Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

不眠症の方にお届けしたかった「脳とからだのボディスキャン」ガイド音源完成

2020-05-17 22:47:21 | 心身一如な日々
緊急事態宣言が解除になりつつある昨今。

本格的な自粛期間が終わったっぽい安堵の中で人の動きが気になりますね。

私は、高齢の両親と一緒に暮らしていますので、引き続き、注意をしていくつもりでいます。

そこで、最近、講師や心理療法士としての仕事の仕方も見直して行きたいと思っていて、オンライン化を進めています。

スライドを動画化したりしてコンテンツを作っているのですが、これが遅々として進まずに、悶々としています。

そんな中、比較的早く人前に出せるかなーと思って公開したのが、

私がマインドフルネス精神療法:自己洞察瞑想療法を教えているクライアントさん向けに作った「ボディスキャン 」の音源です。

マインドフルネスって?ボディスキャンって?って

って方にはまず動画を見ていただければと思います。



Facebookでお友達にご紹介したら、やっぱり寝る前にやってそのまま寝落ちするために聞いているって方が数人いて

睡眠に障害がある方向けに作った訳ではないのですが、

結果として眠れているようなので「よし!」としました。

できあがるまでには、声のレッスンを受けました。

地声が高いので、どうやったら安心してからだを感じることができるようにガイドできるんだろうか???



2週間ぐらい練習しました。

聞き直してみると直したいところはいくつもあるのですが、まずは第1弾として公開しています。

北陸マインドフルネスセンターのホームページからダウンロードもできます。

ぜひ、こちらもご覧くださいね→こちら


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自分の背骨で寛ぐことができること:腰痛とマインドフルネスとソマティクスと

2016-04-15 13:45:32 | 心身一如な日々
昨年の12月から、ずっと鎖骨の下、大胸筋の上部に痛みがあり、胸から上の不快感とともにいました。

1月には、自分の呼吸のパターンにも深い気づきがあり、楽になる方向は少しは見えてきていたのに、
えらく長く続くこの痛み。

結構しんどい時間を過ごしていました。
自分の脳の中で何が起きているんだろうなぁ〜、CTスキャン撮ったらどうなってるんだろうなぁ〜
薬を飲んだら楽になるのかなと思ったこともありました(振り返れば、飲んでも良かったかもとも思う)。

身体は、本当に複雑系を理解する一番近くにあるテキストだなと日々感じているのですが、
「私の場合」は「いい感じ」の動きが実感されても、それに連動して「いい感じ」のところが
増えて行くかというと、長年の身体の使い方のクセや、心の中にブロックしたり、
無駄にしゃしゃり出てくるエゴがあり、なかなか進んでいっていない感じがしていました。

そんな時に、仕事で決別を決断したことで、なんとなく身体の緊張が減り、
ちょっと楽になったかなと思った矢先に、タイヤ交換に出ようとした時に「ぎっくり腰」が・・・

久しぶりに「雷」にうたれた感じでしたが、一方で、何かの終わりもうっすら感じていました。

対処としては、痛みに振り回されてもしょうがないので

・いつもどおりの瞑想を続け、自分の身体の痛み以外の部分についても気づいていること
・そして、痛みなんて実体はない、自分が感じているとだけ観察するということ
・痛み以外の部分までが緊張しないようになるべくなら寛いだ感じでいたいなということ

とは言え、痛いものはやっぱり痛いんですよ。。。

痛みが和らいできた時に、ちょうど日本ソマティック心理協会の
第1回ソマティックダイアログ2016 「マインドフルネス」+「ソマティック」
〜身体のリベラルアーツに触れる〜
というイベントに参加させていただき、大きな洞察を得ることができました。



ソマティック心理学への招待
クリエーター情報なし
星雲社


それは、長谷川智先生と藤本靖先生の「東洋と西洋の身体技法と哲学」という
ワークショップの中の、身体の「健全」な部分・「影」の部分への焦点をどのように当てるか、
という「問い」への考察の中でおきました。

私は、背骨を中心として関連する箇所に慢性的な痛みがあるのですが、この痛みを見詰めることができます。
そしてどこで逃げてしまうかも体感があります。
そして理屈で解明しようとする自分の傾向を知っています。

翌日、敬愛する友人のSさんから
「泉ちゃんはどうして、そんなに光の部分と影の部分を極端なまでに行ったり来たりできるの?」と
質問されて「ハッ」としたのは、

私は、椎間板ヘルニアのトラウマや背骨に関連する以外に身体症状に悩みはなく、
幼い頃から活発で大病がないこと、これが安心材料であるがゆえに、サバイバル慣れしており、
果敢に痛みという「影」の部分に挑み続けることができてしまうのかと。あと気質の粘着性もあり。
(ホントのところはわかりませんが)

なので、「私の場合」痛みはつながりの中で起きていて、部分的に取り除くことはできないことが、
これまでの施術経験や身体の感覚を通してわかっていても「痛み」との関係はざっくりとでもいいので
知りたいと執着しすぎる。

そんな私のターニングポイントは、
山伏の修行:修験道の知恵を身体技法に取り入れていらっしゃる長谷川智先生が、ワークショップの中で、

「こんな私ですが、精一杯生きて行きますので、どうぞよろしくお願いいたします」

と、言葉にすることで、身体の弱い部分がどう強くなるか試すワークを提供してくださいましたこと。

あら不思議・・・
なんだろうこの背骨に力がみなぎる感は
なんだろうこの足裏への信頼感は

これが「THE受容」ってことじゃないか。。。

そして、自分への気づきは、私は、「光」の部分に感謝し、「影」に屈しないまでも
どれだけ身体に「謙虚」に生きてきたかというということ。

早く痛みから逃れて、何がしたいのか?
トホホ、開封してみると、相変わらずエゴまみれです。

そして、カウンセリング技法もソリューション・フォーカス・アプローチを扱い、
クライアントの上手くいっているところ、強み、つまり光の部分を見て行く技法を扱っておきながら、
自分の身体に対してはどうだったんだ?

