Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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美点主義で行く

2006-12-29 00:54:58 | エニアグラム
「ったく、勘弁してよ・・・」と思うことが続き、なかなか合理的な解決策が見出せなかった近頃の私でした。

ストレスでぱつんぱつんになりながら、体の中心から引っ張られるような感覚と眉と眉が締め付けられるような体の感覚がありました。

こういう体の感覚は見落とさないように気をつけています。

環境が変われば、異質な文化に適応し、中には不幸にして出会ってしまった苦手な人を受け容れていく努力が必要な訳で、特徴的で自分が持ち合わせているものと違えば違うほど、戸惑い、受け容れていくことに苦慮する訳ですよ・・・。

今年はそんなことを2回も経験し、本人が感知している以上に実はストレスがかかっているのかもしれません。

でも、数え挙げれば、良くないことよりも、実は良いことの方が私の周りでは多く起きている。

同じことが不幸にして苦手意識を持ってしまった人にも応用できるんだなぁと思いました。

たとえば、苦手だと思う人について、「もー、だめ。勘弁して!」と強烈に感じるところが1つあったとしても、実はとても素晴らしいところが何倍もあったりします。

なのに、1つの嫌なところが、その人の印象を作ってしまうのは残念なこと。

嫌なこと、不快なことに、固執し、寄り添っているうちは、結局、自分も不快でしかありえず、またその不快な状況を選んでいるのも自分であります。

そんなの嫌・・・・。
だったら、そんな状況選ばない選択だってあるでしょっ?

そんなゆがんだ認知に気づき、その人の本来の良さに目が向くかについては、エニアグラムが授けてくれた知恵がいつも私を助けてくれます。

「もしこの人が、仮にタイプ8だとしたら」「ん、でもタイプ2かもしれない。だとすると・・・」のような問答を繰り返すと、その人の良さがさまざまな角度から見えてきます。

なのに、なぜか、その人の良さが見えてこない・・・

何日かそのような日々が続き、窒息しそうになっていたのですが、そういう時は「自分の良さ」を自分でも見失ったり、信じることができていませんでした。

そんな状況に気づき、抜け出すことができたのは、「あなだはOKだよ」と言ってくれる人がいて、どんな時も暖かいストロークで接してくれる人がいて、客観的・合理的な提案をしてくれる人がいて、そんな皆様の力を借りて、相手の良さにも次第に目が向くようになっていく。

自分も相手も美点主義

明るい方に目を向け、自分も相手もOK・OKで行く。

何とか状況を変えることができ、悶々とした思いを新しい年に持ち越さずに済みそうです。

この場を借りて、お力添えいただいた皆様に御礼を申し上げます(感謝)。

タイプ8」の様相を呈する上司との関係づくり・・・
ちょいと、応援お願いしやす。



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クリスマスも終わり

2006-12-26 23:45:23 | 他愛もないこと
24・25日ともに仕事で、連日残業で疲れがたまっていたのでしょうね。
今日は休日で、起きたら12時を回っていました(苦笑)。

水分が足りない体に、水が染み込んでいくように、眠った分だけ心と体が休まるのかは別のようで、だるさを感じながら、洗濯と掃除、保存食づくりなどの休日おきまりの過ごし方も時間短縮版で、かなりの雨の中、髪を切ってきました。

4年ほど通っていた美容院は、親切でスタッフも良い人ばかりなのですが、髪型がマンネリ化していたので、今日は思い切って美容院を変えてみました。髪型は変わり、あまり調子が良くなかった髪に、トリートメントをし、ちょっとしたイメチェン・・・

帰宅してから、コトコト煮物をしながら、産業カウンセラー試験の勉強をし、メールの返信などしているともうこんな時間になりました。

クリスマス前にメル友(本当にメールだけの友達)から「シュトレン」の美味しいお店が自宅の最寄駅にあることを教わったのですが、残念なことに家から遠いことで断念。昨夜、会社の帰り道にホテルのベーカリーで購入したシュトレンを切り分けて、食べながらブログを更新中。

生クリームをふんだんに使ったケーキは実はあまり好きではなく、洋酒に漬け込んだドライフルーツを使った焼きっぱなしのケーキやパンの方が最近の私にはいい感じみたいです。

