Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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集合天才(collective genius)

2007-11-30 00:03:49 | 不思議なミュージカル活動

ミュージカルの公演が終わり、1つ宿題が終わった感じでいます。

この手のネタは「不思議なミュージカル」というカテゴリーに分類しているのですが、本当に不思議なもので、練習までは笑ってしまうくらい失敗続きの演技が、本番にはノーミスで披露されるのですからこの素人劇団はスゴイものですよ・・・・。

スゴイと言っても、謙遜して言うならば「素人歌謡劇」という表現がしっくりくるのですけどね(笑)

10歳から75歳までの幅広い年齢層の3世代にまたがるメンバーによる手作りの演劇です。

もちろん、1人1人の自己表現能力や創意工夫は、キラッと輝くものが多いですよ。

でも、得意もあれば不得意もあり。

そんなメンバーが得意なことを持ち寄ると最終的には、ひとりでは決して成しえないスゴイことができてしまう。

得意なことを伸ばし、不得意なことは補い、潜んでいるものは引き出し・・・。

もちろん、職場環境の中でもできればいいのでしょうけど、利害が絡むとどうもきれいごとと言われてしまいそうな気がします。

会社で求められるのは、1人の完全な人間であったりすることが多かったりするような気がしませんか?

目標に向かってそう努力することは大事ですが、一匹狼だらけの組織では内部にノウハウはたまりませんし、ノウハウを生かして新しいものを創造していくことができない、発想が貧困な組織って案外多いんじゃないかなぁと思います。

仕事でも相手の変容を期待するがゆえに、無意識に「パワーハラスメント」とか「パワーマネジメント」とかいった類のことを繰り返している上司がいました。

その時の組織を思い出すと、誰もが、摩擦に逆らって自分の力を出さねばならず、エネルギー効率が下がり、創造性の微塵も感じられない組織になっていました。

集合天才

ゼネラル・エレクトリック社は、もうずっと前から、組織運営にこのような考え方を取り入れている企業だったんですね。

さすが創始者はエジソンだけあるなぁ・・・

なぜ、結果としてヒューレック研究会のミュージカルは舞台の上では、いい形で終えることができるのか?

暗黙の了解となっているのだと思うのですが、ミュージカルを作り上げていく中で、誰も相手を非難したり、攻撃をしたりしません。協調的な態度で、昨日より今日、さっきより今を良くしていこうと知恵を出し、改善すべき点も代替案を用意して、決して否定だけで終わらないよう思慮深くサイクルが回っているように思います。

演じることで、自己変容を遂げる人がいます。自分も年々そうだったりします。モノゴトへの取り組み方が変わったり、判断が早くなったり、効率が上がったりしたかもしれません。

人は「快い刺激」で変わるのだと実感します。

自分自身も至らないことは多くありましたが、それを補う力を持った方に助けていただき、今年も公演が終わりました。

今年は新人さんが数名いらっしゃったのですが、本当に誠実な努力の結晶を見せてくださり感動しました。70歳を超えたベテランの皆様からは、大人の創造力には限界がないことを教えていただきました。

集合天才という言葉を強く実感した3年目のミュージカルでした。

ヒューレック研究会の皆様、今年もありがとうございました。

「お疲れ様でしたネ」のクリックもお待ちしています。



のほほん暮らしを取り戻すべくぼちぼち復活⇒
じみに書いてる裏ブログ「breathe&Stretchな暮らし」
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熱意に触れる

2007-11-24 23:51:38 | 不思議なミュージカル活動
明日は、NPO法人ヒューレック研究会の手作りミュージカルの公演の日で、今日は朝からずっとリハーサルでした。大きな声で歌い、たちっぱなしで、やはり体はクタクタになっています。

例年より、1ヶ月公演が遅くなり、またメンバーの多忙な時期と重なり、全員揃っての練習もなかなかできない日が続いていました。

正直、どうなることになるかと思いましたが、公演までの連続4日間、14年間演出を担当して下さっている、劇団新芸座の赤澤勇司先生のおかげで、前日の今日、何とか形ができてきました。

練習は、なかなか日程が合わない、出演者が足りない、脚本が長すぎる、伴奏の音源と歌う人のキーが全く合わないので声が聞こえないなどなど、問題は山積しておりました。私は私で、個人的に心も体も柔軟性を失い、なかなか自分が出せない日が続いていました。

