Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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集合天才(collective genius)

2007-11-30 00:03:49 | 不思議なミュージカル活動

ミュージカルの公演が終わり、1つ宿題が終わった感じでいます。

この手のネタは「不思議なミュージカル」というカテゴリーに分類しているのですが、本当に不思議なもので、練習までは笑ってしまうくらい失敗続きの演技が、本番にはノーミスで披露されるのですからこの素人劇団はスゴイものですよ・・・・。

スゴイと言っても、謙遜して言うならば「素人歌謡劇」という表現がしっくりくるのですけどね(笑)

10歳から75歳までの幅広い年齢層の3世代にまたがるメンバーによる手作りの演劇です。

もちろん、1人1人の自己表現能力や創意工夫は、キラッと輝くものが多いですよ。

でも、得意もあれば不得意もあり。

そんなメンバーが得意なことを持ち寄ると最終的には、ひとりでは決して成しえないスゴイことができてしまう。

得意なことを伸ばし、不得意なことは補い、潜んでいるものは引き出し・・・。

もちろん、職場環境の中でもできればいいのでしょうけど、利害が絡むとどうもきれいごとと言われてしまいそうな気がします。

会社で求められるのは、1人の完全な人間であったりすることが多かったりするような気がしませんか?

目標に向かってそう努力することは大事ですが、一匹狼だらけの組織では内部にノウハウはたまりませんし、ノウハウを生かして新しいものを創造していくことができない、発想が貧困な組織って案外多いんじゃないかなぁと思います。

仕事でも相手の変容を期待するがゆえに、無意識に「パワーハラスメント」とか「パワーマネジメント」とかいった類のことを繰り返している上司がいました。

その時の組織を思い出すと、誰もが、摩擦に逆らって自分の力を出さねばならず、エネルギー効率が下がり、創造性の微塵も感じられない組織になっていました。

集合天才

ゼネラル・エレクトリック社は、もうずっと前から、組織運営にこのような考え方を取り入れている企業だったんですね。

さすが創始者はエジソンだけあるなぁ・・・

なぜ、結果としてヒューレック研究会のミュージカルは舞台の上では、いい形で終えることができるのか?

暗黙の了解となっているのだと思うのですが、ミュージカルを作り上げていく中で、誰も相手を非難したり、攻撃をしたりしません。協調的な態度で、昨日より今日、さっきより今を良くしていこうと知恵を出し、改善すべき点も代替案を用意して、決して否定だけで終わらないよう思慮深くサイクルが回っているように思います。

演じることで、自己変容を遂げる人がいます。自分も年々そうだったりします。モノゴトへの取り組み方が変わったり、判断が早くなったり、効率が上がったりしたかもしれません。

人は「快い刺激」で変わるのだと実感します。

自分自身も至らないことは多くありましたが、それを補う力を持った方に助けていただき、今年も公演が終わりました。

今年は新人さんが数名いらっしゃったのですが、本当に誠実な努力の結晶を見せてくださり感動しました。70歳を超えたベテランの皆様からは、大人の創造力には限界がないことを教えていただきました。

集合天才という言葉を強く実感した3年目のミュージカルでした。

ヒューレック研究会の皆様、今年もありがとうございました。

「お疲れ様でしたネ」のクリックもお待ちしています。



のほほん暮らしを取り戻すべくぼちぼち復活⇒
じみに書いてる裏ブログ「breathe&Stretchな暮らし」
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熱意に触れる

2007-11-24 23:51:38 | 不思議なミュージカル活動
明日は、NPO法人ヒューレック研究会の手作りミュージカルの公演の日で、今日は朝からずっとリハーサルでした。大きな声で歌い、たちっぱなしで、やはり体はクタクタになっています。

例年より、1ヶ月公演が遅くなり、またメンバーの多忙な時期と重なり、全員揃っての練習もなかなかできない日が続いていました。

正直、どうなることになるかと思いましたが、公演までの連続4日間、14年間演出を担当して下さっている、劇団新芸座の赤澤勇司先生のおかげで、前日の今日、何とか形ができてきました。