ここ数年、クリスマスには何のイベント性も持たない私ですが、この日はいつも以上にいろんなメールが来ていました。事務連絡的なものの他に、なかなか更新できていなかったブログを見て心配した皆さんから暖かいメールが何通も届いていました。

心温まる内容が何よりの贈り物となりました。

心の内側をさぐり記しただけの会ったこともない私のブログをなぜか読みに来てくださる方や、もちろん親しくお付き合いさせていただいている方が「はるは元気か?大丈夫か?」と心配してのぞきにきてくださったり。

今まで人に心の内側を見せるなんてとんでもないことと思っていた私です。
でも、最近は、自ら心を開くことでいろいろなつながりが広がっていく不思議さを感じています。

2年前は、つらかったこと、困っていること、そんなことは決して言葉に出して言えませんでした。

皮肉にも1人で暮らすようになってそれができるようになりました。
今のままで良いとは思っていませんが、少しづつ人を信じることができるようになってきた自分に安堵しています。

最近、苦痛に思う出来事でしんどい日が続いていたのですが、数え挙げれば良かったと思えることの方がたくさんありました。調子の悪い時でも、良い出来事も実は自分の周りでたくさん起きています。

すごく小さなことも含めて、それに感謝できるかは、それに気づくかは、私の心の余裕のあるなしや、心の習慣の次第なんぢゃないかなぁと感じています。

甘いものは別腹(?)じゃないけど、そんな余裕がほしい今日この頃です。

外はこの時間になってもまだ雨はどしゃぶり。いつもとは少し違う夜です。

何か感じることがあったらぽちっとよろしく。


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流れるように変わる

2006-12-24 00:28:51 | 産業カウンセリングのこと
産業カウンセラー試験が来月の半ばで、1ヶ月を切っているというのに、勉強しているという実感がない毎日です。

仕事で毎日残業で、連勤しており、体調を優先しているので、勉強はもっぱら電車の中と昼食後の細切れ時間が中心になっています。

毎年何らかのテストを受けているからか緊張感とかそういうのは全くないのですが、そろそろちゃんとやらなくちゃということで、問題集が一通り終了。

産業カウンセラーの講座に通い始めたころは、採用や教育に関わっていて、交流分析も平行して学んでいるので学習した内容ははかなりいろんなところで役立ちました。充実した時間を過ごすことができました。

産業カウンセリングを学ぶ上で、カール・ロジャースの来談者中心療法は「核」であります。

実習ではひたすら「傾聴の技法」の習得に励むのですが、カウンセラーとしての人間観や態度のようなものが自分に、育ち内在化していたかというと実感はあまりなく。

ロジャースの人間観は、

人間には「自己成長力」が備わっている。
そして、自律性や自己実現への傾向、良くなる力が内在している。

基本的に性善説。

自己実現化傾向を十分発揮するためには、「ありのままの自分になる」こと。

自分は完全でなく、また弱くて脆いところも、醜いところも受け入れることができて、成長に向けての力が沸き、変化に向かうのだと思う。

ロジャースの人間観を表す 

“Life,at its best,is a flowing,changing process in which nothing is fixed”

「最もよい状態での『生きること』は、その中で何ひとつ固定されることのない、流れるような変化していくプロセスだ」

そんなこと息絶える直前までできたらいいなあと思ってしまいました。

ドキッとしたのが、自分が変化しているという実感よりも、環境の変化を激しく選びつつある私。

自分の中の何かに固定されているから、環境を変えることを選んでいるのか?
その変化に対応できれば、私も何ひとつ固定されず、流れるように変化していると言って良いのか??

ハートセンターらしからぬ思考に支配されそう(苦笑)

「流れるように変わる」

そんな言葉が、時折、現実逃避したくなる私に手を差し出しているように思えるこの頃です。

あー、クリスマスイブになっちゃいました。
明日もお仕事。ちょっぴり応援よろしくお願いします。

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恐れ

2006-12-17 22:26:56 | 自分のおかたづけ
他人の持つ「恐れ」という感情には、「それは、実際には起こるかどうか不確かなことなんだし、怖がって、やらないという選択にかける時間やじっとしている時間がもったいない」と感じてしまう。

恐れというのは、過去に起きた失敗や辛い出来事が再度起こることが嫌だと思う時に得てして沸いて来るのだと思う。

もちろん、私にも「もし~だったらどうしよう・・・・」という類の不安は人並みにあります。でもその感情をあまり味わうこともなく、すぐに忘却の彼方に消えるのか、それとも見てみぬふりなのか??何かそんな感じです。