マインドフルネスの実践をしながら、
なぜに「自分を慈しむこと」ができないのかと、
なぜに「今、ここで何かしていないと良くならない」と思ってしまうのか、
なぜに「今、ここで何かをして好転させることができないと自分に価値がない」と思ってしまうのか
なぜに「今、ここにある」というだけで喜べないのか、

という疑問が、人生の中で何度となしに、性懲りもなく押し寄せては、エゴが震え
そこを探るセラピー(インナーチャイルド)は何度も繰り返してきている訳だけど、
この押し寄せてはまた忘れられてきた問いと共に、これからも性懲りもなく生きて行くのかもしれないと。

ま、それはそれとして

長谷川先生からのアファメーションを活かせる土台は、
これまでのマインドフルネス実践やフェルデンクライスメソッドの実践で身体から気づきを
得てきたことも十分関連していると思っていて

人が痛みから開放されていく方法に、たった1つの方法もないし、
あの人と私の方法は同じである必要がない。
あの人がよくなったからと言って、私が良くなる保証もない。

だから全てを人任せにしないで、自分なりのやり方で、自分の身体と「いい感じ」でやっていくということを
面倒くさい「学習プロセス」によって体得していくことは「私にとっては」しっくりくるやり方なのです。

そして、痛みを取り除くことがゴールではなく、痛みを通して、自分を学び、
また痛みとともに生きて行くんだと、腹落ちした時に、特に「歩きの瞑想」の時に

背骨の上で寛げるようになった自分

に気づくことが増え、自分への信頼感・喜びがあります。

だいたいこんな風に文字で書いたところで、所詮、自分勝手な頭の中だけのストーリー(妄想)です。

ただ、そうやって身体を通して、自分に気づいたことを言語化し、
こぼれ落ちているものもあったとしても、それは私なりの1つのやり方であり、
それが好きなんだと言えて、自分の身体も好きになってきたと言えるようになっていると思います。

なんとなく安心感を感じている背骨が「そう言ってもいいよ」と言ってくれているような
そんな気がしています。

自分の中の光と影が、こんな面倒くさい対話をしながら、
自分の愛着する「痛み」から少しづつ離れて行くのかも、と。
遠回りしてるけど、それでOKなのです、今のところ。




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フェルデンクライスメソッドで痛みを解放する

2015-07-05 13:27:14 | 心身一如な日々
特に梅雨に入ってからどうにも身体の調子がよくありませんでした。

何かがすごい悪かった訳ではないのですが、2日前、出張先で寝ている時に
ただならぬ身体の痛みに襲われ、普通じゃない感じはしていたのですが、
行事が続いており、なんとか頑張りましたがもう身体に嘘をつけなくなって参りました。

フェルデンクライスメソッドは、昨年、ロルフィングを受けた後の様々な気づきを忘れないで
いたいなと思っていたあたりに出会ったロルフィングと同じ「身体教育法」の手法です。

フェルデンクライスジャパンのかさみ康子先生に習っております。

なかなかフェルデンクライスっと何なの?と聞かれても上手く応えられなかったり、
相手も、ストレッチやヨガとの違いがなかなか理解されずにこの素晴らしさを伝えられないのが
残念なのですが

とにかく

もともと腰痛体質の私にとっては、ロルフィング→フェルデンクライスの流れで
身体の不調の原因の理解も進み、対処もできるようになったのかなと感じています。

これまでは、

痛み→コリ→温める
痛み→炎症→冷やす 

のちに、筋肉を「揉む」「伸ばす」というアプローチをとってきましたが、

ロルフィングやフェルデンクライスに出会ってからは、
そういう既存のやり方からは離れつつあります。

むしろつま先から頭の先までの骨格がスムーズに連動した動きになっているかどうか
のチェックを日常的に心がけるようになりました。

そうは言っても、変な身体の使い方の習慣はそう簡単に払拭できないので、
ATM(グループレッスン)やFI(個人レッスン)を定期的に受け、
身体の動きを修正したり、苦痛のない動きを「自分の身体」に覚えてもらったりしています。

フェルデンクライスはインストラクターがDVDで手本を見せるというスタイルではなく
本やCDで文字情報を自分の頭で処理しながら正しいかどうかもわからないまま動きを探ります。



その他の書籍としては、

はじめてのフェルデンクライス (地球丸からだブックス)
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地球丸


ですとか

Dr.クロワッサン 脳を刺激して心と体をラクにするエクササイズ (マガジンハウスムック)
クリエーター情報なし
マガジンハウス


というのがあります。

フェルデンクライスの脳と体のエクササイズ―健康とリラックス、フィットネスのためのらくらくエクササイズ
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晩成書房


この黄緑の本は、最初は本当に使いにくいなと思っていましたが、慣れてしまえば、本を見なくても
覚えている範囲でいつでもどこでもできるようになり、大好きな本になりました。

そして、動きを良くするためには、このアルミのマットが不可欠です。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シルバーキャンピングジャバラマットL120×200cm M-3316
クリエーター情報なし
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)


同じマットでもヨガマットではフェルデンクライスの良さを発揮できません。

そのスタイルには最初は困惑しましたが、今では少しづつ慣れてきました。

1つのレッスンを終えるたびに身体が軽くなっていく心地よさを本当にうまく伝えられないのは
もどかしいのですが、おいおい伝えていけたらなと思います。


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小さな力でやる

2014-11-12 00:17:09 | 心身一如な日々
私のように若い頃からスポーツで勝ち負けを競ってきた人間は、
基本的には「勝ちか負けか」の思考が、本当に深いところに染み付いているのだと思う。

目標に駆り立てられ、おそらく日常生活でも反射的な動きを身につけている。
そのような迅速(拙速)な動きは、表層の大筋群の動きが担っているのだと思うが、
エネルギー出力の大きさと感受性は残念ながら反比例の関係にあると思う。

日常生活では、そんなに大きなエネルギー出力を要しない。
むしろ、深層筋が他の筋肉と連携しながら、全体の動きを完成させている。
小さい力の方が優美である。

大きな力では反動や反発が起きる。
小さな力の方が、感じ合えるし、細く長く、助け合える。

やる時は、無駄な力を削いで、小さい力でやってみる。
反応を観察しながら、ムリのない自分にあった方法を選び続けることの方が
結果的には出来上がりのクオリティも上がる。