練習は、なかなか日程が合わない、出演者が足りない、脚本が長すぎる、伴奏の音源と歌う人のキーが全く合わないので声が聞こえないなどなど、問題は山積しておりました。私は私で、個人的に心も体も柔軟性を失い、なかなか自分が出せない日が続いていました。

赤澤先生は、ご自身の劇団の公演も間近に迫っているにも関わらず、この4日間も連日で、ご指導に来てくださりました。

個人的には、今年は、昨年以上にセリフの伝え方を、丁寧にご指導いただき、できているかは抜きにして、新しい世界を見ることができました。

私が知る限り、先生にとって、今年がこの3年間で一番手がかかった年なのではないかと思います。そんなヨワッタ私たちが「ここまでくることができた」と、実感得て、明日に臨むことができるなんて、本当にありがたいことと感謝に堪えません。

素人集団の演劇の良さを大いに引き出して、ゴールまで残された時間の中で、面白おかしく演出しながら、完成に向かわせてくださるのですから、月並みな表現で恐縮なのですが、さすがプロだなぁと思います。

赤澤先生の劇団の公演もまもなくです。

劇団新芸座 第76回公演『マンザナ、わが町』
作:井上 ひさし 演出:赤沢 勇司

真珠湾攻撃から4ヶ月。日系人強制収容所で5人の女性たちに渡された台本は「マンザナわが町」上演を巡って巻き起こる笑いと涙の物語。

■場所:武蔵野芸能劇場 JR三鷹駅より 徒歩1分)

■公演日:2007年 12月 7日 ~ 10日
12月7日(金) 19:00
12月8日(土) 14:00・19:00
12月9日(日) 14:00・18:00
12月10日(月) 14:00・19:00

□前売り
一般2500円・中高生2000円
□当日
一般2700円・中高生2200円

■ご予約・お問い合せ 劇団新芸座 制作部 電話: 0422-47-4729

私自身、感じることなのですが、NPOでの活動に関われるのはその活動の理念に何らかの共感があってのことなのかと感じています。

赤澤先生と同じく14年間、音響でお力をお貸しくださっている渡辺様、今年は本当に無理難題を申し上げましたが、根気強く作業を重ねてくだり本当に感謝をしています。

その他にも、お手伝いくださる多くの関係者の皆様のご支援やご理解があり、明日の公演を迎えることができることに、厚く心より感謝申し上げます。

感謝できることがこんなにたくさんあることを喜ぶべきなのかもしれません。明日は頑張ります。

本番は頑張って!



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知られざる二宮金次郎

2007-11-05 12:27:23 | 不思議なミュージカル活動
私が年に1回参加しているヒューレック研究会のミュージカル(右のカテゴリから見ることができます)も本年度の公演が近づいてきました。出演者も確定し、脚本も練り直しが続くものの、今年も何とか形になる目処がついて参りました。

さてここ数年は、当研究会が大切に考えている「ピグマリオン精神」を、歴史上の人物の生き方を通じて表現しているミュージカルですが、今年は二宮金次郎にスポットを当てております。

皆さんは、二宮金次郎が何をした人か知ってますか?

私は脚本を書くまで、全く知りませんでした。しかし、歴史漫画を読み、童門冬ニ先生の小説を何度も読み、その人となり、功績などを知るにここまで知られていない歴史上の人物も珍しいと思っております。

全一冊 小説二宮金次郎 (集英社文庫)
童門 冬二
集英社

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彼は、今風に言うと、農業技術のプロフェッショナルであり、農村改革のプロジェクトマネージャーであり、ファイナンシャルプランナーであり、ファンドマネージャーであり、経営コンサルタントであり、実に多彩な活躍をしています。

東京都副知事の猪瀬直樹氏が「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」という本を出版しています。 江戸時代に多くの藩の農村や財政をたてなおした二宮金次郎が、現代に生きていたら?

