Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

何となく生きない

2010-04-27 22:17:49 | 自分のおかたづけ
午前の仕事を終え、午後からその足で新宿へ向かい、献血をしてきました。
15年ぶりです。

献血ルームでお仕事されている方の仕事理解のために、必要な接客スキルはどんなスキルなのかを観察するのが一義的な目的です。

ソレニシテモ、400mlモケツエキヌイテダイジョウブカナ・・・・

結果、ヘモグロビンもたっぷりで全く問題なし!

イチオウ、チュウショクニハ「レバニライタメ」タベトキマシタノデ。

誰かに自分の健康が貢献できる、ずっと忘れていましたこの感覚。

さて、

今朝、マイミクの同級生男子から、小・中学校の同級生が脳内出血で急死したとお悔やみの知らせがありました。

彼は、5年間も同じクラスだったし、同級生が40歳という若さで亡くなったことが、かなり衝撃でした。

自ら命を断つ人の数が増加している一方で、予想しない命の終え方をする人がいて、

きっと、もっと生きたかっただろうに。

早すぎるよ・・・

こういう事実に直面すると、生きていることは決して当たり前のことではなく、生かされているのだと、シミジミしてしまいます。

先日、福島先生も言っていました、「何となく生きない」と。
それは、何に命を使っているかわかる生き方をするということ。

私が何となく生きてしまった今日が、誰かが、何とか命をつなごうとした1日と同じになってしまわぬように。

男子とドッジボールしても対等に戦えた小学生の頃のワタシ。
彼の投げたサイドスローのボールが胸の中にズシンと収まった時の息詰まる感じが蘇ってきます。

サヨナラ、マタイツカアオウ。

そして、折り返しの人生を、意味を持って生きよう。

人生は2度ないのだから。

プチっとお願いします。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相互支援で生きる

2010-04-27 01:59:36 | TA(交流分析)
先日、拙ブログでもご紹介した、福島正伸先生の講演に、3名アテンドできました。
3人にはとても満足していただき学びに貢献できたことを、私は、何よりもうれしく思っています。

私は、福島先生にお会いするのは4回目でしたが、間近でお話させていただくのは初めてでした。

それにしても、日本を真剣に変えようと精力的に活動されている先生は、高いエネルギーを湛えており、50歳を過ぎた今、あまりに元気過ぎ、少年のような瞳と笑顔はまぶしいほどです。

そして、どんな人も分け隔てなく明るく・楽しく・温かく迎えて下さる先生には、メンターとしてのお手本を見ずにはいられません。

そして、こんな社長の下で働く社員さんは、多忙な日々かと存じますが、ホント羨ましいですね。

また、夢を語れる大人を増やすことで日本を変えることに情熱を尽くしている先生からの様々な仕掛けで、日本は政治ではなく、人の持つ自立心・自律心で再生できるのではないかと希望を見ます。


さて、

交流分析は、私の人生に大きな影響を与えた学問です。

交流分析が目指すのは「自律」です。

「自立」と「自律」は、辞書的には意味が違うのですが、福島先生の言う「自立」の意味は、私の中では「自律」に近いです。

やってみますか?「自立度チェック」⇒コチラ

ここ数年の私は、「自律した生き方ってどんなんやろ?」って、自分の経験から、辞書の意味とは別に定義づけをずっと試みてきました。

いかなる時も、自分はコントロール可能な自分自身の責任者として生きること。
他者と比較せず、他者と共生可能な自分なりの意味と思いを持って生きること。
自分の中の問題に、自分で気付き、自分で考え、自分で選択し、自分で行動することで生きること。
自分で描いた地図を、自分の意思と自分の選択で運転しながら生きること。

未だ集約できていません・・・

が、

自分で自分の自律性を問う時には、他人との関係も踏まえて、

うまくいかないことを他者のせいにしていないか?
自分の成幸を他者に委ねていないか?