組織にも同じことが言えるんだと思う。

これも身体が教えてくれたこと。
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ソマティック心理学

2014-11-09 22:54:37 | 心身一如な日々
2013年5月頃から仕事での葛藤が強くなり、身体に異変を感じるようになりました。

このまま放っておいたら、いわゆるメンタルヘルスが悪化する状態になるだろうなという予感がしていました。
加えて仕事での長距離移動も身体に負担がかかっていて、首・背中・腰がカチカチでした。

先輩に、カウンセラー・セラピストの方を紹介していただき、「ボディサイコセラピー」という手法で
葛藤の原因を探りつつ、身体の緊張を解く「ボディーワーク」を合わせてお願いしました。

メンタルヘルス周りの仕事をしていて言うのもなんなんですが、
言葉は簡単に嘘がつけるし、いつも自分の心の声を忠実に表現できるとは言えません。

ただ、その言葉にならない本当の声を身体は表現しているんですよね。

その時にはっきりしたのは、自分の抱える「境界線(バウンダリー)」の問題でした。
必要以上に引き受けてしまう自分と、必要以上に相手に介入しコントロールしてしまう自分でした。

2014年3月に「アレクサンダー・テクニーク」の本を熟読して感動し、
5月に「ロルフィング」のセッションに通い、
9月「インナーチャイルドセラピー」に絡んで「ハコミセラピー」に出会いました。
10月マインドフルネスを手法として活かした「自己洞察瞑想法(SIMT)の心理相談員のトレーニングを始め、
11月「フェルデンクライス・メソッド」の本を手に取りました。

今年は、仕事以外の時間にこれらのことに関心を寄せてきました。

これらは、ソマティクスとかソマティック心理学と言われたりするものたちです。
この本には、たくさんの手法が紹介されていて、ワクワクして読んでいます。



ソマティック心理学
クリエーター情報なし
春秋社


Facebookの方では、そういう手法との出会いについて結構発信しているので、
周囲からは、「ハリーは一体何をしようとしているのか?」「何になろうとしているのか?」と

言われたりもしましたが、相変わらず、研修や組織開発のことを仕事にしています。
ただ、今後はもっと身体の感覚を取り入れた教育プログラムを展開していきたいと思っています。

人の行動変容につながる「気づき」は身体の内外の感覚が鋭敏であるほど高まると思っていますし、
いつまでも手放せないメンタルモデルは、身体の動作とリンクしています。

過去の自分も含めて、身体の声、微細な感覚を切り離した人は、
自分の身体を機械のように扱ってしまっているように見えます。

「ボディメンテナンス」より私は「セルフケア」をしたい。

身体を介して自分の内側を見つめて、身体からの声を聞き、そして自分に気づき
より現実に対応できる思考と行動へと変わっていく。

そう思えてならないからです。

その為には、自分を機械系モデルで見るのではなく、
自分は生態系の一部、生態系モデルで捉え直していく必要性を感じています。

当たり前のことなのに、
すごいパラダイムシフトが起きているのが情けなく、恥ずかしくもあります。
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ロルフィングを終えて

2014-10-27 20:47:40 | 心身一如な日々
先日、5月から継続的に行っていたロルフィングの最終セッションが終わりました。

少し、時間がかかったかなとも思うのですが、自分ではそれもよかったなと思っています。

8月の実家への帰省で、引っ越し手伝い中にぎっくり腰になり、この間少し時間を置いたのですが、
これもまた心理的に自分を観る深い時間をもたらしてくれたからです。

その間にやったことは表現アートセラピーでの「インナーチャイルドセラピー」と「大相撲」のマインドフルネス観点での観察です!

そもそも、私がこの5ヶ月間やったことというのは、
大筋群中心で反射的になっている動きを、本来動きに参画できるはずのインナーマッスルを機能させながら、
自然な骨格が維持できるように身体の使い方を取り戻したということなのだと思います。

その結果、固着した動きからの自由度が高まり、自分が使っていなかった方向への身体の使い方が可能になったということ。

などなど、なんだろうと思います。

しかし、私の最もネックになっていたのは、
「はやる」「いきり立つ」「戦う」「練習を好む」そういう心や身体のあり方です。

何が問題なのかと言うと、これらは全て「今ここ」ではなく、過去に成功した行動パターンに
紐づいているということなのです。

悲しいかな、めっちゃ体育会系の反射的な行動やん。。。

身体の反射は、思考で言えば自動思考ですから、全く知的ではない動作であります。
そして、マインドフルネスでもありません。

そういうことがだんだんと明確になるうちに、
少しづつ自分の身体や行動の観察が細かくなっていったように思います。

インナーチャイルドセラピーは、表現アートセラピーで取り組んだんのですが、
自分の家族の中で起きていた出来事と、それを自分がどう見ていたのか、そこで自分が果たしていた役割などを
溯ってきたことから自分の身体が溜め込んでいる感情に直面しました。

具体的に言うなら、何かと対立の多い家庭の中で、幼い私が苛まれていたのは「恐怖」です。
おそらく今もそれを手放せないのでしょうね。

このことは、交流分析に慣れ親しんでいた自分であっても「ふた」をしていたことです。
結局、自分の親のことは嫌いになりたくないから、あるがままの感情に向き合えなかったのです。

人に何かを委ねにくいことも、自分のことは自分でやるべしという親の強力な躾による影響と
思いますが、身体も委ねにくかったです(汗)

手放せない感、ハンパないっす。。。

脳で言えば、扁桃体は非常に活性しているのだと思います。

だから、瞑想や呼吸法、本格的に自己洞察瞑想療法に行き着いたのだと思います。

それにしても、こんなガチガチな身体でよくもまあ幼い頃から「運動神経のよい子」のポジションを
得てきたもんだなと思うと本当に、自分の身体の潜在能力に感謝します。

もうすこし、今ここでの気づきを大事にし、自分の身体を慈しみ、感情解放をすれば
きっと残りの人生を健やかに過ごせることでしょうね。

ロルフィングは、筋膜に働きかけ、時にこのはがす手技に特徴があるように思われますが、
ロルファーに依存しすぎることなく信頼関係をしっかり作り、さらに自分の身体に責任を持てば、
生き方を学んでいくことになるんだろうなと思います。