二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫 い 17-14)
猪瀬 直樹
文藝春秋

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二宮金次郎は政治家ではなく、確かな実務に基づいた時のリーダーです。

政治に頼ることなく、一部の企業家や社会事業家が優れたビジネスモデル・志・信頼関係に基づくつながりにおいて、世の中のしくみを変えているのも確かなことです。

まさに、今、会社、家庭、地域のどれに限定することもなく、二宮金次郎の視点での改革が望まれているのだと思います。

ミュージカルの方は、子供にわかりやすく、大人が見てもなるほどと思える内容になるように、そして演じる側も会場と一緒に楽しめる内容になるように稽古中です。ぜひ皆様、足をお運びください。

なお、10代から70代まで今年も、バックグラウンドも年齢も全く違うグループメンバーがそれぞれの役割を、演じていきます。ぜひスケジュール調整の上、ご参加いただければ幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

公演日:2007年11月25日(日) 14:00開演
会 場:日本橋社会教育会館 8Fホール 地図は⇒こちら
入場料:無料

13:30~先着30名様に抹茶のサービスがございます。

チラシは⇒こちら からご覧になれます。

皆様のお越しをお待ちしています。

「応援しています」のクリックもよろしく。



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ドタキャンの結末

2007-06-03 02:43:47 | 不思議なミュージカル活動
昨日は、夕方から池袋方面に、飲みに行く予定でございました。

土いじりと家事を終え、ブランチを終え、14:40頃、ためていたメールの返信をサクサクとしておりましたところ、我が交流分析の師匠:金井省吾先生から

「今夜のミュージカルの脚本会議、おいで頂けるのでしょうね?」

と確認のメールがドキュンと入って参りました。

うそやん、来週ちゃうのん・・・

いただいていたメール確認しました。本日でしたよ(汗)

激震!

ってことはWブッキングですからぁーーー

最近、PCの前に座り、脚本のファイルをクリックして開いてみてもは書けない日が続いていました。童門冬二先生の二宮尊徳の本を何度も読み直しては、演じる上で「肝はいったいどこなんや!?」と探る日々でした。

前回提出したところから、かすかには前進してはいましたが、残り2場がまるまる手付かずのままでした。

あと、3時間でどないかせな・・・

こういう経験はあまりないので、かなり焦りました。しかし、考えても、考えても答えがひとつしかないので、まず、飲み会ドタキャンのお詫びのメールの後、とにかく目の色を変えて書くしかないやろ・・・

せっかく時間をいただいて、読み合わせてご指導いただくのですから、ご出席の皆さんに迷惑はかけられません。

そこからはもう立ち止まることなく書きまくること3時間。

奇跡的に完成しましたよ・・・

脅威的な集中力でした。1年分使い果たしたかもしれません。

朝からノーメイクでしたので、目・鼻・口があるのがわかる程度に化粧をし、自転車で駅までダッシュし、渋谷まで何とかたどり着き、KINKO’Sでコピーを済ませ、お約束の時間までに間に合いました。

ありがたいアドバイスをいただき、配役なども少しづつ決まり、今後の課題も見えてきました。

終了後には、金井先生と棚橋会長に、優しく労っていただき、私の遊びゴコロ満点のサプライズ企画にもご賛同いただき、上機嫌でオムライスをいただきました♪

それもこれも、私のドタキャンを大きなココロで許してくださった方のご配慮があってのことでございます。この場を借りてお詫びと御礼を申し上げます。

かくして、4月から取り組んできたミュージカルの脚本も、最後はあっけなくできあがりました。

様々なジャンルで文章を書いていますが、脚本という顔が見えるどこか立体的な文章を書くのは新鮮な体験です。もちろん、初めてのことですから、すんなりはいかないことばかりで、お芝居だって、好きで好きでたまらないという訳でもなく多少のやらされ感も、最初はあったのですよ・・・カミングアウトしますと。

「能力への挑戦を拡げよう」

新卒で入社した会社の今も忘れられない事業理念の1つです。

自分に能力があるかないかは別にどっちでもいいんです。
ただ、何らかの形で挑戦の機会を持ち続けることは、大切なことだと思っています。

くれぐれも消耗しないように努力したいと思います。

そうできる環境の中で関わり合えるたくさんの方に感謝します。

脚本完成おめでとう!のクリックもお待ちしています。



不思議なミュージカル活動」のカテゴリも追加しました。
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徹夜する