赤澤先生は、ご自身の劇団の公演も間近に迫っているにも関わらず、この4日間も連日で、ご指導に来てくださりました。

個人的には、今年は、昨年以上にセリフの伝え方を、丁寧にご指導いただき、できているかは抜きにして、新しい世界を見ることができました。

私が知る限り、先生にとって、今年がこの3年間で一番手がかかった年なのではないかと思います。そんなヨワッタ私たちが「ここまでくることができた」と、実感得て、明日に臨むことができるなんて、本当にありがたいことと感謝に堪えません。

素人集団の演劇の良さを大いに引き出して、ゴールまで残された時間の中で、面白おかしく演出しながら、完成に向かわせてくださるのですから、月並みな表現で恐縮なのですが、さすがプロだなぁと思います。

赤澤先生の劇団の公演もまもなくです。

劇団新芸座 第76回公演『マンザナ、わが町』
作:井上 ひさし 演出:赤沢 勇司

真珠湾攻撃から4ヶ月。日系人強制収容所で5人の女性たちに渡された台本は「マンザナわが町」上演を巡って巻き起こる笑いと涙の物語。

■場所:武蔵野芸能劇場 JR三鷹駅より 徒歩1分)

■公演日:2007年 12月 7日 ~ 10日
12月7日(金) 19:00
12月8日(土) 14:00・19:00
12月9日(日) 14:00・18:00
12月10日(月) 14:00・19:00

□前売り
一般2500円・中高生2000円
□当日
一般2700円・中高生2200円

■ご予約・お問い合せ 劇団新芸座 制作部 電話: 0422-47-4729

私自身、感じることなのですが、NPOでの活動に関われるのはその活動の理念に何らかの共感があってのことなのかと感じています。

赤澤先生と同じく14年間、音響でお力をお貸しくださっている渡辺様、今年は本当に無理難題を申し上げましたが、根気強く作業を重ねてくだり本当に感謝をしています。

その他にも、お手伝いくださる多くの関係者の皆様のご支援やご理解があり、明日の公演を迎えることができることに、厚く心より感謝申し上げます。

感謝できることがこんなにたくさんあることを喜ぶべきなのかもしれません。明日は頑張ります。

本番は頑張って!



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キツイ中で集中する

2007-11-22 01:22:48 | おすすめGoods
仕事ならまだしも、未経験でかつ関連の薄い課題が重なると、これまでとは違ったエネルギーが必要になったりします。

今、まさにその時であり、週末のミュージカル公演の為、夜は毎日練習と諸準備に、FPの講座は提案書の提出に向けたツクリモノがたんまり、10日後に提出が迫る交流分析のレッスンプランと、インストラクションの為のツール作成・・・

帰宅して、PCに向かう課題が夜中まで続くとさすがに朝が辛い。だらだらやっても疲れる、集中しても疲れる・・・と悪循環に陥りそうになるのをどう食い止めるか。

今の時期だからできることと、多少の負荷を覚悟で無理して詰め込んだ課題のため、誰のせいにもできないのであります。

今日は帰宅後、よく頑張った・・・・

ミュージカルは本番が近づいて来て、へたり気味の私と違い、メンバーの演技もいよいよ輝きを増し始めました。そういう明るく、爽快で、創造性に満ちた環境の中に身を置いていると、疲労感に汚染されたワタクシもかなり浄化されるようです。

キツイ中で、それでも走り続けないとならない時には、自分のため息が許される環境よりも、深呼吸が爽快にできる環境の中で、その時直面していることに集中し、1つづつ効果的に効率的に成し遂げていくほかない。

もう、2ヶ月以上は、土日も家にいたためしがないので、自分と周囲に支障のない範囲で小休止や多少手を緩めてバランスを取らねば、風邪引きそうなので、今晩は、寝ることにも集中します。

最後まで聞いたことがない、安眠できるCDを連日聞きながら、今日も爆発的に眠る予定です。


心身のバランスを自然にとってくれるスピリチュアルなCD メディテーションCD 5枚セット

どれもこれも安眠必至のCDでございます。

夜は、ぐっすりおやすみなさい。



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社会起業家という生き方

2007-11-13 01:00:37 | おすすめBooks
皆さんは「病時保育」という言葉を知っていますか?