と、自分に念を押す「かわいげのない質問」を繰り返すのです。
そして、多くの場合、内省や内観の後、自発的行動を起こす羽目になる・・・

他人を責めたり、責任転嫁したり、まかせっきりって、自分自身は何にもしなくていいからホント楽なんですよね。

その代わり、自分で問題を解決する力は培われないから、結局誰かを当てにすることになり、思うようにならないと相手を変えようとする。

結果的に自分自身の困難を乗り切る力に、無意識に自信が持てないから行動もなく、成功も失敗もないから成長もない。

無力な人ほど人を変えようとして、心理的なエネルギーを無駄に消耗する。

それは、他責で生きる代償かもしれない。

多分、私はそんなエネルギーを使うために生まれてきたはずではなくって、

他者との関係の中で、お互いが価値ある存在として認め、認められ、他者に貢献し、貢献されること、感謝し、感謝されながら、与えられた命を自分以外の人の為に使いながら、自分が自分自身を喜ばせて生きていく。

私は、そのために生まれてきたのではないかと思います。

福島先生が描く理想の社会は「相互支援関係」で成り立つ社会です。

私自身も、いつも誰かの支援ができる自分でいたいと思います。
誰かの役に立ちながら、自分が学び、成長することに満足ができるなんてステキなことです。

人の支援をすれば、誰かが自分の支援をしてくれることになると言われますが、それは本来の目的ではありません。

個人が自分の本当の欲求に気付いて、行動で具現化しながら、一人ぼっちじゃなくって、誰かと共に幸せに成ること。

そんな世の中になることを願って、きれいごとでなく、私もささやかな行動で貢献していきます。

プチっとお願いします。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

馬と蕎麦

2010-04-24 22:41:30 | 出張先にて
今回はえらくストレートで、男前なタイトルです。

私は、外食には慣れていますが、何となく何でもいいかっていうのはあまり好きではなく、旅先でも同じお代を払うなら、少々工夫したいもの。

しかもB級であること。

この日は寒いので上田駅の周辺の居酒屋にて。
お酒も飲まないのにね・・・

そか、信州も馬肉ねーー。
ってことで、早速、「馬肉うどん」をオーダーしました。



味噌で煮込んだ馬肉がトッピングされており、お出汁濃いめで温まります。

で、メニューにある「おたぐり(馬モツ)」は、『ホルモンヌ』としては素通りできず、上田産のクルミが入った餃子といただきました。



おたぐりは、馬の腸の煮込み。

馬の腸は牛より長いので、処理する時に「たぐる」らしく、それでおたぐりとのこと。
馬は、草食で運動量も多いので、腸壁に脂がなく、さっぱりとして、柔らかかったです。

夕飯は食べてから東京に戻ろうと思い、お蕎麦屋さんに立ち寄りました。
池波正太郎が好んで出入りしたと紹介されていた「刀屋そば店」さんに、行ったのですが、既にのれんが下されており、落胆。



気を取り直して「太平庵」さんで、せいろいただきました。



それにしても、すごい量やなーーー。
そして、のどごしより食感や味わいを楽しむそばかと。

未だ、そばの美味しさが曖昧なままの私ですが、東京で食べるそばとは全く異なることぐらいはわかります。

先日学んだばかりのそばの食べ方の流儀に従って丁寧にいただきました。
なかなか美味しゅうございました。

こうして「美味しいそば経験」は確実に積み重ねていると思います。
運命のそばに会える日は近いと思います。
(9月に木曽・開田高原に行く予定です)

後で、調べてわかったことですが、すでにのれんを下ろしていた「刀屋」さんは、14年前に友人に連れてきてもらったお店でした。

26歳の頃、何も怖いものがないまだ小生意気な小娘の頃でした。
あの頃の自分に呼ばれていたのかも。

上田は、そんな若い頃の自分に会えそうな特別な街です。

この街で、いい仕事ができてよかったです。

プチっとお願いします。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信州:上田城を訪ねる

2010-04-24 07:52:19 | 出張先にて
最近の寒暖の差はどうかと思う・・・

木・金曜日と長野県上田市を仕事でお訪ねしました。

午前の仕事を終え、冷たい雨の中の移動となり、上田に着いたらホテルで静かにしていようと思っていました。

何の下調べもしていなかったのですが、駅に着いて、「上田城」の文字を見るや否や

やっぱ行かなあかん・・・

サイキンミョーニ「シロ」ニモエルワタクシ。

で、

歩いて、10分ほどで、真田幸村の居城:上田城跡公園へ

上田城は、難しい地形に立っており、徳川軍を2回も撃退した難攻不落の城だそうです。
現在は、天守閣はない代わりに櫓が残っています。



写真は、東虎口櫓門。

街中に千本桜まつりのぼりがに掲げられています。
桜は、残念ながら半分ぐらいは散っておりまして、その代わり、雨の中、地面は桜色のカーペットです。
何せ千本植えられているので、城内のお堀も桜の花びらが浮いて淡いピンク色です。