私に限って言えば
・外側に引っ張られる身体→特に内転筋の衰え
・反り腰→大腰筋の衰え

は、他者評価を気にするが故に、内的な価値基準が弱った状態だったとも言えるし

・太ももの発達

は、身体の後ろ側を信じられずに踏ん張りすぎた自分の囚われだったと思うのです。

今は、太ももの形が変わってきたように感じます。

・内側に巻き込まれた肩

これも現代社会ではしょうがないのかもしれませんが、腕やローテーターカフの筋肉を独立させることで
本来の動きを取り戻していったり

いやはや、本当にこの身体の変化におつきあいいただいたロルファーの星野あつこさんには言い尽くせぬ感謝です。

いやはやプロフェッショナルなお仕事で終始サポートしていただきました「神の手」です。
そして、腰痛を起こした時も、いち早くカウンセリングしてくだりケアもしてくださり、本当にありがたかったです。

もともと鍼灸師でもあられ、東西両方の施術に長けていることもあり、
本当に身体のことを良くわかっているなぁと信頼を寄せていましたが、
最後の最後に「相撲」の話で盛り上がれたのは、本当に身体が好きなんだろうなと思わずには
いられません。

ロルフィングのセッションは卒業となりましたが、
四股は最高のエクササイズであるという意見の一致により、呼吸や瞑想と合わせて腰割り(スクワット)を行っています。

お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密 (じっぴコンパクト新書 053)
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股関節を動かして一生元気な体をつくる
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これも練習好きのサガか?

でも、1回3分を1日に2~3回、股関節の柔軟性の為に始めたわりに、
マインドフルネス的に身体の反応を確認しながらやると身体の感覚の冴えにもつながっていて
いい感じで続けています。

最近、相撲女子化している私ですが、
こうして身体は予測ができているというか、引き寄せ合っていくというか。

好きなことの1つ1つのつながりが新しい自分を作っているなと思う日々です。

非常に有意義な時間でした。
多分、これが終わりではなくまたはじまりであることも知りつつ。

星野さんありがとうございました!
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まさかの腕と手

2014-09-08 12:43:53 | 心身一如な日々
腰痛を発症してから、少し間を空けているロルフィングです。
スケジュールが合わないということもあるのですが、実はこの時間にもう少し向き合いたいことがあってのことです。

さて、

ロルフィングを開始する前に、私の身体の違和感が最も大きかったのは左の肩~首にかけてでした。
実感としては、何かが引っ張られている痛みでした(神経痛)。
ストレッチをしても痛いし、首の矯正をしてもらっても改善はないし。
温めても良くなってるんだか何だかわからない始末。

そういうことじゃないんだろうな。。。
というのは何となくわかっていました。

そんな時に、ロルファーのほしのさんが、「腕が気になるんですよね~」ということで、
「通常のレシピにはない腕のレシピを入れさせていただきたいのですが」と提案してくださいました。

そこでの発見は、激震でした(汗)

実は、右と左の動きの滑らかさが全く違うということ。

左腕の力が抜けない・・・

委ねようとしているのに、まったくぎこちない。

ここでの発見は、委ねられないのではなく、全くをもって鈍すぎるということでした。

ただ、もっとこの鈍さに向き合ってみると、どっちかというと「通じ合っていない」
神経回路が「通っていない」という感じなのでした。

左肘から下が、自分の中で「離れ小島」みたいに。

そもそも、右腕より左腕の方が使用頻度が少ない上に、PC操作が多くなれば、手首は回内するので、回外筋の活躍機会が少なくなって、萎縮するのはしょうがないこと。

現に、左の回外筋を押すと、絶叫するくらい痛いのは私だけではないはずです。

つ、ことで

日常生活の中で、回外の動作と、前腕部分のストレッチやぶるぶる動かす動作を気の向いた時に入れるようにしてみました。

そうすると、上腕二頭筋や三頭筋への連動が感じられて、

離れ小島だった前腕部分と交信可能(?)になる感じがします。

左腕って使用頻度が少ないばかりか、いつも同じ動きだったのか。。。
めちゃめちゃ固まっとるやないか(汗)

加えて、その先にある手の筋肉。
指をのばしたり曲げたりする筋肉が前腕にはたくさんあるのですから、こういうところも広げたり曲げたりのばしたり。

しかも気持ちいぃ~。
どんだけ今まで、動かしていなかったのでしょう。

こんなに血も気も巡りの悪い腕がぶら下がっている肩に何か不調が起きるのは当然だなと痛感しました。

そんなことを感じている日々なのですが、

昨日、本屋さんに立ち寄って見つけた本。
深層筋を仲良くなるために購入しました。

深層筋大図鑑―痛みの部位がピンポイントでわかり、消える! (saita mook)
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セブン&アイ出版


痛みの原因は「筋硬化」にある。
しかも、痛みから遠く離れた深層筋に硬化があったりする。

いろいろとメソッドが紹介されていますが、今はそういうことは保留しながら、
完全に観賞用となっています。

それにしても、この時間がこんなに楽しいとは。
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反り腰をやめる

2014-09-05 19:52:18 | 心身一如な日々
ロルフィング4~6回目のことを記録に残していませんでした。
体幹でした。前と後ろ。

私の身体にとって、完全に暴走を許してしまっていたのが脊柱起立筋だと思う。。。
本当に無駄に力を使っていたなぁ、原因は「反り腰」です。

今でも、特に座っている時にも、「なんで、こんなに反ってるんやろうな」
と感じる時があります。

で、

気づいた時には、「いかん、いかん」と修正しています。

腰が反っている(縮んでいる)と、何が起きていたかというと、お腹の筋肉が縮まない。
お腹怠けっぱなしでしたね。

椅子に座っている時なんかは、ちょっとだらしない位の座り方の方が、
お腹に力が入っていい感じなんで、最近はなるべく腰はゆるゆるでいたいなと思っています。

お腹は、大腰筋、小腰筋、腸骨筋の劣化を感じます。
実際に、この一体がさぼっているというか衰えているから腸を支えられずに
おなかがポッコリとしてしまうんですね。

ぢゃ、なんでこの反り腰がやめられないのか、これがもうビックリする気づきでした。

ふと、つぶやいたのが

『下に行くのが怖い・・・』

加えて、「後ろ」「内」への恐れ。

総じて「前」「上」「外」へと意識が無駄に偏っていて、重力に逆らい過ぎている~

どうやら、「後ろ」「下」「内」は「悪」という意識を、心も身体も信じきっているらしい。

アレクサンダー・テクニークの中に「背中は後ろへ長く」という表現があるのですが、
これを読んだ時に、実は全くできる気がしなかった、その謎がわかりスッキリしました。

とは言っても、身体に新しい姿勢を覚えてもらうために、
壁に背中をつけて、下にスライドさせながら、骨盤を巻き込まずに
ただただ尾骨を下向きに下げる感じを体得するのは、ちょっと時間がかかったかも。

ここでもネックになっていたのが、伸びきった膝。
どんなに、腰をゆるめ、重力に逆らわず重心を下げようとしても、
膝でシャットダウン!