2007-05-13 09:58:38 | 不思議なミュージカル活動
いやー、やっちゃいましたね・・・
仕事じゃないです。全くプライベートです。

あれっ、はるさん夜遊びですかっ。
残念ながら違います・・・

今年もヒューレック研究会のミュージカルに参加するのですが、ナント!今回、ワタクシは脚本を書くのでございます。

ヒューレック研究会のミュージカルでは毎年歴史上の人物を描きながら、もう14年も続いているんです。

随分前から脚本を書くことは決まっていたのですが、なかなか書けませんでした。

今年は「二宮尊徳」

えっと、二宮金次郎のことですよ。
昨年の新渡戸稲造に続いて、私には謎の人物でございました(苦笑)

もともと歴史はあまり好きじゃないんでしょうね。

歴史上の人物にはよほど思い入れのある人にしか関心は持てませんでしたので、結構人物や功績の理解に時間がかかり、それがお芝居で訴えたいことの本質とどう結び付けていくか、結構頭の中でイメージはできつつも、ずっとグルグルしていました。

事前の勉強会にも出れなかったので、結構、独学ちっくな感じで苦戦いたしました。

昨日は、ひとまず書いたものを持ってくるようにということで、事実上の第1回目の締め切り。期待値は「たたき台」であることだと思いましたので、まずは完璧でなくてもいいので、書くべ・・・

しかも、第1場は随分前に書いていたのですが、2場から4場までは徹夜で書きました。

一旦、ブレーキが外れると、恐ろしいものでノリノリで描いてしまうアタクシ。

んー、でも、もっとコツコツやればいいのにね(笑)

基本的にコツコツ型の人間じゃないんでしょうね(知ってるって?)

仕事ではもちろん進捗管理どおりやりますけど、プライベートで、ある程度納得できるまで自己表現ができる機会においては結構わがままに、本能のおもむくがままにって感じで、関係者の皆様にはご心配もおかけします。

自分にはできっこないと思っていた脚本を書くお役目ですが、内容・質はさておき、書くということがまた自分のエネルギーになっていることを実感します。

11月には一つの芝居となります。
今後も苦戦すると思いますが、自分の書いた脚本が、さまざまなココロの交流のベースになることは「素敵なこと」だと思っています。

先輩出演者の皆さんや支えてくださる演出家、作曲家、伴奏の先生から、また今年もたくさん教えていただきながら、親交の時間を過ごしていきたいと思います。

ヒューレック研究会の皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

やってみなはれ、と応援よろしく。




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潜在能力を知る

2006-10-09 11:06:06 | 不思議なミュージカル活動
夏からお稽古が続いていた、ミュージカルの公演が終わりました。

いやー、素晴らしい出来でした!!
もうすっかり「素人歌謡劇」の域は抜けてしまったでしょう!
まじめにすばらしい!

私自身も、セリフ・ソロの歌ともに目立った失敗もなく、セリフが少なかったことも幸いし、自分を変えることができづらかった昨年とは違って、リラックスして舞台に臨めたし、創意工夫を楽しむ余裕も多少ありました。

心地よい疲れを感じながら、忘れぬうちに昨日感じたことを書きとめておきたいと思います。

この5年ぐらいは、多分何かしらの課題を持ってミュージカルに参加するようになるように思います。

で、私が勝手に設定した今年の課題は「自分の潜在能力を知ること」。

残念なことに、私は「できることをしない」ことが非常に多くあります。そして、それをしないがために、ホントはできるかもしれない、別の自分の能力に出会えていないように感じています。

悲しい記憶ですが、それは中学校の時、「できる」ことで「軽く」いじめに遭ったことがあったからです。若気の至りで、配慮に欠け、癇に障る子だったってこと(笑)

そういうことがあって、自分の力は出さない方がうまく行くという、決断をしたのでしょう。「出し惜しみする」という悪い行動パターンを持っているということには何となく気づいていました。

事実、「出し惜しみをしている」「本当の力を出していない」「できるのにやっていない」「遠慮することはない」「実はまだできるよね」と指摘されることが、仕事でも近年多かったし、これって悪い癖になっているなあと感じていたから。

それだけではなくて、「未知の力」にも遭遇したい・・・・

はる、あなたはどんな力を持つ人ぞ?