入口の門を入ってすぐにあるのが「真田神社」



真田幸村と言えば、先の大河ドラマ「天地人」で城田優が演じていたのが思い出され、大阪夏・冬の陣で物凄く活躍した指折りの武将でありますよね。

真田の赤構えには、家紋の「六文銭」です。
三途の川の通行料である六文銭が家紋とは・・・戦での死をも厭わない覚悟で臨んでいるという意味っぽいですね。



そう言えば、小学生の頃にNHKの人形劇で「真田十勇士」ってやってました。(古いよねぇ~)

雲隠才蔵とか猿飛佐助が「忍び」であったことがかすかに思い出されます。
しかも「根津甚八」って真田十勇士の一人だったんですね・・・今回初めて知りましたし。

このように日頃の不勉強さをその土地を訪ねては痛感し、後付けで、いかばかりかの教養とは言えない知識を得るのが昨今のパターンです。

私は上田は2度目です。1度目は、小県郡丸子町に友人の実家を訪ねた時に、おそばを食べるためだけに立ち寄ったのが14年前。

今回は、多少なりとも、歴史をたどることができたのですが、私はこの町の雰囲気がかなり好きです。

気のせいではないと思うのですが、偉大な主君が治めた歴史のある地方の街の多くでは「人を尊び敬う文化」が感じ取れるんです。

そして、夕食をいただいた居酒屋さんや、観光案内所などでもとても親切に声をかけてくれます。

人をもてなし、東京から来たと言えば労ってくれる。

薄暗くそぼ降る雨の中を、2時間ほどの小旅行です。
ホテルに入って、2時間ほど仕事をした後は、東京駅で買った本を1冊読破し、あとは爆睡です。

どうやら月末までパリッと行けそうです。

プチっとお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厄年の男子たち

2010-04-21 08:32:29 | わがまち・杉並
私は、mixiをこの3年ほど利用しています。

熱心なユーザーではありませんが、偶然の出会いや過去のつながりを回復できればという期待もあり、実名でまじめにプロフィール登録しています。

この1ヶ月ほどで、小学校・中学校・高校生時代の同級生からマイミク申請がきており、一気に4人(いずれも男子)、同級生のマイミクさんが増えました。

ダンシトカジョシトカッテヒビキモイイネ・・・

こんなことってあるんですねーー

20年以上も前に彼らがいた光景のを回想すると、その中での私は制服。。。

それにしても、当時はなかなかの歌舞伎者だったやんちゃな彼らも、今ではすっかり、仕事にも、家庭にも責任のある立場になり、私なんかの蒼臭さとは違った落ち着きです。

先日、久しぶりにMTBで杉並区内の散策に出まして、途中立ち寄ったのが「大宮八幡宮



ちょうどここが「東京のへそ」だそうです。

古くは武蔵国三神宮にも数えられ、なかなか立派な神社です。
参道も広々としており、なかなかの風格です。

境内には、お祭りの時の御神輿がガラス張りの倉庫に保管され、というかここまでたくさんあると展示されていると言った方がいいかもしれません。
かなり立派です。

お祀りしているのは、応神天皇であり、菊の紋が神々しく光り輝いています。



そう言えば、今年は同級生の男子が本厄の年です。

何度も書くようですが、女性は30代で厄が2回来ます。
現代の厄年の解釈は、多様になっていますが、振り返ってみると私自身は試練が多かった期間でした。

働き盛りでもありますから、いつまでも元気でいてほしいですね。
大宮八幡宮で彼らの多幸を祈りました。

※皆さんからのマイミク申請もお待ちしています。

プチっとお願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレイルランニング

2010-04-17 23:57:09 | ビジョガーへの道
新人研修もひと山超えた感があるのですが、今月もあとひと頑張りです。

今日は、午後から、野菜ジャーナリスト篠原久仁子。さんと、千駄ヶ谷の「GOODMORNING CAFÉ」で軽くランチをして、

大人のガールズトーク(?)後、一緒に神宮外苑を走ってきました。
コースは⇒こちら

私は同じコースを何周もする練習はダメなタイプで、赤坂御用地・迎賓館などのスポットを横目に走れるこのコースは、案外上り坂が好きな私にとっては退屈しなくて楽しかったです。