そんな私でも、背後から来る原付バイクにひったくりにあった過去の恐ろしい経験から、防犯には気をつけるようになり、肌がぼろぼろになるまで働き倦怠感が充満し、何をやっても辛かった経験から、体を休めるようになったりもし、恐れという感情があるおかげで、ベストなコンディションに自分を置くこともできているようなんですが。。。

少し話はそれますが、
「こんな風に言ったら、変だと思われるんじゃないか?」
「こんなこと言ったら、気分悪くされるんじゃないか?・気まずい雰囲気になるんじゃないか?」
なんて「恐れ」や「不安」が脳裏をよぎり、本来あるべきコミュニケーションが阻害されている場合ってありません?

特に苦手な人や、どこか後ろめたさや引け目を感じる人との接点においては・・・

相手の反応で自分の自尊感情が傷つくことを恐れたり、気まずい雰囲気に耐えられない自分がかわいそうだったり(苦笑)

接点を持とうという勇気が必要な場合は、ほんの少しそれを振り絞り、それから、耐え難い状況を迎えなくても済むように、「伝え方」や「話し方」を工夫を施したり、「受け止め方」を変えていく。

そんなことで、人と人とのコミュニケーションはもう少し面白くなると思うのです。

気まずい雰囲気になるかはその時になってみないとわかりません。恐れという感情は、あくまで推測に基づくものでしかないですし、それが原因でいろんな機会を損ねるのはもったいないことですから。

他人を見てそんな風に思うことを、自分に置き換えてみると、意外と自分が可愛くて傷つくのが嫌で、温存している意思があることに気づきます。

そういったものをアウトプットしないことが、空想に耽らせる時間を増やしたり、真実の世界でのコミュニケーションを阻むのであれば、もっと現実の中で親密になることにエネルギーを割いた方が良いのではないかと思ったりします。

人を見ていて思ったことを、何だか自分に言い聞かせているような今日はそんな夜です。

私だけなんでしょうか?こんな風に感じるのって。
何か感じることがあったらぽちっとお願いします。

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嫁に来ないか

2006-12-13 23:57:03 | 他愛もないこと
今日も、なかなか上手にお話できないお客様からご注文を、「ねっこり」20分かけて、1件の注文を承りました。もう、90歳だとおっしゃってました。

結構、頑張りました・・・。

入社前には、こんなことになるとは予想していませんでしたが、さまざまな心温まる言葉のやりとりには、今までの勤務先では感じられなかった驚きも喜びも多いものです。

もちろん、困ったり、苦笑することもありますよ。

「あんたみたいな人が孫の嫁さんに来てくれたらいいのに」とか「君も一緒に注文できるかい?」「君も来てくれないか?」とかね。

前者は、ちょっとほのぼのちっくで微笑ましいのですが、後者は、ちょっと石田純一的なノリで、一瞬ヒクかも(笑)

寒い空気が流れてお客様にわびしい(?)思いをさせない為にも

「あー、残念です。あいにく、私が入るダンボールのサイズの用意がございませんので、今回はお届けが難しいかと思います」

「ありがとうございます。しかしながら、お届けするには送料がたいへんかさんでしまいます。残念ながら、「私」はおススメできない商品でございます」

そんな、冗談交じりの会話でまじめに回答している私ってどうよ・・・・

クレームの対応とか重たい案件が多かった私のコールセンター経験の中では、業務に慣れてきた今の研修期間は実はちょっと楽しかったりします。

でも、そんな「のほほん」と仕事をしている訳ではないですよ(笑)

実はベテランオペレーターの裁く電話の本数と同じくらい電話を取るには、一体どんな工夫が必要なのか、作業効率を上げるにはどこをどうすればよいのか体感するために、実はかなり戦闘モードかつガテン系で頑張っています。

実生活では「嫁にこないか?」「うちにこないか?」的な言葉は無縁の毎日でございますね(爆)

私の運気は、11月の転職は最高で、12月に引越をすると非常に良いらしいようなんです。恋愛運も悪くないそうなんですが「でも、その気ないでしょ?」と読まれる始末・・・・