下に下がらない訳だ・・・

何となく、どうやって身体を使うかは掴めてきました。
膝を緩めるというのは、いつもの散歩でもやってみています。

足指や太ももがしっかり機能しているのを感じます。

特定の筋肉ばかりが、頑張りすぎていると、デビューできない筋肉がある。

人間関係も同じか。。。

後ろに下がって、内を省み、場を客観的に見る

そんなあり方につなげていきたいものです。
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自分の身体を好きになる

2014-08-27 11:56:57 | 心身一如な日々
10年ぶりの腰痛から、1週間。
ロルフィングも残すところ2セッションでのハプニング。
ロルファーのほしのさんには、ご心配をおかけし、カウンセリングのつもりでうかがったのに、
わりとしっかりボディワークをしていただきかたじけないことでした。

順調と言えば、順調。
日に日にこわばりが強く出ないか気になっていたのですが、思いのほか順調。

昨日の朝、ついに自分にも来たかなという瞬間がありました。

朝、起きたばかりの時は、腰の具合はとてもよくないのですが、いつもの散歩道、
伸張反射で残念なことに縮んでしまった大腿四頭筋・腸腰筋たちに

「伸びても大丈夫やからね~」

と、呼びかけながら歩いていると、「ひゅるる~」と筋肉が緩んでいく感じが得られたあと、
「じわじわ~」と力が満ちてくる太ももを感じたのした。

この時に、よくロルファーのほしのさんが「はるさんの身体は、優秀なんで」とおっしゃることが
「このこと?」と理解できたのです。

確かに

私の身体は、デキルのです(高校時代の体育の成績は常に偏差値70以上のトップクラス!)
私の身体は、私の言う事がよくわかるのです。
私の身体は、安全なもの・危険なもの、快適なもの・不快なものが本来はわかっているのです。
私の身体は、今のところ病気が少ない方だと思います。
私の身体は、私そのものと一体なのです。

なのに、

こんなデキル身体を愛していなかったのです。
こんなデキル身体からのメッセージをちゃんと受け取ってこなかったのです。

スコップで穴を掘る動作だって、順調に緩み始めていた筋肉には「ドSでドM」な動きだし、
不快だと思うことだって「ドSでドM」に我慢してきたし。

「もう、この年になって、そういうのやめたらどう?」って言われているんだろうな。。。

そして、

私自身は、いつも身体を通して表現されます。

例えば、自分自身が拙速な行動をしている時。
私の身体は、実はそんな動きはしたくないと言っていたのかもしれない。
私の身体は、もっと全身のコーディネーションを活かして動きたかったのかもしれない。

つまりは、

もっと自分のリソースを活かしたかったのかもしれない。
『まだ、お宝が眠っているよ、身体の筋肉の「一軍」「二軍」のチェンジしてみない?』
あくまで意識レベルだけど。

そうやって、もっと身体という一つのチームで日々過ごしてみないか?
ってことなんじゃないかって。

これは、我ながらいい気づきだと思う。
ちょうどシステム思考を深めている時に、まさに身を以て学習した(汗)

私の強みに「何からでも学べる」ということが1つあるのかなと思う。
別の言い方としては「転んでもただでは立ち上がらない」。

こういう自分といつも人馬一体のように人生を旅してくれる身体を愛していくことだと。
2年連続、7月に南相馬の野馬追に行ってしまったのは、潜在的なメッセージがそもそもあったのだと思います。



妙に惹かれたんです。
人馬の信頼関係、(威風)堂々として誇りに溢れ、人々の絆に結ばれていて。。。
(でも、武闘派じゃなくていい)

何となくそう腹に落ちて泣けてきました。

「これからもよろしく頼むね~」

もう少し残る腰痛の違和感につき合って行こうと思います。

I am OK であります。
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脇を長くする

2014-06-28 00:53:11 | 心身一如な日々
ロルフィング3回目は体側でした。
1~3回目までは、4回目以降のセッションの効果が出やすくなるように下地を整えることを狙いとしているそうです。

1回目では肋間筋を広げて腹式の深い呼吸ができるように筋膜のリリースでした。

2回目は足でした。中足骨にスペースができるようにあれから足のグーパー練習継続中。
血液やリンパの流れも良くなりますが、多分、閉ざされていた神経回路が目覚めた感あり。
こういうことがきっかけになって、ドミノ倒し的(?)に筋肉の動きが変わりそうです。

で、3回目の体側。

セッション中は、コレで何かが変わるだろうかと思うほど繊細な動きの連続でした。

実は私の、私の右側の股関節は左半身の代わりに責任を負い過ぎていて慢性的に閉塞感がありました。
そんなことを理解できて3ヶ月、ロルフィングでも肝と言われる深層にある「腰方形筋」付近(?)に
予期せぬ劇的な変化が。。。

ある夜、寝ながら体側のストレッチをした後で、寝ながら足の曲げ伸ばしをしている時に、
股関節が「かこーん」という大きな音を立てました。
1回、2回、3回、4回。。。
どんだけ鳴るのかと思ったら4回!