で、いったいどうしたい訳?

「じゃ~、とりあえず、どこまで何ができるのか、試しにやってみよっかぁ」

というのが私の今年のミュージカルのお稽古や準備に関わるにあたっての自分への問いかけ。

たとえば、演じる。
恥ずかしがっても、舞台の上では、腹がくくられておらず、迷いがあることの方がよっぽど見てて恥ずかしいですからねー。

上手・下手は抜きにして、ちゃんとその役の人の気持ちを演じてみようよ。ってことで、とりあえずできるところまでは頑張ったつもり。そもそも経験があまりないので、欲張らずに一歩づつ。

でも、個人的に目指すのは「走れ!ヘタウマ路線」なので、いいのぉ、まだ「気分だけミュージカル女優」でぇ~♪

って感じ。

そして、歌う。
地声の大きさは、体育会女子の特権(笑)。

通知表の体育と音楽の成績はいっつも安定して満点。そもそも嫌いじゃないんだから、歌っちゃっていいのよ~。

って訳で、本番3日前から、本気モードにスイッチを入れ替え、ガンガンいっちゃいました。

あ~、体の中の悪気が退散したように、すっきりぃ~♪

そして、書く。
「好き」ということはそれだけで、その人を動かすエネルギーの源泉になる。
ブログも1年以上続いていることから、書くことが好きなんでしょっ、多分ね。

パンフレットを読んでわかりやすく、興味が持てる内容にするには?と思案したおかげで新渡戸稲造の生涯や功績はよく理解でき、一般教養は豊かとは言えない私に大きな「おまけ」がもたらされました。

感謝状・個人賞の文章、一人ひとりのことを思い出して、夜な夜な感謝の気持ち、その人から学ばせていただいたことを「どこかから借りてきた言葉」ではなく「自分の言葉で」書く。

できあがったものを1人づつ額縁に入れる時の、あのいとおしさと満足感、そして
カ・イ・カ・ン(かなり自己満足・・・)

それだけで「楽しい~」と思っていたけど、もらった人から「うれしかった」と言われて、そのことが私には本当にうれしいことでした(涙)。

ヒューレック研究会では、相手の良さを認め、伸ばそうと思うからこそ、自分の持っている力を出せば、役に立ち、喜ばれ、誉められ、感謝される。

「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」っていう禁止事項はルール以外にはないように思う。

人の潜在能力ってのは、多分こういう環境下で開花するんだろうなぁと思う。
「やっちゃっていいんだーー」という安心感、コレ大事!

仕事の環境下では、エッセンスとして取り入れることはできても、残念ながら、時間的な制約や人の価値観は皆違いますからさまざまな損得勘定が働いたりする場合が多いように感じます。

だから、自分の成長の場に物足りなさを感じたら、仕事や家庭以外にこういう場を持つことはとても大切だと思います。

私の場合は、応急処置的に自分自身や現状への満たされない思いを、一時的に何かで紛らすことはできたとしても、結果的には自分のダイナミズムにはつながらないような気がしています。

そして、痛切に感じたのは、私にとっては、自分を変えたい、まだまだ成長したいと思った時には、「健全で普遍的なぶれない軸を大切にしている」人やグループに接することがとても大切なことだと思っています(あくまで私にとって)。

誰に「何を以って健全とし、誰が普遍的と判断するのか」とかそんな回答が面倒くさいことを聞かれても、自分の嗅覚・直観で判断し、自分でコレだ決めて、自ら学んで、自らをいいと思う方向に変えていけばいいのだと思う。

そういう場があることに感謝をし、感謝される関係の中で「人を信じる心」を取り戻すことができたことに、昨年にはない喜びを感じています。

私が知る限り、フィナーレで客席に涙をぬぐっている人が数名いました。
その涙の理由は人それぞれちがうと思いますが、何か人の心を動かす力を持ったものを作ることができたのはうれしいことです。

ヒューレック研究会の皆様とご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
来年もよろしくお願いします。

いやー、お疲れ様でした。何はともあれ、皆様からのクリックで来年も頑張るよ~。今度は脚本書いちゃいます!