その気ないか・・・

「ない」か「ある」かでいうと、どちらかというと、確かに「ない」に寄っているかも。

困ったですね・・・

どうもこういうところには「自分と未来は変えられる」という交流分析の学びが活かせていないのが残念です。

変な話、不謹慎ですが、結婚していた時の方が、恋愛願望強かったかも(苦笑)

意識しないとなくしてしまいそうな私の恋愛願望でございます。
何か良い方法があればご教示くださいませ。

ようは本人次第、やる気次第!?
激励もかねて、クリックもお願いします。

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ブレーキを踏む

2006-12-12 00:53:41 | TA(交流分析)
昨日、ヒューレック研究会で交流分析を学ばれている皆さんの講座に顔を出し、そのまま金井先生のお宅でお夕飯をいただき、親友と呼んでいいか確認していないMさんと先生と奥様と夜遅くまで話し込んでしまいました。

交流分析に絡んだ話でしたが、Mさんは一向に自分の話はせず、他人の話の方が言葉数が断然多い。

そう、あなたはエニアグラムで言うところの「タイプ2」。
エゴグラムではNP(養育的な親)がぐーんと高い人・・・・。

推定「タイプ2」の金井先生の奥様とMさんが意気投合し、腸ねん転を起こしそうな楽しい話が多くなり、時間があっと言う間に流れました。

そんな楽しい時間の中で、ほんの短い時間だったと思いますが、私の話にもなり、「はるちゃんは交流分析で変わったか?」という金井先生の問いにMさんが「基本的にあまり変わっていないが、ブレーキが利くようになった」とポツリと言いました。

実は、これまで「はる、やりすぎ・・・」ってところがあったのが、最近はひかえるようになったと言うことらしい。

確かにそれあるかも・・・

2,3年前の私って、ガソリン入ってないのに、力任せで運転したりとかそんなこと平気でできる人間でした。

何かを払拭するためとか、何か手ごたえをつかむまで振り返らずにとにかく走り続けるみたいなところもあり・・・。

最近は、調子のいい時でも、多少ブレーキを踏みながら運転したほうが良くもあり、左右を見ながらもう少し慎重に運転した方がいいことも知りました。

走り終わったら、その手入れもした方がいいことも知りました(笑)

表面上は、別に快活さを忘れたとかそういう意味ではないのであまり変わっていないと思いますが、やはり心の中では、「今、エゴグラム的にはどんな状態なのかなぁ」とか「心理ゲームに迷い込んでるぞ」とか、意図的に「完璧でなくてもいいんじゃない」って自分を許したり、実は理屈っぽいことを考えたりもしていてて、コントロールがきくようにはなっているのだと思います。

何かに囚われすぎて、不快な迷路にの中でぐるぐる回り続けることは少なくなったかもしれません。

自分をあまりしんどい目に合わせたくないのでしょう。

認められるために、ただ何かスキルに貪欲だっただけの時期から、自分の心に栄養を与えたり、人として豊かに成長ができる人間関係に身を置く時間は増えたと思います。

交流分析の目的である、信頼関係に基づく「親密さ」については、自分が実感できることも大事ですが、相手にも実感できるような関わり方をしていくことができているか?

そこには自分で物足りなさとちょっと不甲斐なさを感じています。

自分が、軽くつま先で踏んでいるブレーキは、そういうものの獲得のためにありたいと思っています。

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自尊欲求

2006-12-11 23:05:36 | 産業カウンセリングのこと
私は、自尊心が強いと思います。

「やればできる」と言われて育てられ、ある程度のことはできたし、親からはそこそこ誉められ、認められて育っていることもあり、「自分ならできる」という妙な自信が無意識のうちに働いています。

「絶対できない」と思うことは避けているのでしょう。それゆえ、今のところとんでもない敗北感を味わったこともありません。(ん、惨敗?1回あるね・・・)

仕事にしても、多くの場合、根拠のない自信が働いています。

そんな力あるのか、ないのかわかりませんが、やればできるんじゃないかと思っているところも多々あり、「うぬぼれた一面」」を最近まで認めることができずにもいました(笑)。

人から認められないという事態に陥ると相当へこみます。認められないどころか、けなされる、攻撃されるという事態などは耐えがたいことです。

そんな経験をこの1ヶ月経験をしました。だいたいそんなことこの年で、生まれて初めて経験し、しんどかったですねぇ・・・

自分自身、何をするにしても人に囲まれた今の仕事を選び続けていく以上は「相手の自尊心を大切に考える」ということはmustだと思っています。人それぞれ違っていてもいいと思うのですが、それは私の「ツボ」なんだと思います。