もしやと思い、立ち上がって側屈と背中を反らせてみると、いつになく「ぐにゃっ」とした感じ。

ツイニキタネー

股関節に「スペース」ができたと同時に、鎧のひもが緩んだ感じとでもいいましょうか、
腰が格段に自由になりました、マジで。

ちなみに体側のストレッチは、筋肉が動いているか動いていないかのフォームでした。
たくさん側屈しようとすると外腹斜筋がしゃしゃり出てくるので、腹横筋・腰方形筋あたりを
小さくのばす意識でやったのが功を奏したのかもしれません。

で、解放された責任を左側に戻してあげなくては。

歩き方をチェックしていただいたところ、上半身に健全なひねりが出てきた模様。
このひねりが脊柱周りの深層にある回旋筋・多烈筋の働きで身体のコアな部分での回旋が起きると
さらに良くなるであろうと思われます。

こんなことを繰り返しながら、身体が新しい動きを覚えていくのだろうと思います。
人生の後半を過ごす上で、こうして丁寧に身体に向き合っていることは多分よい方向に働くと思います。

まだまだ続く変化を楽しみたいと思います。
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動きのイメージを変える

2014-05-21 23:41:19 | 心身一如な日々
先日、ロルフィング1回目のセッションのことを書きました。

セッションの前に、インテーク面接があったのですが、その時間は私にとってとても意義深い時間でした。

ロルファーさんからの受けた質問の中で印象的なものが2つありました。

1)「どんな身体になりたいですか?」
2)「自分の身体で好きなところはありますか?」

1)については、「緊張から解放された身体」と答えたような気がする。
2)については、「ないなぁ~」

その時は、何となくそれで時は流れていったのですが、リフレクションはその後も続くもので、

2)については、「ない」ってどうよ。。。

嫌いなところは挙げられるけど、好きなところないんやってぇ?
ひどいなぁ、そりゃ、いつまでも身体と和解できんはずやわ。

元来、ドSでドMですので身体が悲鳴を上げていても聞かぬふりができ、身体はいつもないがしろ。

だからこそ、意図的にお手当てタイムが必要な訳で、
もっと日頃から少しでもいいから時間を割いて大事にしようよって思うのですが、

いつも疲れが溜まってから、痛みが強くなってからとか。

予防に勝る治療はないのになぁ。
そういうところを割愛して何に時間をとっているのか?

不適切なことを止めれば、適切なことは自然に起きるというけれど、何か止めた方がいいはず(汗)

メンタル面では、

昨年から、自分の勇気の足りなさとか軸がぶれぶれだったり、至らぬところに目が向く出来事が
いくつか続いていて自己嫌悪(I am not OK)の傾向は強く出ていました。

でも、右脳は主体を識別できないから他者嫌悪(You are not OK)でもあっただろうな(汗)
確かによくイラリともしましたし、憤慨もしましたし、他者コントロール願望もいつになく強かったなと。

そんな気づきがありました。

1)の質問については、

セッション最後にロルファーさんから率直に

「身体は緊張している時もあって、リラックスしている時もあって、でもいざという時に力が出せる身体になること」ですね、

とさらっと言われて、

そうそう、それが言いたかったんです。
でも、具体的に自分の言葉になっていないということは、ビジョン自体がまだもやもやだったんだと思う。

で、ふと思ったのは、ロルフィングもコーチングみたいに最初にビジョンメイキングするんだなぁ。
しかも、身体の外見のビジョンじゃない、動きのビジョン。

なるほど、数十年間慣れ親しんだ身体の動きのイメージを変えていくんだなぁ。
変容を目指すプロセスって同じなんだなぁ。

これは、これまで受けてきた治療系とは異なるプロセスです。

特に、凝りや痛みを解消しようとしている時って、気持ちが治療モードに入っていたものですから、
ビジョン自体は近視眼的なものになりがちだったなぁと思います。
まずは、今の痛みから逃れさえすればよかった。

この問いによって、施術直後に身体が楽になっているとか、背骨が整っているとかそういうことよりも、

いつもの自分の動きの中で、自分の身体が弛緩と緊張を繰り返しながらも、
慣れ親しんだ好ましくない姿勢や拙速で大雑把な動きを自分で修正できるようになっていたらいいな

と思うようになり、

最終的には「今、ここ」に自然に対処できる身体になっていることという明確なビジョンができました。

例え、痛みのある身体であっても、自分の身体を治療者に任せっきりにするのではなく、
自分の身体に責任を持ち、向き合っていくこと。

で、思うのは、身体は機械じゃないから「こうじゃなくては」という完全な動きって不要だし、一瞬一瞬が違う動き。
何か型にはめたり、意地になったりしないで、楽観的であることが大事だなと。

完全ではなく、自由であれ!

そして、もっと動きたがっている関節や筋肉があるはずなんで、そこをもっとブレイク(デビュー)させようぢゃないか!
(ふと、先日路上で見た女性の大道芸人さんのしなやかな腕、足、背中の使い方がフラッシュバック)

よきマインドセットができた、素晴らしい質問に出会いました。
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全身で呼吸をする

2014-05-20 23:44:11 | 心身一如な日々
実は、自分をあんまりせっかちだと思ったことはないのですが、意味もなく逸る(はやる)浅い呼吸になっている

とでもいいましょうか。

呼吸においても拙速な自分に向き合います(汗)

さて、ロルフィング1回目のセッションは胸骨と肋間についている筋膜をはがし、胸部上部の緊張を取ることで呼吸を楽にするのがねらいのようです。

個人的には、呼吸は安定していると自己評価していましたが、思っていた以上に胸式で浅いため、もっと全身で呼吸するように身体を使うように教わりました。

特に吐き出す方。
風船がしぼむように、くたっとなるようなイメージで。

続けてみると、腹部の腹斜筋・肋間筋・腹横筋・腹直筋がさぼっていたことに気づきます。

で、深層にある腹横筋が動きが悪い。
腹横筋は、息を吐く時の主導筋。

これが縮まないとおなかが凹みません。
ううっ、ポッコリおなかはこの筋肉のサボリ癖によるものだったんだなと思い知ります(汗)

で、今回衝撃だったのが背面
僧帽筋の下の上前鋸筋、下後鋸筋なんて胸郭広げたり狭めたりするのに大事な筋肉なのに動員できてた実感全然ない。
この筋肉が呼吸に関する筋肉だったとは全然意識が及んでいませんでした。

背中丸くなってるから活躍できずにしょうがなかったですね。

頸部も前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋が使われてる感じないし。

無意識的に動員はされてるとは思いますが(じゃないと呼吸できないし)、どれもこれも使えてる感覚がない。

あと毎度指摘される左側の胸骨間が狭いこと。

どうやら呼吸の時の左右の胸の使い方に癖があり、吸う時は右、吐く時は左の肺が主導するらしい。
それ、こころあたりあるかも。

ということは、利き鼻があるの???