その後、千駄ヶ谷から新宿を抜けて、大久保通りから早稲田通りを走り、中野、高円寺、阿佐ヶ谷と結局は自宅まで走って帰ってきました。

朝からあんまり炭水化物を取らずに走ってしまったので、途中でカロリーを補給しながら合計15kmをゆっくりと。

6月には夏前にもう一度10kmのレースに出ます。
連休には、20kmまで距離を伸ばして、暑くなる前にハーフマラソンを意識してさらに距離を延ばしてみます。

敢えて宣言して実行するべしってことで、
10月の手賀沼エコマラソンでハーフデビューする計画です!

それにしても、ただでさえ練習嫌いなのに、大嫌いな夏にどうやって練習を継続するか・・・。

で、

もともと私はロード以外のランニングを楽しみたいと思っており、梅雨明けから夏場はトレイルランニングを始めてみようかと思っています。

年長者を中心にブームの登山とトレイルランがうまく共存するにはマナーや自然保護上課題が多そうですが、

折しも、今年から山にも登っていますし、そのあたりを理解した上で、楽しんでみようかと思っています。

飽きっぽい私にとっては、ロードラン・トレイルラン「どっちか」ではなく「どっちも」ありかと思っています。

今年は「鍛える」がテーマの私です。
私は、学力偏差値より、おそらくスポーツ偏差値は10ポイントほど高いはずです。
3月に10km走った時に、40才になった今も案外衰えてないんだなぁと感じました。

無理は禁物で、怪我は最も避けるべきものなのですが、実年齢より若くいるためには、少々肉体的にも苦しいことにチャレンジしながら、自分の体と向き合うことも「わたし流」のやり方かと思います。

30代で置き去りしてしまったフィットネスピープルとしての暮らしを取り戻し、このまま行くとアスリートに戻ってしまう可能性アリ。

それにしても、ストレッチをしても、この硬い筋肉がなかなかほぐれないのがもどかしいです。地道に続けます。

来週は、奥多摩に行ってきます。

プチっとお願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

期待外れなのは

2010-04-13 22:56:53 | おすすめBooks
新人研修まっただ中、引き続きエネルギー全開です。
今週は、マナー研修4日連続登壇です。

私の場合は、もともと電話対応系の講師として、講師業をスタートしているので、ビジネスマナーの研修もあたりまえのように登壇しています。

ビジネスマナーの「型(基本)」を、意味や根拠とともにわかりやすく教えることや、実際にできるように所作の修正に関わったり、さらには実際のビジネスの現場で型をどう変形させていく必要があるのかなどの知恵やイメージ作りに貢献していくことに、

最近は密かな楽しみを覚えています。

といいますのも、今年の新入社員、極めて優秀!

たまたま優秀な新人がいる会社や自治体の研修にアサインされているからなのかとも考えたのですが、そうであったとしても

集中力が高いし、時間いっぱいを使って積極的にロールプレイをするし、わからないことをきちんと質問します。

ゆえに、教える側にとって、教え甲斐があるのです。

無論、今の段階では、新人には凹む要素が少なく、知識を詰め込まれながらも興味が旺盛です。

ほんの数パーセントは、心配な新人さんもいるのかもしれませんが、各社の人事ご担当者の熱心な焚きつけ方によって、大半が新人らしい向上心を見せて「自燃」しています。

「自燃型」には、マナー研修では、どんどんロールプレイをさせて、細かいところまで、妥協しないで、修正して差し上げる。そして、少しだけ応用問題的に背伸びした内容も教えます。

意味や根拠を教えれば、スポンジのように吸収しようと、大きく頷きながらメモを取ります。

できるかどうかは抜きにして、知識として知っておきたい、いつかテキストを読み返した時に役に立つであろうということは、積極的に持ち帰ろうとします。

これらは、これまでの研修で出会った新人の皆さんに共通する傾向です。

私が新人だった時以上に、真面目で、意欲的で、素直です。

スナオナシンジンハノビル

私なんて、新人の時は、偏屈な新人でしたよ・・・。

大半のことは、自分から動かないと仕事にならない接客業ですから、思考よりも行動が先の新人でしたが、疑問が解消できない時は、失敗を怖がって仕事を避けたり、また嫌いな仕事は全く喜んでできていませんでした。