おそらく自分が傷つけられたら嫌だから、人の自尊心も傷つけないということなのでしょう。

転職活動の中で、面接で「職場の人間関係で大切に考えることは?」の類の質問は何度かされましたが、その都度、「相手の自尊心を大切に考えることです」と回答してきました。

どうやら、人がなかなか定着しない課題を抱えた組織に迎えられてしまったようです。

なぜ採用されたか、1ヶ月してわかったようなわからないような・・・(苦笑)

おなじみの「マズローの5段階欲求説」

1) 生理的欲求
2) 安全欲求
3) 所属と愛の欲求
4) 自尊欲求
5) 自己実現の欲求

でも「自尊欲求」は高次の欲求と位置づけられています。

それぞれの欲求が重なりあいながら、より高次の欲求を満たそう、より良く生きようとする訳ですが、誉められもせず、承認もされず、自分にとって成長の可能性を仕事に見出いだそうとすることは苦痛だと思います。

だからこそ、自分の自尊心だけでなく相手の自尊心も大切にしなくてならないと考えます。

欲求不満耐性(フラストレーショントレランス)

この1ヶ月満たされなかった私の「自尊欲求」ですが、この欲求不満の状態をよく辛抱しました。

ちょうど産業カウンセラーの筆記試験にも関連することから心のあり方として意識していたのだと思います。教科書的に欲求不満耐性を高める方法としては、

1)欲求の満足を断念する。あるいは断念させる。
2)欲求の対象を変更する、変更させる。
3)欲求の満足を一時我慢して延期する、あるいは延期させる。
4)肯定的な自己概念・自己イメージを持ち、また他者から受容される。
5)正当な自己主張(アサーティブな態度)を身につける。
6)柔軟でオープンな態度を身につけ、率直に人に援助を求める
7)不安、心配ごとは、その原因を早く突き止め、解決するようにする。
8)自分自身の性格や態度について客観的に考えてみる。

とあるのですが、本来なら5)などを発揮し、より積極的に解消したかったのですが精神的に多少混乱したこともあり、この度は4)の方法でなんとか乗り切ったようです。

ふらついた自分の軸を一度冷静に立て直す。

ちなみに、げんなりした夜は寝る前にアメジストを握って寝てたりもしました。何をもってしても状況を好転させたかったのでしょう。

この1週間ほどは、ようやく高速運転にギアがチェンジされ、先が見えてきました。

このように苦渋に満ちた時間が、この組織で業務に取り掛かる上で全ての人が通らなければいけない関門であることは甚だ疑問ですが、これから職場で人員を拡大していく過程においてはあまり無駄なエネルギーとコストは使わなくてすむようにしていきたいと思います。

まず、足元を固め、一歩づつ周囲との信頼関係を強化し、発言力を高めていきたいものでございます。

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対話の達人

2006-12-10 00:00:02 | おすすめBooks
最近、私の職場:コールセンターの記事が続いています。

私とコールセンターの仕事の出会いは、今から10年前、実家の金沢に戻っていた時(結婚前)に3ヶ月ほどアルバイトをした時のことです。

その時は、携帯電話の料金未納者に督促の電話をかけたり、保険商品のご案内など電話をかける仕事でした。督促やセールスなどは向いてもないけど嫌でもありませんでした。

途中、転居を挟みブランクはあったものの、今もコールセンター周りの仕事を選んでいます。

コールセンターは大きな企業ほど、人材の調達や教育、運営のノウハウを期待し、業務を外部委託する会社が多いものです。

私は6年ほど、この外部委託先企業におりました。

同じ目的に向かい一心同体で業務に取り組めるクライアント企業にも出会いましたが、使い捨ての下請け企業のような扱いのままのクライアントもありました。

やんちゃ坊主なクライアント先ではクレームの嵐の中で心が痛んだり、病んだりして辞めていくアルバイト社員の自転車操業的な採用業務に追われたり、くる日もくる日も研修に明け暮れたりといろいろありました。

