Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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能登を巡る観光列車(花嫁のれん号・里山里海号)のクオリティは確かに高い

2015-09-25 12:54:52 | ふるさと・石川
先日、総持寺祖院の「ぜんのきらめき」のことを書きましたが、その時は北国観光という旅行社の
バスツアーに参加したのですが

金沢〜七尾まではツアーバス、七尾〜穴水まではのと鉄道「里山里海号(ゆったりコース)」、
穴水〜輪島〜金沢はまたツアーバス、という変則的なツアーでした。

これが非常によかったです。

七尾で降りて、七尾駅で乗り換えると、七尾駅には石川県の婚礼の慣習である「花嫁のれん」が
出迎えます。



挙式の日に、花嫁が自宅から出る時にくぐる為だけののれんです。

そして、運良く10月3日に走り始める「花嫁のれん号」とご対面。
外観も非常にうつくしいのですが、中はさらに美しいはずです。だって⇒コチラ



私たちの乗った「里山里海号」。



外観は、好天に恵まれたこの日の能登の青い海そのもの。

中は、輪島塗を初めとした伝統工芸の調度品がとても品よくしつらわれておりました⇒コチラ

中でもなかなか全国的には知られることがあるのかないのか微妙な「田鶴浜の建具」。
レベル高いな。。。

そして、ところどころの見所ではスピードを落とし、ガイドさんがご案内をしてくださったり
外に出る時間も作ってくださっています。

お弁当をいただきながら、好天に恵まれたこの日は本当に絶景続きでした。
桜の名所もあり、春の桜の時期、晴れた空、青い海、咲き誇る桜とイメージしただけでも最高です。

心がこもったご案内と、穴水ではホームで三味線の演奏が迎えてくれます。
能登の観光客へのおもてなし、金沢とちがって素朴であたたかくてジーンとします。

ただし、この列車、運行日が決まっているのと切符がとりにくいことが予想されます。

そんな時は、石川県内の旅行社のホームページをのぞいてみるのもいいかもしれません。
日帰りの能登ツアーは、その時その時の旬な能登が味わえるパッケージになっているかもしれませんので、
諦めないで乗ってみてほしいなと思います。

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石川県輪島市の総持寺祖院での「ぜんのきらめき」の素晴らしさ

2015-09-25 07:18:49 | マインドフルな日々
シルバーウィークは、あちこち移動しました。
前半は、名古屋での組織開発の勉強会、そして能登日帰り、親戚の家、白山登山など。

よく考えると、夏休みとってなかったので思い切って好きなことだけやってみる1週間もよかったなと
思いました。

中でも、輪島市の総持寺祖院「ぜんのきらめき」感動的でした!

横浜市の鶴見にある総持寺には行ったことがあったのですが、その時に輪島の総持寺祖院
そして同じく石川県羽咋市にある永光寺が本当に大切に位置づけられていることを知り、
いつか行ってみたいと思っていました。

「ぜんのきらめき」は、10月半ばから始まる同じく輪島市の「白米千枚田」で行われる
あぜのきらめき」に先立って行われる門前地区でのライトアップイベントです。

多くの方は、総持寺山門をスクリーンとした「プロジェクションマッピング」と
和太鼓ユニット「虎之介」の演奏がお目あてだったと思いますが、

私はオープニングの僧侶の方の「仏教讃歌」もじーんと心に響きました。

読経じゃなくって「歌」。
しかも、僧侶の方の声がさすがに美しくて魅了されます。。。

その一方で、ちょっとショックだったのが、2007年の能登半島地震からの総持寺の建物の修復が
遅れていること。

未だ6割程度に停まっていて、平成33年まで時間を要するということ。
東日本大震災や、さまざまな災害が続いていますが、復興というのは本当に時間がかかるんだと
思い知りました。

うーん、しみじみしてしまいました。

続いてのプロジェクションマッピング。
2祖の峨山禅師がお亡くなりになり650年、その生涯を映像に仕立てたとのことですが、
沢山の花々に彩られた映像は本当に美しかったです。




そして羽咋市の永光寺と総持寺祖院のお務めを兼ねていた時に、
往来に走った「峨山道」を走る時の心臓の鼓動や一定のリズムで刻まれる足音も
画像とともに伝わってきたのですが、

それにいっそうのリアリティを与えていたのが和太鼓ユニット「虎之介」です。
「虎之介」は地元のみならず、全国でも名の知れた実力のあるジュニアのユニットです。
かけ声はかわいらしいのに、太鼓の打ちっぷりは勇壮そのもので観客の目を釘付けにしたことでしょう。

子供って、すごいなぁ。
ホントそう思う。

いやはやすごいコラボレーションです。

私たちの深淵なところにある命の源泉の躍動感ってこういうことですよね。
無の境地って言ったって、しーんと静まり返ったものではなくって
そこには時に激しくも脈々と波打つ血の流れがあり、弾むような呼吸があったりするわけで、