スイッチ入ってしまい「骨・関節のしくみ・はたらき」まで。



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呼吸が筋肉を作る、筋肉が呼吸をつくる。
鶏と卵の関係みたいですが、身体にいたってはどっちが先でも後でもいいや。
切り離せないシステムでしょうから。

ということで、宿題は、全身での深い呼吸。
様々な呼吸法と共通点が多い訳ですが頭でわかっていても身体がわかるまで続けてなかったよね。。。

最近だと

美木良介のロングブレスダイエットやなぁ(汗)

と思いつつ、自然に深くを意識し早1週間。

何だか胸の位置が上がってきたかも。
心なしか体幹が内側に引き締まってきた?

まっ、小さいことに一喜一憂しないで続けてみることとして。

その他のフィードバック事項として、

・尾骨を下向きに意識すること
→アレクサンダー・テクニークの意識付けの中で「頭は前に上に、背中を後ろに長く」というフレーズがあるのですが「長く」の感覚が掴めたかも。
 腰が自然に腰が延びた感触あり。無理で無駄なソリはないとは思う。

・膝のロックを解消すること
→後ろにひっくり返りそうになるけど、バランスを取るために足の指に力が入るような感触あり。
 これまでの姿勢では足の指浮きがちだったんです。
 そりゃそうですよね、肩が内側に入る前傾の姿勢はかかとでバランスとろうとする訳なんで、とロルファーさんに
 解説いただいて妙に納得。

それにしても、身体の後ろ側への信頼がないんだな。
身体はそう簡単に倒れない構造になってるはずなのに。
こういう援助者がいてフィードバックがあり、問答につきあってもらえるからこそ気づくものの、自力ではなかなか気づかないことが案外多いなぁ。

さて、次のセッションまで10日間。

セッションでの宿題をなるべく考えすぎたり、意識しすぎず、さりとてちょっと気にしながらの生活。
多分、あんまり多くのことって意識し続けられないので、次の回まで意識できる課題ってせいぜいが1つだと思う。

こうやって身体はひとつづつ、好ましくなかったパターンを書き換えていくんやぁ。

という私の第1セッション。
セッション中は感度の落ちた身体をウロウロと彷徨っておりました。

30年近くも間違った使い方をされてきた私の身体が変われるような手応えはあります。

そう簡単に忘れないように地道に身につけていきます。

パートナーはこれか?



お友達に紹介していただきました。
ありがとうございます!
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汝、身体を旅せよ

2014-05-15 00:54:20 | 心身一如な日々
GW以降は、すっかりグルメブログと化しておりましたが、少し内省的な内容を綴ってみようかと思っています。

先週の日曜日から、「ロルフィング」というボディワークを10回シリーズで受けています。

まぁ、私をよく知る人であれば「いろいろやってるね~」と感じるかもしれませんが、
痛みはなるべく感じない身体でありたいというのは、自然な欲求だと自分では思っています。

それでも、そんなに執着するのが良くならない理由なんじゃないかとか、
一つの方法に絞って根気づよく改善を見てはどうかとか

いろいろ吟味はしてみましたヨ。。。

で、おかげさまでこの2年半ほど取り組んできたことや止めたことでもちろん快方には向っています。
それでも、昨年の5月頃から仕事上のストレスが昂じて、激しい首の痛みに苦しみました。

その時に、このまま放置するとメンタルダウンするかもと最悪を想定し、先輩に「シン・インテグレーション」のセラピストの方を紹介していただきました。

仕事柄、言語によるカウンセリングは今の私にはあまり向いていないことを知っているため、ボディワーク系の体に働きかけるセラピーを選びました。

結果的には、この選択は正しかったと思います。

その時に、体感し、腑に落ちたのは

無意識に動く体は確実に右脳からのメッセージを体現していること。
また、体への刺激で無意識から様々な記憶や感情を掘り起こせたこと。
(自他の境界線の問題や、抑圧している怒りについて)

それによって、自分の体の痛みや葛藤の原因を比較的に把握することもできましたし、2回のセラピーで自律的に症状を緩和させることができたと思います。

その一方で、心理的葛藤と首の緊張は緩和したものの、首から腰の筋肉が錆び付いたようにギシギシしているのはずっと気になっており、これはもう受け容れる他ないのか?と半ば諦めていました。

しかーし、

諦めが悪いのは今に始まったことではない・・・

で、ちょっと今までやってきた背骨の矯正をお休みして、自分の体からの声を聞くことを熱心に行っていました。

そんな中で、自分の体で大きな影響を及ぼしてきたのが、17歳の時の腰部椎間板ヘルニアの激痛でした。

本当に立てなかったもんなぁ。
で、腰椎への注射、チョー痛かったよなぁ。
あの時、母親がすごい優しかったよなぁ。
この先、腰に爆弾抱えて生きて行くんだよ(お医者さん談)なぁ。

もーねー、何の役にも立たない記憶なんです、今となっては。
消去できたらよいのに、右脳はこんなことも几帳面に覚えていてくれて、

すごいね、アンタ、感心するわ(笑)

それから、35歳までの間に、立てなくなる腰痛5回。

体は、それらの痛みもその周辺の記憶もしつこく忘れていません。

最後の激痛からやがて10年を迎えますが、痛みはまだ鮮やかに身体は記憶しております(汗)

とは言っても8年間再発していません→最後に立てなくなったあの時

それはなぜか?

再発しないような体の動きを身につけたからです。
つまりは、体の左側の責任を右側が引き受けすぎ、それらがねじれや傾きになっているのです。

そして、あのフルマラソンの時についにキタ。。。

そんな、身体なんです。

ひずんで、ゆがんでるんです。

で、怖いのは、思考・感情・身体は切り離せない一つのシステムであること。

つ、ことはですよ

思考も感情もひずんで、ゆがんでるとも言えなくはないってこと。

考え過ぎじゃない?