でも、会社は変わっても、ここでの仕事を辞めたいと思ったことは一度もないんです。

「対話の達人」

会社に行けばいつも読める本でした。

しかし、あるページに差し掛かると、決まって泣いてしまうので、ある日、書店で購入してしまいました。

これは対話が上手くなる為のノウハウ本ではありません。

そこで働く従業員(コミュニケーター)のお客様との対応の中から書かれたエッセイ集です。みずみずしい感性を持ったコミュニケーターの自然体がゆえの心を動かす話が収められています。

この本は、私にとって「特別な本」です。

ここで働く人の大半は自分から進んでお客様のために役に立つことをしたいと思い、動機はどうであれ、自ら進んでこの仕事を選んだ人です。また、その力も持っているし、管理者もそのように望んでいます。

しかし、もてる力を発揮し、意欲を満たせるかは、職場のマネジメントをはじめとする環境次第です。

私自身、教育の業務にかかわりながらも、実はずっとこの顧客対応の最前線のコミュニケーターから気づきをいただくこと、教わることのことの方が多いのではないかと思い、もっと近く戻りたいと思っていました。

そして、この本を読むたびにそれは間違いではないと感じます。

そんな人たちと一緒に仕事をすることが私の仕事の喜びであり、そこから離れられないひとつの理由なのだと思います。

ある企業のお客様相談センターに勤務している先輩が、「この本を読むと、どんな嫌なことがあっても明日電話を取るのが楽しみになる」とおっしゃいました。

うん、確かにそうなんですよね・・・・

コールセンターでのキャリアパスは全くをもって不十分であります。そして、社内での位置づけも低く、優秀な人材を定着させるだけの魅力的な組織にすることよりも、日々の業務に追われがちです。

しんどい日々が続いていましたが、それでも頑張れるのは、今の会社でやらなくてはいけないことが、先にたくさん見えているからです。

私にそれを教えてくれるのも、いつもそこで働くコミュニケーターの皆さんなのです。

対話の達人―顧客対応の365日

プレジデント社

このアイテムの詳細を見る



みなさんがフリーダイヤルでお電話するコールセンターでのできごとたち。
ちょっと興味をもたれた方はぽちっとよろしくお願いいたします。

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2006-12-08 22:55:18 | コールセンターの仕事
会社を変わって1ヶ月が経ち、ようやく先に入ったオペレーターの方々に追いつき、追い越したゾ!のペースで売り上げを上げれるぐらい業務に慣れてまいりました。

予想外に長い道のりだったかも・・・

効率よく電話に出られるようにならないと次のステップに進めないので、最近はがっつり電話に出ています(苦笑)

入社してから「体もつかなぁ・・・」と弱気になったり、なかなかパフォーマンスが上がらないので、自分にイラつきもし、周囲もやきもきしたり、同情してくれたりと情けない思いをしておりました。

それでも、1本1本の電話を大切にし、より良く変えていくことしか方法がないので辛抱の日が続いていました・・・。

仏事や祭事に、弊社の商品をご利用いただいたり、お歳暮・お年賀用のご注文で今電話はとても多いです。

そして、高齢者からの電話がすごく多いです。

耳が遠かったり、言葉が上手く出てこないために、時間がかかるお客様もいらっしゃいますし、最後に「86歳なんですよ」と言われて、あまりのやりとりのスムーズさに仰天したお客様もいます。

私自身の長年のスタンスは「電話の向こうにはいつもドラマがある」ということです。

それが「劇的なドラマ」かどうかはさておき、電話をいただくにあたっては必ずや何かストーリーがあるに違いありません。

だって、自分がコールセンターに電話する時がそうですから。

最近、日々の業務で何となく気になってしまうのが、高齢で不慣れな男性からのお電話。男性からのお電話は商品の特性上少ないのです。

過去には奥様からお電話をいただいていたこともあったのに、今日は高齢のご主人からのお電話、年齢が年齢なだけに奥様はお体を悪くされたのではないかと心配になったります。たどたどしい言葉で、それでも一生懸命話してくださるご主人様に何とかご希望通りにお荷物を届けたいとこちらも必死です・・・(汗)

「亡くなった母が、お宅の商品が好きで、7回忌に皆様にお渡ししようと思いまして」とか「葬儀の後のご家族にお見舞いにと思いまして」とか、そんな風に購入される商品を仕事として扱ったことがなかった為、なんと言葉を返していいかわからない通話も多くありました。

また、人づてでお手元に届いた商品の中に入っていた「しおり」に当コールセンターの電話番号が記されていて、それを見て多くのお客様から、お取り寄せのお電話をいただきます。