今思えば、ヒトクセある新人でしたね・・・

素直な新人の皆さんの配属された後の伸びは、未知数です。

それとも、ゆとり世代の弱さが露呈し、軋轢を生むのか。

個人的には、新人の進化は、いつの時代でも、ビジネスの最前線で働く先輩・上司による「質の高い」インプットとアウトプットに対しての「良質な」フィードバックに支えられていると思います。

問題は「教え方」です。

個人的には「OJT研修」なども担当しますが、「ほめ方」「叱り方」とともに、新人にとって何よりも大切なのは、「できるようになるための教授法」です。

能力の開発レベルや思考パターン、メッセージの受発信パターン、囚われるポイントを踏まえたインプットとフィードバック。

まず「うまくできるようなる」ことなくして、真の自信は生まれないし、1日でも早く成功体験を積ませることに注力すべきと勤め人時代は思っていました。

どうしたらうまくできるようになるか、ここぞと言う時には、とことん付き合うことが大事ともと。

自信がないから、ほめなくてはいけない。
うまくできないから叱る。

これらは、うまくできないことによって生じる指導者側の手間です。

自分で考えさせる、自分で気付かせると言っても、考えるための素材や着眼点が示されていなければ、「自分軸」が機能しません。

教える側の腹に落ちた良質な素材のインプットで、粗削りでもいいから大局をつかみとらせ、

アウトプットの細部を磨いていく過程においては、助言を求めやすい自分でいることや、即座に細かく口を出すかは、内容や時と場合によりますが、目をかけ、気にかけながら頃を見て、必要であれば行動にピンポイントな修正を加えて行く

そんな手間こそ惜しまない。

そして、その組織や仕事で大切にすべき価値判断基準でのアウトプットをさせる。

教える側が妥協をすれば、相手は求める水準以下にしかなりえません。

「こんなことは、言わなくてもわかるだろ?」「なんでこんなこともわかんないかな?」と

教える側からは、そんな言葉も聞こえてきますが、「普通こうだよね」的な理想論を手放して、なすべきことは、「現実対応」することじゃないでしょうか?

ここで、適当に「見て覚えろ」的に手を抜くと痛い目にあうこともありましょう。

新人ができない・わからない理由は様々です。

知らないのか、なんとなくわかっているのか、どこが具体的にわかっていないのか、わかっていても意思表示できないだけなのか、できるけどやっていないのか、できるけど全力でやっていないのか、

こればっかりは、本人に具体的に尋ねてみないとわかりませんし、話し合いによる調整で、憶測ではなくてはっきりさせる部分だと思います。

勤め人時代は、教え、教えられながら、大雑把な私もこんな時だけは職人気質でした。

カウンセリングやコーチング、ファシリテーションなど支援の技術は複数学べども、そもそも「教える」は、私の仕事の強い動機なんだと思います。

今は、型の部分を丁寧に教えながら、受講者が恐ろしく集中し「知ること」「できること」が楽しくてしょうがない、

そして、実務の中で学んだことを試せる機会が緊張感とともに楽しみになる研修を日々工夫していきます。

場がクリエイティブになることに責任を持ちながら。

久しぶりに読み返しています⇒教師を目指す諸君へ

こんな本も読んでいます。

期待外れの原因は、新入社員側にばかりある訳ではありません。
受け入れる側の問題点・・・とても面白かったです!

新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか (光文社新書)
樋口弘和
光文社

このアイテムの詳細を見る


プチっとお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢しか実現しない

2010-04-10 17:41:16 | ■おしらせ■
週末は、ゆっくり休みます。
今週の研修の報告書を書いて、来週の準備をしたらゆっくり本を読みたいです。

3月末、わがメンターのオフィスを訪ねて話をしていた時に、「50歳からをどう生きていくか、最近ふと考えるんですよね・・・」という言葉が、私の口からこぼれました。

私のメンターであるナンシーは、目を輝かせて、話を聴いてくれました。

マダヨンジュウダイイチネンセイナンデスガ、カンガエタッテベツニイイヨネ?