週末のビデオ見ながらの自画自賛の会が楽しみです♪
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ヒューレックな人たち(一)

2006-09-30 23:33:13 | 不思議なミュージカル活動
ヒューレック研究会というのは私が交流分析を学んだ研究会の名前です。

交流分析を学ぼうと思った時、日本交流分析協会(関東支部)の講座スケジュールが都合により合わず、たまたまホームページで検索したら講座を開催しているらしい・・・と偶然たどり着いたNPO法人です。

准教授の金井省吾先生が私の師匠です。

交流分析を学びながら、どうしたものか「手作りミュージカル」に出演するのが昨年から、私の夏から秋の行事なのですよ。

深い動機を探ったことはありません。
強いて言えば、ヒューレックが大切に考えている『ピグマリオン』という言葉に吸い込まれてってるのかなぁ・・・

だいたい学芸会もない学校に育ったため、ステージの上で、歌うだの、踊るだの、そんな「こっぱずかしい」ことなんて、到底できやしないと思ってました。

母に話した時は、何をどう勘違いしたのか、へんな宗教に勧誘されたと思ったようでかなり心配されましたし(笑)

今も、ちょっぴり恥ずかしいのですけどね・・・

ミュージカルの出演者は11才から70ウン才までいますのでかなりの異年齢集団です。同じくらいの年齢の方も5人ほどいます。

今年も参加してしまうのか考えてみると、ミュージカルそのものより、私はこのヒューレック研究会の人たちがとても好きなんだと思います。

ほとんどの方が私の親でもおかしくない年齢の方。

人生の酸いも甘いも、たいがい知っている人たちであり、大きな病気をしたり、身内の死を経験した人もいたり、ビジネスで成功をしたのちにもなお目標に向かってワクワクしながら生きている人・・・・・

同世代あるいはちょいと上の世代とは違う懐の大きさを持っていた人々が多いのですよ。

私自身、仕事でぶつかった壁をブレイクスルーするには、社外での学びにきっかけを求めることが多いのですが、ヒューレックではそんな素材がたくさんあるように思います。

今はミュージカルの本番に向けて、多少遅れが気になる完成度ではありますが、皆さんの創意工夫でどんどんミュージカルらしくなっています。

その中で、すごく勉強になるのは、それぞれの主張の仕方です。

メンバーの多くが交流分析を学んでいることもあり、冷静に見ていると「自分もOK・相手もOK」のアサーティブなコミュニケーションスタイルをとっているのがさすがだなあと思うのです。

今年のテーマは「新渡戸稲造」の生涯です。新渡戸稲造は5000円札の肖像になったこと、「武士道」の著者としても知られていますが、本当は何をした人なのかはあまり知られていません。

私は稲造の妻のメリーの役で出演しています。
突然、稲造が失踪し取り乱し、涙に暮れるクリスチャンの妻を演じています。
ちなみに歌もソロで歌ってます♪

よろしければ見にいらしてください。
ナニ、怖いもの見たさだって?否定しないけど・・・

詳しくは⇒こちら

実は今、「金髪のかつら」をつけてみて衣装のチェックをしているのですが、なんだか「桜塚やっくん」に見えてしまう・・・(苦笑)

いや、極めて残念なことに、やっくんの方がかなりカワイイ・・・

深夜に女性のひとり暮らし、かなり怪しい光景ですゾ(笑)
ちょっとヒトサマには見られたくない感じぃ~

ところで、ヒューレック研究会の歌の中に、「信じる心をありがとう」という歌詞があるのですが、去年はこの歌詞の意味が「全く」ピンときませんでした。

しかし、今年は少し、人を信じることができるようになったり、ひとさまの好意(厚意)に心から甘えることもできるようになったように思います。

「自分と未来は変えられる」

そのことを、いつも教えてくれるように思います。

そして、情熱を持って演出をご担当してくださる(面倒を見てくださる)劇団新芸座の赤澤勇司先生にも心から感謝をしています。

すてきな人たちと出会えて、改めて喜びを感じています。

ひったくり事故のショックを味わう暇もなくお稽古に励む私・・・
みなさんのクリックできっと頑張れるはず!
 ↓


ヒューレックの人たちは「メンター」みたいな感じなんですよね・・・

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恐るべし、みほこさん

2005-10-09 10:19:08 | 不思議なミュージカル活動
昨日は、先日のミュージカルのビデオの鑑賞会でした。仕事都合で、どうしても時間まで間に合わなかったのですが、自分の登場場面は何とか見ることができました。