「本当に美味しいわね」「関西では売っていないめずらしいものね」と言われて、お届けすることも多いし、リピーターの方も多くいます。

CMは一切していません。

販売員や電話オペレーターが、お客様の立場に立ち、丹精込めて商品を販売する。

そして、その商品が贈り物として用いられることによって、お客様とお客様が結びつき、お客様と商品が強く結びつき、お客様と会社が結びついていく。

正直、楽天ではゴールド会員の私は通販は「ネット通販」で十分と思っていました(苦笑)

浅はかでした・・・。
高齢のお客様の購買意欲を、お電話にてしかと受け止めさせていただきます。

この年まで物を売ると言う仕事をしたことがなかった私には、考えたこともなく、また知らないことが多くありすぎます。

客:「知り合いからいただいた、あなたのところのお品が美味しくてね、お電話しましたのよ」
私:「さようでございましたか、ありがとうございます」

これも何か足りない・・・

私:「ありがとうございます。ご縁ができてうれしいことでございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします」

自分の感じたことを率直に伝えていくとするならば、そんなひとことで通話を締めくくってみたいものでございます。

デジタルデバイドという言葉がございます。

ITの恩恵を得られか否かで、個人の豊かさに差が出る「格差社会」であっては困りますから、インターネットを十分に使いこなせない人たちにも、アナログ手段で、それぞれのドラマやストーリーの中で「豊かさ」を実感していただけるような対応やものづくりを維持していかなければならぬものと実感しています。

まだ努力が足りない私でございます。

お題は「みどり」ぢゃなくて「えん」です。
何か感じることがあったらぽちっとよろしく。

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ストリートライブにて

2006-12-06 22:15:27 | ちょっと感動
路上で明日を夢見るミュージシャンが演奏をする光景は都内に限らずいたるところで見られる光景です。

メジャーデビューしているかしていないか?、インディーズではそこそこ人気があるのかないのか?などは詳しくわからないけど、時々「なんかいいかも・・・」とか「面白い楽器で演奏しているなあ」とか思い、1・2分立ち止まって耳を傾けることもあったのですが、今日は、何分くらい聞いてましたかねぇ・・・

御茶ノ水駅で乗り換える千代田線の入り口で、ケニー・Gのコピーバンドなのかなぁと思って聴いていました。すでに軽く人の輪ができていたものの、私もしばらくいつもどおり1・2分聴いて立ち去るつもりでした。

しかし、なぜかいつまでもその場を離れることができない。

それどころか、なぜかウルルンなのですよ。

目尻にぬぐわないといけない涙が、溢れてきて、私だけかと思いきや、前の人の横顔も気づかれたくなさそうに指先がそっと目尻に向かっていました。

サックスのような管楽器だとはわかったのですが、かなり細身で高音なその楽器が、ソプラノサックスかと気づくのには少し時間がかかりました。

狂おしく激しい感情の昂りや、安らかに波打つ心の音のようなものを奏でているようなサックスが、何だかストレスに満ちて「病みそう」とか思っていた私の琴線に触れてしまいましたよ。

演奏が終わり、列に並んでCDを買ってしまいました・・・。

メジャーと呼ぶにはあともう少しというところなのでしょうか?私は知らなかったのですが、海外でもデビューを果たしているようでCDも何枚かリリースしているようでございます。

ジャンルとしてはジャズのようなんですが、すごく聴きやすくて、眠る前に聞いたらかなり癒されそうな感じです。

偶然、道端でこんな音楽に出会えるなんて、幸運な日だったのかもしれません。最近、体調もあまり良くなかったので、これで一気にいいホルモンを分泌させたいと思います。

「jaja」皆さんは知ってましたか?
しかし、年間300日ライブって凄いことのように思うのですが・・・

jaja
jaja
HoriPro Inc, Music Garden

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世界バレー(男子)

2006-12-03 23:50:27 | ちょっと感動
男子の試合も終わりました。今日は、仕事もそこそこ早く上がり、久しぶりに途中からゲームを見ることができました。

男子が念願のベスト8に入り、復活の兆しが見えてきたことをファンは本当にうれしく思ったことと思います。私もチュニジア戦の植田監督の涙、選手への愛情にもらい泣きしそうでしたから。監督も、己へのプレッシャーがほんの少し解けた瞬間だったかもしれません。