子供が病気になった時には、通常の保育園では預かってもらえないので、働くお母さんは会社を休まなくてはなりません。それは女性が働くことを阻害する根深い問題の一つです。

私の職場の上司がそうでした。

結局、お子さんが急に病気を患い、長期的に治療が必要になり、この夏、退職をするとメールをいただいた時に、本当に残念な思いでいっぱいになりました。今、一緒にFP講座に通うメンバーの中にも、同じ事情の方がいます。優秀な営業ウーマンだと一目でわかる女性です。

この「病時保育」という社会問題を解決する、そんな事業モデルがあることを「すぎなみ大人塾」で知り、若干26歳の若き社会企業家のプレゼンを目の当たりにし、「日本はまだ変われるんだ」と思ったのが1ヶ月半ぐらい前のことです。

NPO法人フローレンス 駒崎 弘樹氏

Newsweek誌でも「世界を変える社会事業家100人」にも選出されているんです。

先日、駒崎さんの本が書店に並んでいました。パラパラと見た感じでは、プレゼンの内容でほぼ網羅されていたのだけど、最後の謝辞を読んで涙が溢れてきて、この涙の意味を忘れないために購入しました。

そもそもが有能である上に、創意に満ちたビジネスモデルと不屈のアントレプレナー精神など、もともとの起業家としての資質の高さももちろん実感するのですが、彼らのサービスが、いかに社会が待ち焦がれ、それゆえ支持され、感動を与えるものだったか、ぐんぐん引き込まれていったというのが感想で、あっという間に読み終えてしまいました。

「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
駒崎弘樹
英治出版

このアイテムの詳細を見る


実に清々しい・・・・

フローレンスの活動内容もHPで非常に詳しく告知されているし、もし小さなお子様を持つお母様がいたらぜひのぞいてみていただきたいし、働くことを諦めないで欲しいと思います。

ようやく重い腰を上げて動き出した子育て支援のしくみに、このビジネスモデルが民間(行政)レベルで各地に展開されれば、産後の女性の就業率はもう少し改善するのだろうと予感します。

本も是非読んでみてください。子供の有無を問わず、スゴイ、元気になれる1冊でした。

ちょっと興味を持ったゾという方はぽちっとよろしく。




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知られざる二宮金次郎

2007-11-05 12:27:23 | 不思議なミュージカル活動
私が年に1回参加しているヒューレック研究会のミュージカル(右のカテゴリから見ることができます)も本年度の公演が近づいてきました。出演者も確定し、脚本も練り直しが続くものの、今年も何とか形になる目処がついて参りました。

さてここ数年は、当研究会が大切に考えている「ピグマリオン精神」を、歴史上の人物の生き方を通じて表現しているミュージカルですが、今年は二宮金次郎にスポットを当てております。

皆さんは、二宮金次郎が何をした人か知ってますか?

私は脚本を書くまで、全く知りませんでした。しかし、歴史漫画を読み、童門冬ニ先生の小説を何度も読み、その人となり、功績などを知るにここまで知られていない歴史上の人物も珍しいと思っております。

全一冊 小説二宮金次郎 (集英社文庫)
童門 冬二
集英社

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彼は、今風に言うと、農業技術のプロフェッショナルであり、農村改革のプロジェクトマネージャーであり、ファイナンシャルプランナーであり、ファンドマネージャーであり、経営コンサルタントであり、実に多彩な活躍をしています。

東京都副知事の猪瀬直樹氏が「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」という本を出版しています。 江戸時代に多くの藩の農村や財政をたてなおした二宮金次郎が、現代に生きていたら?

二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫 い 17-14)
猪瀬 直樹
文藝春秋

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二宮金次郎は政治家ではなく、確かな実務に基づいた時のリーダーです。

政治に頼ることなく、一部の企業家や社会事業家が優れたビジネスモデル・志・信頼関係に基づくつながりにおいて、世の中のしくみを変えているのも確かなことです。

まさに、今、会社、家庭、地域のどれに限定することもなく、二宮金次郎の視点での改革が望まれているのだと思います。

ミュージカルの方は、子供にわかりやすく、大人が見てもなるほどと思える内容になるように、そして演じる側も会場と一緒に楽しめる内容になるように稽古中です。ぜひ皆様、足をお運びください。

なお、10代から70代まで今年も、バックグラウンドも年齢も全く違うグループメンバーがそれぞれの役割を、演じていきます。ぜひスケジュール調整の上、ご参加いただければ幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

公演日:2007年11月25日(日) 14:00開演
会 場:日本橋社会教育会館 8Fホール 地図は⇒こちら
入場料:無料

13:30~先着30名様に抹茶のサービスがございます。

チラシは⇒こちら からご覧になれます。

皆様のお越しをお待ちしています。

「応援しています」のクリックもよろしく。



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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
◆最新のスケジュール◆
確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