この鑑賞会は「自画自賛会」と呼ばれていて、自分に限らず「他画他賛」の会でもあります。そういう私は1人のオーディエンスとして、ビデオを見ることに終始してしまったのですが、皆さんが本当に細かいところで粋な工夫をしていることがわかりました。

感情だって表情や声のトーンにしっかり表れているし、それぞれの役割を演じているとは言え、それぞれの持ち味があって、その人らしさが出ている。誠実さ、懐の大きさ、緻密さ、純粋に楽しむ心、見ている人を楽しませる心、共演者の良さを引き出す心配り、挑戦など、エニアグラムから学ぶ人の持つエネルギーの根源の違いということがこういうことなのかと思ってしまいますよ。

ひとつの花壇の中でそれぞれが自分らしさを持って咲いている、どれひとつ同じではない花のような感じってこんな感じ?

それにしても、交流分析をご指導いただいた金井省吾先生を始め、ミュージカルでお世話になったヒューレック研究会の皆さんはスゴイ人たちですよ。何がスゴイのかと言うと、彼らのコミュニケーションのほとんどが「みほこさん」で成り立っているから。

「みほこさん」とは、「認める・誉める・肯定する・賛同する」それぞれの頭文字を取った人間関係を良くするエッセンス。この徹底ぶりは驚異的ですから。意図的になされている訳ではないと思うがもう既に「習慣」であり、それが「生き方」なんだと思う。

今回のミュージカルのキーワードは「ピグマリオン効果」であります。教育心理学の授業の中で習って知っていた言葉ですが、これまでの私は「教師期待効果」という教科書どおりの理解しかしていませんでした。

仕事の中でも、教育に関わっているとこの効果の持つ意味は日々実感するわけであります。しかし、期待だけでは何か足りない、そして口先だけでありきたりの言葉で誉めるというだけでは伝わらないですから。いつも心から自分の言葉で「認める・誉める・肯定する・賛同する」ことが必要だと思う。

プラス信じること。それによって自分の持つエネルギーに気づき新たなチャレンジをするようになるのではないかと思う。

教わったら実践する。引き続き「努力目標」とする・・・
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異年齢・異業種集団からの学び

2005-10-03 05:38:23 | 不思議なミュージカル活動
夏からお稽古に参加していたミュージカルの公演が終わりました。

この夏、TA(交流分析)を学んだご縁で、ヒューレック研究会が12年に渡って開催するミュージカルに参加したのですが・・・

だいたい学芸会の経験もない私が、ミュージカルなんてできるのか?誘われた時には安易な返事をして迷惑をかけてはいけないと思いながら、多少は悩みましたよ。

しかし、やらないことを決断するのに悩むことほど時間がもったいないことはない。

終えてみて思うことは、「本当によかった」のひと言に尽きます。年齢は下は8歳から上は70ウン歳と、家族で言えば3世代同居の出演者から教えていただくことは実に多かったですし。

かわいい・かわいい小学生の子役ちゃんからは、底知れぬエネルギーをもらい、自分にもあんな時代があったことを懐かしむ一方で、今の自分の中にも、失っていないあの頃と同じエネルギーがまだあるのではないかと思ったりもしました。

自分の親と同世代の皆さんからは、演じることの楽しさ、機知と英知に富んだ人生の粋を教わりました。そして社会に対しての誠実さや、寛大さなど、私たちの世代が考えの及ばない世界についてもうかがい知ることができました。

その他、言葉で表現し尽くせないことをたくさん学んだと思うのですが、まだ整理できていません。

そして、自分についての発見も多かったです。

エニアグラムやTAを学んでみて自分の傾向は多少なりともわかっているものの、自分が何に強く囚われ、何に戸惑い、何に物足りなさを感じ、何を求め、何を尊び、何に救われているかなど、そんなことばかりが常に自分の頭の中にありました。