仕事は生涯現役でいたいと思っています。

50代では、健康体で今よりもう少し味のある仕事をしたいと考えています。
50代では、今よりは、個人向けの仕事がもう少し増えている絵を描いています。

それは、いわゆる「夢」なんだろうか?

私には、夢らしい夢はなく、今の仕事は、数年前から準備をして、お客様に恵まれて、思い描いていた今の姿に幸運に近づいたにすぎません。

しかし、今の仕事を大事にしながら、次のステージに向かう時が来ています。

昨秋から温めているプランがあり、部分的には今年の夏から仕事を拡大していきたいと考えています。

さて、こんなよいタイミングで、昨年からメンタリングを学んでいるコースで、我が国のメンターのパイオニアであり、現在もメンターとして絶大なる影響力と信頼を得ている福島正伸先生をお招きした講演を一般公開します。

人材育成に関わる方には、もうお馴染みの方も多いかと存じます。

--------------------------------------------------------------------
メビウス人材育成グラジュエートスクール設立5周年記念イベント
『夢力・夢現セミナー』

講演テーマ:「夢しか実現しない」
講 演 者:福島 正伸 氏(株式会社アントレプレナーセンター 代表取締役)
日   時:2010年4月24日(土) 10時~12時
人   数:50名
費   用:講演のみ:5000円(税込)/ 講演+ランチ親睦会参加:6000円(税込)
会   場:かながわサイエンスパーク(KSP) 西棟7階 
      川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク西棟7階
     (JR武蔵溝の口・東急田園都市線 溝口 駅前からKSP行きシャトルバス利用)
      地図とバス時刻表は⇒こちら
          
お申込みは、主催者に直接お願いいたします。
チラシは⇒こちら

--------------------------------------------------------------------

このお値段で、福島先生のエネルギーに触れられるとあって、早くもお席は埋まりつつあるのですが、今ならまだ間に合います!

私は、福島先生の講演を、3年前に聴講し、これがきっかけになり、自分自身がメンターとしての在り方を真剣に考えるようになりました。

よろしければ、関心のある方、いらっしゃいませんか?

大人になって「夢」なんて恥ずかしいと思っている方、
「遠い夢よりまずは近い現実だよ」と思っている方、
「勤め人に夢は不要だよ」と思っている方、
(よろしければなんですが「夢どころじゃない、もー、激務でクタクタ」の方も)

毎回、福島先生の講演は、超満員です。
私も含めて、聴いた方から何かが変わっています。

そして、自分で描く「夢」の実現に向けた相互支援関係を、どうか私と一緒に築いてください。

福島先生は、たくさんの本を出版なさっていますが、この本、読んだことありません?

どんな仕事も楽しくなる3つの物語
福島 正伸
きこ書房

このアイテムの詳細を見る


本の内容が動画になっています。
今の仕事が、案外恵まれているのに、面白くない方は、優しいBGMに癒されて、4分30秒以降まで見てくださいね。



プチっとお願いします。



コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

叱ること・叱られること

2010-04-08 23:29:39 | しごと・キャリアのこと
新人研修が、ほぼ全開のエネルギーで進行しつつあります。

社外講師となり3年目の春です。
1年毎に、新人に教えることも変化してきているように思います。

私は、決して「厳し目の講師」に分類されている訳ではありませんが、新人の皆さんを叱る機会も増えています。

講師は接客業というスタンスの私は、新人研修以外の研修では、お客様を叱ることなどありません。

また、独立してからの自分には、部下・後輩もいませんし、子のいない自分にとっては、人を叱ったり注意をしたりする習慣もありません。

そして何よりも、常に「他人を喜ばせろ」という囚われを持っている自分にとって、叱るということは、特別な行為です。

しかしながら、まだ学生気分の抜けきらない新人に対して、社会人としてふさわしくない考え方や行動をしている時、それを放置し、無関心でいることは愛情でも何でもありません。

「他人を喜ばせて、人に好かれていたい」などという、私利私欲に、私自身が囚われている場合でもありません。

私にとって叱ることは、

相手の良くない言動の事実を冷静に伝えて、それが結果的に相手の評価を下げたり、信頼を損ねるものであることを「心配している」のだ、ということを「本気」で伝えるコミュニケーションであると思ってきました。

