Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
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ベクトルを合成する

2012-12-31 23:32:46 | しごと・キャリアのこと
2012年もいよいよ大晦日です。

今年は、組織全体のベクトルを合わせるためのお仕事に、活動を広げた年でした。

チームビルディングの中で、何を大切に考えるかとお尋ねすると、しばしば「チームのベクトルを合わせること」と返答されることがあります。

ベクトルって、現時点から、あるべき姿(ex.ビジョン)に向う矢印みたいなもの。

でも、案外、向う先のあるべき姿って不明確なのに、ベクトルをそろえることが大事って言ってらっしゃるケースがあるように感じています。

管理職向けの研修の中で、部下とのコミュニケーションで大切に考えていることの中で、もの足りなく感じているのは、「部下にチームのビジョンを話す」ということ。

目標設定や目標に対しての進捗の話はしても、このビジョンを話すことを重要視していらっしゃる方が多くいるとは言い切れないのが気になっているのです。

ビジョンを描く力、ビジョンを明文化する力、ビジョンについて語り聞かせる力、そして何よりもビジョンについて対話する力。

中でも、最後の「ビジョンについて対話する」

これなくして、ベクトルはそろわないと痛感する日々です。

ベクトルをそろえると言っても、どういう状態がベクトルがそろった状態なのかというと前提の確認をこれまで熱心にしてきませんでした。

そんな中で、今年はっきりしたのは、

仕事や活動に対する個人の動機や思考の枠組みなどが違う以上は、視点を変え、組織として正しい考えに基づいた行動を全員が取れるようになるには、実に時間がかかるということ。

しかも、完全な状態などない。

個人の動機や固有の思考の枠組みは尊重しながらも、在籍する組織の考えに沿うように視点を変えるには、他者からの内省の支援も必要になることでしょう。

相手を尊重するとは言葉で言うのは簡単だし、「これがこの組織の正解だ!」と言い切るのも簡単。

だけど、それで簡単にベクトルがあった行動ができるかというと、さて・・・。

そもそも共通のビジョンがなければ、バラバラの方向を向いてしまうベクトルを、共有するビジョンが束ね、方向が大きくずれたベクトルも、行動や行動のベースにある考え方の背景を理解しながら、

異なる考えや行動に触れながら、個人がコントロールな対象を内省によって変容させていくことで、

高校生の頃に「代数・幾何」で、学んだ「ベクトルの合成」という働きのように、ズレを少しづつ揃えていくのではないかと思っています。

それは、サクサクいかなくても落胆しないし、落胆もさせない。

本来必要な教育を計画的に効果的に行うための設計力を上げていくこと。

これが、来年以降の課題だと心に決めて、お客様の力が最大限に発揮できるようにお手伝いしていきたいと思っています。

今年の選択に間違いはなかったと思える1年になりました。

さて、どう具体化していくは年初恒例のマインドマップではっきりさせてみたいと思っています。

では、皆様よいお年を。
来年も、マイペースで更新していきます。
コメント (2)
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