って思う方もいるかもしれませんけどね、個人的にはとても自覚あるんです。
ひずみやゆがみ、自分が勝手に作った外敵(?)と戦っているアドレナリン出まくりな自分です(汗)

そんなコンディションで、仕事上、とても大切なスキルであり姿勢である傾聴なんてできる?
人の話を無垢な気持ちで聴ける?
場で起きていることを丁寧に感じ取れる?
自分自身と戦いがちな自分に対してクライアントがリラックスできる?

気にし過ぎ。。。

と言われればそれまでなんですが、これってもうこうなったら納得いくまで向き合った方がいいよな。。。

という訳です。

で、賛否両論あると思うんですけど、こういう問題を解決する方法は1つではないし、
ましてやあの人が上手くいった解決方法が自分に機能するとは限らない。

で、過去の自分を振り返ってみると、誰かの成功体験を鵜呑みにしたってダメだった。
だって、自分の今も歴史も描く未来もみな違うんだから。

ここまでに至るまでに、いろいろな本を読んでみました。

時間はかかったけど、先日、紹介したアレクサンダー・テクニークの本はかなり腑に落ちました。

詰まるところ「拙速な自分」を調整することなんやって。



軽くスピリチュアル的な本も役に立ちました。

【増補改訂版】〈からだ〉の声を聞きなさい―あなたの中のスピリチュアルな友人
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ハート出版


自分に与えていないもの、禁じているものや諦めているものを再認識しながら、自然といやされて行くのを感じました。

でも、どっちかと言うと調べものとして利用しているのは断然こちら。

プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典
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体育会系の自分にとってこれは見ていて飽きないんですよね(苦笑)
身体を施術者任せにしないためにも、こういう本からの気づきも必要かなと思っています。

表層の大筋群は全国平均よりまだ強いのかなと思うのですが、深層にあるインナーマッスルたちはさびさびで衰えている実感はあります。

そんなこんなで、つれづれに書きましたが、だんだん自分の中で考えがまとまってきたのが

「汝、身体を旅せよ、そして愛せよ」

うん、諦め悪いとか、執着が深いとか、粘着質と言われてもいいんです♪

自分ならではのプロセスで、自分を探求すればいいんだって。

今はそれでいいと思っています。
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さよならエンドゲイナー

2014-04-24 12:58:26 | 心身一如な日々
Tグループを終え、身体の好転が感じられるようになって、ここ数年ずっと願ってきた「感じられる、受け取れる身体」になっていることを感じる訳ですが、
自分ってつくづくついているなぁと感じたのがこの本との出会い。



アレクサンダー・テクニークについては、書店で関心のあるコーナーに並んでいるのは前から知っていたのですが、いざ手に取ってみると買わずにはいられないことになり、一気に読みたい衝動を抑え、精読。

まず読んだのは、右側の本。

実践アレクサンダー・テクニーク――自分を生かす技術
クリエーター情報なし
春秋社


この本には、なぜ身体の痛みが改善しないのか、なぜ練習してもパフォーマンスが向上しないのか、その原因が医学や生理学の知識を全く必要としないで理解できるように書かれていて、なんだかとっても文芸書的風情な本。

そこで、まざまざと突きつけられたのが
・「成果至上主義(endgainning)である自分。
・刺激に対して、反射的、反応的になり、行き過ぎたり、無駄が多かった自分。
・誤った心身の姿勢・手段・過程(means whereby)より多くのことを獲得しようとしてきた自分。

それが、いかに身体に負担になっていたかということ。

そして、身体の痛みを決定的に好転させたのは、「間違った緊張は正しい緊張が欠けていること」という考え方。

実は、私は大学での専攻上、解剖学の知識を備えていて、身体を理解するのはとても好きなんだけど、筋肉を「間違った緊張」「正しい緊張」という表現で理解することはこれまでなかった。

そして、「止めること(No-Doing)」で、正しいことが自然と起きること.

そこで、まず実践してみたことは、間違った緩み方をしている身体の左側の筋肉全体へと意識を向け続けたこと。

これが、とても効果的で、いつもやっている背骨コンディショニングの体操の苦痛がかなり緩和したことから、身体の変化がさざ波のように押し寄せてくるのでした・・・

特に僧帽筋のゆるみ。
日頃どれだけ、肩が重力に逆らって僧帽筋が緊張していたんだって話。
両肩の位置が全然違う位置になったのか、最初は痛みがあったこと。

じゃ、なぜ僧帽筋がこんなに緊張するのかってのは、あきらかにこれまでの身体の間違った使い方だし、もっと深く掘れば、常に不安や恐怖を解消するために、行動しつづけなければいけないと無意識に信じてしまっている自分以外の何者でもないっしょ。。。

私は、いろんなワークショップで自分を「車」に例えがちなんですが、絶句するメタファーが紹介されていました。

身体を車に車に例えるとして、
故障があったら、どこか一部に欠陥があるから故障している訳ではない。
運転が下手だから、自らが教習所に戻らなければならない


このメタファーにノックアウトでした。。。。

そして、
抑制(No-Doing)とは、タイミングが早すぎたり、強すぎたり、弱すぎたり、熱心すぎたりする反応、言い換えるなら知的でない反応を保留する能力である。

禅的なこの表現には、屈辱を隠し、平伏す。。。

など、もう反論できない内容をじっくり味わいました。

後で、友人の一人が「アレクサンダー・テクニーク」の教師に付いていただき自己の修正を進めていると聞いて、

一瞬、私も・・・と思ったけど、これを抑制することがあなたの課題でしょっ。
(この手のことのチェックを日常的に繰り返しているところです)

実際には、様々な動作を通して、自己の正しい使い方を学ぶことになるのだろうけど、私にとっては、実はここまでで成果には十分満足していて、日頃からの姿勢への意識(正しい位置を心がける・何気なくとっている姿勢に気づく)を高め、ここから先は、継続している背骨コンディショニング体操を地道に続けること。

強いて言えばロルフメソッドによる改善も検討していきたいと思ってもいますが、反応的にならず、整形外科的ではない方面から身体をどう理解していくか。
もう何かを貪ることはなしにして、これまでに得た知恵をじっくり深めてみたいなと思います。
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2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
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