こんなに思考・思案する自分は果たしてエニアグラムでいうところの感情センターなのか?と疑うこともあったし、仮に定めているタイプが違うのではないかと思うこともあったり。

しかし、最も強く感じた感情は「恥ずかしい」という感情でした。そして「イメージ」が作れずに演技ができない自分も恥ずかしかったが、「落胆」も大きかった。

しかし、一旦できあがったイメージに対しては、周囲がどうであれ役柄をひたすら演じることに邁進する自分も確認。舞台の上では全く緊張もせず、役柄に「演じきる」ことができて達成した感もなきにしもあらず。

1年目の今年は、そんなこんなで自分のことで精一杯で全く、サポートしてくださった方に甘えっぱなしで運営には主体的に関わることはできませんでした。にもかかわらず、どうやら来年は実行委員会側に回るようです。荷が重いと言えば重いんですけど。

だったら、断ればいいじゃない。

しかし、今の私は自分の意志で選択することの意味を知り、やることを選択します。今までの仕事をふり返ってみても、「やらされ感」で仕事をするのはなんだかんだ言って嫌いだったし。どんな不遇な環境下にあってもそれを選んでいるのは自分だから。

その一方で、これまでは最もらしい理由をつけて、無理やり自分を納得させたり、不本意な自分を受け容れてくたびれたりしてしまったこともあったり。でも、これからは違う、自分で決め、決めたことに責任を持つ。

あれっ?意外にSimpleなんだ・・・ねっ?

そんなこんなでTAを学んで、そしてミュージカルに出会って良かったですよ。幸運の女神には後ろ髪はない。前髪をつかむには、すれ違ってからでは時、既に遅し。

TAを学ぶことやミュージカルに限らずまだまだいろんなチャンスに溢れているのだと思います。そういうことに気づくことができました。

最後になりますが、ヒューレック研究会の皆さん、ミュージカルの成功を支えてくださった皆さん、本当にありがとうございました(感謝)。

来年もよろしくお願いいたします。
(それにしても、来年は翌日休暇取るの忘れないようにしなくちゃーっ。それではいってきまーす。)
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新米(即席)ミュージカル女優誕生!

2005-08-28 04:38:43 | 不思議なミュージカル活動
得意なことや好きなことだけでは人生の楽しみの半分だけを味わったに過ぎない・・・

って何かの本に書いてあったと思う。

実は今日、10月に行われるあるミュージカルのお稽古に初めて参加したんです。きっかけはエニアグラムと並行して学んでいる「交流分析」の講座の先生や先輩に誘われて。

正直言って、まさか自分がミュージカルに「出る」なんてありえないことだと思っていました。歌は嫌いではないけど、演技はちょっと・・・。

もう、とにかくハズカシーのひとこと。でもお仲間の演技を身近で見るのはとても興味深い。大半の方が私よりも年長、とにかくエネルギッシュで、顔の表情もさることながら、声の抑揚で伝える・表現する力もすばらしい!

鳥肌立ちまくりの名演技続出。ひとことで言うと私よりもはるかに「豊か」なのですよ。それに比べて私は「乏しい」のです。

私の役は、近所のおばさん。どちらかというとちょっと皮肉を言うようなことが多い。私自身どちらかと言うといやみ・皮肉なんていうような人じゃないし(ホントよ)「素」ではできない役かも。イメージをしっかり作ってホント演じなくちゃ話にならない。

8月16日号の『日経ビジネスAssocie』の中でビジネスパーソンが演劇でリーダーシップを養成するという内容の記事がありました。「自分の考えをきちんと相手に伝えること」「相手の考えを理解すること」はビジネスパーソンに必須の能力、そんなコミュニケーション能力を開発するのに演劇はとても有効とのこと。

本番までの間、いろんな失敗も反省も至らなさも感じることになるだろうけど、大先輩から様々なことを学ぶと思います。苦手なことややったことがないことから残りの人生の楽しみを味わうというのはこういうことを言うのだと思う今日この頃です。
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