本気であるが故に、力が入ることもありましょう。

大事なお客様であると思えば思うほど、上っ面を撫でたような適当な言葉で、些末な対処方法だけを教えるなんてことはできません。

叱ると決めたら、事前に叱る内容を冷静に整理して、叱り方をシミュレーションすることも必要な訳で、私は、皆さんが思っている以上に真面目に叱っているつもりです。

新人研修で教えることの大半は、当たり前のことばかりです。

でも、理解した内容がすぐ実践できるとは限りません。

私自身も、その当たり前のことが、当たり前のようにできていないことを痛感し、いまだに多少なりとも失敗もするのです。

だからこそ、若手を心配するのです。

抜けきれない学生気分のまま、中途半端な気持ちで仕事に向かい合っていた時に、上司から「目の色、変えて出直してこい」って言われた私。

お客様からのクレームにまともな対応もできず、嫌な思いや情けない思いをしてきた私。

自分の価値で勝手な判断や勝手なルールをつくり、新しい組織の大切に考える価値をいつまでも理解しようとしなかった転職したての頃の私。

失敗を失敗と認められずに、誰かのせいにして始まる言い訳に「能書きたれんと、まずはあやまらんかい(関西弁)」と一喝された私。

私自身は、叱られた経験はそれほど多くありません。

でも、今思えば、叱ってくれた数少ない上司のインパクトのある言葉は今でも自分にとっての「ありがたい戒め」になっています。

自分の中に今もいる「ダメな自分」を、受講者の中に見いだした時、自分に向かって問うかのように語り掛けている自分がいます。

私は、感情的になることはありません。
相手に伝わるような温度の思いは、自分で意図的に生み出さなければなりません。

ミスはに誰だって起きるもの。
時に、ミスは意に反して起き、誤った行動は無意識で軽率です。

ミスの再発防止や挽回する未来思考はもちろん必要なことです。
ETC型の新人なら、当たり障りなく謝って、高い学習能力で、スマートに改善することもできるでしょう。

しかし、叱られた側にとって、忘れてはいけないのは素直に詫び、指摘してくれたことに感謝すること。

そんな真剣なやりとりで、通じ合うことができた時のなんだか「ヤバイ泣きそう」的な震え。

「何を正し、何をわかちあうか」

このことが大事であることを、私に教えてくれたもう2度と会えないかもしれない受講者のみなさん、本当にありがとうございます。

印象に残る研修がまた1つ増えました。

プチっとお願いします。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜の中を走る

2010-04-04 19:28:34 | ビジョガーへの道
4月は登壇数が当然のことながら多いのです。

これまでの私ならば、ヘトヘトになっていたと思いますが、今年のテーマは何せ「鍛える」。

「鍛える」と「休む」「楽しむ」のバランスをうまく取りながら、月末になってもパリッとしている自分をイメージして顔晴る予定です。

金沢ロードレース以来、週末は15キロぐらいの(自分にとっては)ロングランを試みています。

なかなか走りやすいコースが見つからなくてまだまだ試走って感じですが、西武新宿線沿線の車の通りの少ない街中や、歩道の広い青梅街道を西東京方面へ、が最近の練習コースです。

昨日は、夜、会食で、新宿御苑を通り抜けて四谷に向かい、十分桜を堪能したのですが、今日も、朝早く、早稲田通りから青梅街道を途中で南下して井の頭公園まで往復してきました。

公園に着いたのは8時台でしたが、ブルーシートが敷き詰められており、場所取りの皆さんホント早朝からお疲れ様です。



公園内も軽く走って桜を愛でてまいりました。

心なしか男性ばかりのグループが多かったような気がします。

それにしても、8時台からビールって飲めるんですね・・・
飲酒の習慣のない私には全くの謎です。

そういう私のお楽しみは、遅い朝食の後の桜餅ですーーー。

先日、お世話になっている人生の先輩が、ご勤務先の百貨店で今の時期イチオシの桜餅を下さいました。

伊豆の永楽堂さんの「長八さくらもち」

永楽堂さんのある、静岡県賀茂郡松崎町は全国の生産量の約7割を占める有数の桜葉の産地だそうです。



お餅の部分は、小ぶりで求肥のように滑らかで、甘さ控えめの粒あんが上質です。



ヤバイ、コレ、イクツデモタベラレソウ・・・

さすが、桜の葉の存在感が絶大です。

一応、年末からの減量も順調だし、2日連続で会食だったけど、今日は、15キロ走ったからいいよね・・・

ちなみに、体重は12月から3キロ、落とせました!
目標まで、あと2キロです。

こんな調子で小さな喜びを重ねて、4月を元気に乗り切ります!

