけ、家庭の問題を家庭だけで解決することの難しさを日々感じてきたからです。

私のサードプレイスデビューは

消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の会員活動の「消費者対応研究会」でした。

それまでは、職場と自宅の往復で、職場にも家庭にも何らかの問題があり、悶々とした日々が続き、

そのエネルギーを資格試験合格にぶつけていました。

私にとって資格取得は、新しい人と人の出会いでありました。
特に、消費者対応のベテランの皆さんには本当にたくさんのことをご教示いただきました。

その1つ1つが私の仕事の質を上げ、絶えず自分の新しい学びの扉を開き、転職や独立になる人脈や経験となりました。

今となっては人生においてかけがえのない期間でした。

その後、サードプレイスの必要性を感じたのは、産業カウンセラーになり、メンタルヘルスの研修を担当するようになり、

メンタルヘルスを悪化させる人は、1人で悩んで悩んで、頭が休まなくなり、やがて意欲の低下、体調悪化のスパイラルにつながっていく。

そして「こころの風邪」とは表現されるものの、その風邪が長引いてしまう方のナント多いことか。

と痛感したこと。

個人的に確信していることなんですが、

心の病って、人と人との間で発症し、回復も人と人との間でおだやかに進んでいくのではないかと思うのです。

だからこそ、本格的に悪くなる前から、自分なりのサードプレイスを持ち、
また回復過程にある方も、なるべく温かい関係の中で自信を取り戻せるという

そんな環境って社会の至るところにあっていいと思う。

いや、むしろたくさんあるのかもしれないけど、気持ちが落ちている時って、だいたい人と一緒にいたくないんですよね・・・

NPOヒューレック研究会で開催している「おとな力向上カフェ」にも、いろんな方が集まってくると思いますが、

皆、話も面白いけど、聴き上手だなと思います。

「気づきました。」「もやもやしてた理由がわかりました。」「目からウロコでした」って声がたくさん上がります。

ワールドカフェは別名「決めない会議」とも称されます。

尊重しあいながら、発散的に考えや思いを述べるだけ、自分なりの「そっか~」が見つかれば、

それが、「おとな力向上カフェ」を運営している私の喜びです。

コメント (2)
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