また、私がすごいなあと思ったのは、チーム最年長の36歳の荻野選手の活躍でした。

私が高校生の時、隣の県に何やらすごい選手がいるということで荻野選手のことは知っていましたが、こんなに息の長いアスリートになり、チームを引っ張る選手になるとは予想もしませんでした。

この試合が全日本は最後になるかもしれないという気持ちでプレイしていたと思うのですが、負けはしたものの今日もスーパーエースの山本選手に次ぐ得点力で大活躍でしたから、これが最後だなんてことはないように感じています。

荻野選手ほどゲーム中にメンバーと抱きあって喜びをわかちあっている選手は他にいないかもしれません。試合中もよく若手に声をかけ、会話をし、タイムアウトの間は監督の指示もじっくり聞き、咀嚼し、若手を浮き足立たせることなく、引っ張っていく、兄のような優しい姿が印象的でした。

今の選手たちは、海外の長身の選手とある程度、互角に戦える高さやスピードを持っていますし、ゴッツ石島選手をはじめ、真っ向勝負を挑む元気な選手もいます。

一方、荻野選手のプレーはどことなく懐かしい感じがします。今のチームの中ではやはりバレーを良く知ったうま味のあるプレーが光ります。ブロックアウトを狙ったり、ブロックに吸い込ませたりといったそういうプレーであげる得点が若手より多いと思います。

また、レシーブはどんなボールに対しても形は美しいし、誠実です。ケガを克服し、長い選手生活を積み重ねてきた「ひたむき」で完成された姿に感動します。自分が失敗した時は、周囲によく謝っている姿も昔から変わらないなあと思いました。

私と同じ年で世界レベルで活躍するって想像を絶しますよ・・・。驚愕です。

正直言って、けがへの恐怖や、治りも遅くなり、体もきついのが本音だと思います。そういう現実をカバーし、体をメンテナンスし、現役を続けていけることに対して本当に尊敬します。

確かに唯一オリンピックを知るメンバーとして、最年長選手として、チームの中では精神的な支えになってはいると思いますが、「1人のプレイヤーとして認められたい」、そう言って、大ベテランは、いつも最後まで残って練習するそうです。

荻野選手と植田監督が同じ全日本チームで、同じユニフォームで闘っていた頃の記憶がおぼろげにあります。19歳で全日本チームに選ばれた頃からいろんな選手が引退をする姿を見送ったことと思います。

荻野選手には可能な限り現役で頑張ってほしいです。
そして、本当にお疲れさまでした。

そして、Vリーグの季節を迎えます。
今年は、スケジュールが合えば、久しぶりにバレーを見に行ってみようかな?

皆さんにとってはどんな世界バレーでしたか?




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最後の本土寺

2006-12-01 23:38:25 | 他愛もないこと

松戸の名刹:本土寺は紅葉の時期になると、数日ライトアップされるのですが、それが11月23日でした。

休みの日でしたので、夜30分ほど散歩がてら出かけてきました。昨年のライトアップの時はもう少し、色づいていた感ありだったのですが、今年はまだこれからなのかなあという感じでした。今年は暖かいのでしょうか?今がちょうど見ごろのようです。12月なのに・・・・そんなもん?

9月にデジカメも盗難にあったので新しく購入したデジカメを持って、暗闇でどうして撮ったらよいのか全くわかりませんでしたが、とにかく明るく映るようにとったら、もみじなのにクリスマスツリーみたいになってしまいました。

私は、来年の2月か3月に、都内に引越しをすることになり、本土寺の紅葉も来年は見ることもないのかなあと思うと少し寂しい気持ちになりました。

実家を離れてからは1~2年ごとに引っ越しをするような暮らしが、10年ほど続いていました。ですから、6年も住み続けた松戸は愛着のある土地です。4年間は全く冴えない毎日をすごしていましたが、この2年ほどは、自然を感じるために時間を作って外に出るようにしていました。

慣れない仕事と繁忙期、産業カウンセラー試験の勉強など、ちょっとした隙に風邪菌が入り込みそうです。日常生活の中で、短い時間でもキレイなものに触れ、栄養をしっかりとって、良い睡眠を取って頑張りたいと思います。

皆さんもご自愛くださいませ。

皆さんはどんな紅葉をみましたか?


コメント (2)
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