プチっとお願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考え方と行動を教える

2010-04-04 18:33:38 | しごと・キャリアのこと
今年度の新人研修が始まりました。
初日は、強風の中、横浜まで。

さて、例年、日本生産性本部が発表している今年の新人の特徴ですが「ETC型」とのこと。

平成22年度・新入社員のタイプは「ETC型」

どうやら、効率の優先によって徴収員との会話が無くなってしまったETCに例えられているんですね。そして、ITを駆使して情報収集の力に長けておりスマートである新人の皆さんを表現されているようです。

うまく例えられるものですね・・・さすがです。

直前まで心のバーが開かないので、性急に関係構築を急いではいけないとのことで、迎え入れる側としては「スピードの出し過ぎには要注意」とのこと。

これは、大きな傾向として理解しておく必要はあるのだと思うのですが、企業側としては1日でも早く戦力になってほしいと思うもの。

ご依頼いただく企業の人事ご担当者様のご要望も様々です。

「最初から、ガンガン飛ばして下さい」「終始、温かく親しみやすくお願いします」「とにかく勇気づけて下さい」・・・

基本的にカメレオン的性質の私は、イメージに従って自分を変えていくことはできなくはないのですが、「厳しく」というご依頼の企業様とはあまりご縁がありません。

私は、新人研修の時期は、いつもの研修と異なったインストラクションを意識しています。

それは、いつも以上に「わかりやすく教えることにこだわる」ということです。

まず、新人の時期は、「インプット」することがたくさんあるので、なるべく短い言葉で、本質・意味・根拠を骨太にインストールする必要があると考えています。

饒舌にならないようにインパクト勝負です。

昨年の研修で、アシスタントに入って下さった方が、「はるさんの研修には、短くて、刺さる言葉が多い」とフィードバックしてくださいましたが、もしかしたら、それは私の特徴かもしれません。

今年もこのテイストは変わりません。

そして、「厳しさ」も「優しさ」も意識しません。
「厳しさ」や「優しさ」で意図的に相手の心理操作をしません。

ただ、集中力を高めて、理解しなければならないことを理解できるように、できるようにならなければならないことをできるように、勇気をもって自らが自分の行動を社会人仕様に変えていけるように支援するだけです。

社会への発言力の高い私ども年長者は、若手のことを年長者独自の視点で表現します。

中でも、若者のコミュニケーション能力を過小評価する年長者は多く、私はいつも違和感を感じています。

もし仮に、若手のメッセージの受発信能力が弱いとしましょう。

そうであったとしても、年長者である私たちは、彼らとのわかちあいを成立させる共同体です。

私たち自身の受発信能力で補うこともできますし、わかちあいがうまくいかないことが仕事上、障害になるのであれば、どこをどう変えて欲しいか、具体的に教えていくのも、年長者の役割だと思っています。

それをしないのは、年長者の怠慢であり、自らのコミュニケーション能力への慢心ではないかと思えて仕方がないんです。

そして、若手にとってコミュニケーション能力は、ベースになる大事な能力でありますが、それがその人の全てではありません。

実際に、例年、研修でうかがう企業の新人は優秀だと感じることが多いです。

コミュニケーション能力は、その他の素晴らしい能力を活かすためのオペーレーションシステム(OS)の「大きな一部分」であると思います。

長年慣れ親しんだコミュニケーションスタイルやパターンを変えるには訓練が必要です。しかしながら、その為の「考え方」と「具体的行動」は常に変えることができます。

われわれ年長者に比べれば、それが柔軟にできるのは「若手の強み」です。

4月は、たくさんの新人の方と出会う季節です。

社会人としてのコミュニティの中で、新人の皆さんが快走できるように、迎え入れ、「考え方」と「行動」を教えながら、入口側から背中を押していく、そんな自分でありたいと思っています。

引き続きワクワク中です。

プチっとお願いします。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
◆最新のスケジュール◆
確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