私にとっては、座禅を通して見る静寂な世界と現実の生活を結びつけるような世界がそこに
あったように感じられました。



実に「見ごたえ」というか「感じ応え」があったなぁ。

そして、この日は輪島を中心にバスで巡ったのですが、輪島の「観光力」の底力を見ました。

芸能人を呼んだりしなくても、大きな告知をしなくても、こんなに人が集まってくる。

「あぜのきらめき」のLED電球を兼用して環境に優しく美しい景色を作っている。

僧侶の方が「歌手」になっている。

地元の人たちが、手づくりのおいしいお食事を作ってもてなしてくれる。

すでに持てる資源の持っている力を最大限に発揮して、お寺と地元の人たちが協力して
こんなに素晴らしい時間と空間を作っていらっしゃることに本当に感動しました。。。

そして、待ち時間に隣に座っていたご家族の会話を聞いていても、
峨山禅師へのリスペクトや禅のことも話し合われていて、美の鑑賞に限らず、
本当にいろんな楽しみ方の人を包容しているなと感じました。

この先、こんなに一体感のあるイベントに出会えるだろうか?

輪島市門前地区は「禅の里」と称していますが、まさにそのことが様々なところで
体現されているなと感じられてなりませんでした。

ちなみに私たちは、1グループ目でプロジェクションマッピングを拝見しましたが、
お寺を出ても、行列は長く長く続いていました。

来年もまた行ってみたいなと思いました。
素晴らしい場を作ってくださった地元の皆さま、本当にありがとうございます。

本当に忘れられない体験となりました。

当日の動画を見つけましたので、シェアします。
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北陸最初のマインドフルネス瞑想療法士に認定されました

2015-09-15 10:03:36 | マインドフルな日々
昨秋からトレーニングを受けておりましたマインドフルネス瞑想療法士に認定されました。

自分の人生を考えることでなく、実際の行動を通して変えて行く大きな節目になりました。

それもボディサイコセラピーやソマティクスといった「心身一如」である心理や身体技法の
お世話になったことが大きなきっかけでありました。

大学時代の専攻(保健体育)なども含めて、これまでの様々な学びが集約されていくのを感じました。



私たちが扱う自己洞察瞑想療法の肝は「呼吸法」と染み付いた思考パターンは変えられなくても
一定時間、思考を離れる練習を通して脳や神経のシステムを変えて行くということです。

マインドフルネスというと「禅」だから宗教でしょう?
と煙たがる人も出てくるかもしれませんが、それは早合点であります。

中でも、地域の中で広げて行くにあたっては、公共施設や公務員の方の理解が浅い場合は、
折角、効果を出しているこの技法の展開に苦労することも起きます。
そういう機関と粘り強く関わりながら、地域で展開されている大田健次郎先生や諸先輩たちには
本当に頭が下がります。

外国人の方に関心のあることを聞かれて「マインドフルネスだ」と言うと、絶賛されるのに
日本での反応は一部のハイパフォーマーの方やヨガや瞑想愛好者をのぞくとイマイチです。

精神疾患からの回復だけでなく、日常の人間関係の改善や生活の質の向上に大いに役に立つ
マインドフルネス。

うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」
クリエーター情報なし
佼成出版社


マインドフルネス入門 不安、ストレスが消える心の鍛え方
クリエーター情報なし
清流出版


これからは特に北陸地区での普及に邁進していきたいと思っています。
縁あってこの記事にたどり着いた方がいらっしゃいましたらぜひ一緒に活動しましょう。
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禅(ZEN)で旅する金澤と能登(4)〜永光寺(羽咋市)〜

2015-09-14 22:25:46 | マインドフルな日々
2日目の西田哲学館での講座を終え、いよいよ最後に向うは羽咋市にある永光寺です。

もともとは金沢市内にある大乗寺を予定していたのですが、
ツアーメンバーが20人を越えたため、通常の座禅会に合流できず
お願いしたのが、曹洞宗の聖地の1つである永光寺でした。



永光寺は、後に総持寺を開いた螢山禅師によって開かれたお寺です。

私が永光寺を知ったのは、横浜市鶴見区の総持寺を訪ねた時。

総持寺と永光寺の住職を歴任された螢山禅師と峨山禅師が大切な存在として
紹介されているのを見て目が釘付けになってしまいました。

羽咋にそんな由緒のあるお寺があったのか…その時はそんな印象でした。

しかし、その後も興味は失せることなくいろいろ調べると室町時代から保存されている
文化財の多さにただならぬお寺だということを感じずにはいられませんでした→コチラ

そして実際に門のところに立った時に、ただならぬ経験になるだろうと予感しましたが、
階段の上にそびえる山門を見た時に確信に変わりました。

座禅の説明を受け、そして僧堂へ。

参加者が、静かに心を鎮め一炷の座禅を共にします。
尊敬する先輩が、進んで警策を受けます。
僧堂に「パシッ」という音が響き渡ります。

蝉しぐれの中、印象にのこる座禅体験でした。

座禅に続いて拝観させていただきました。

今年は峨山禅師没後650年で、そのお姿の像を拝見しました。
優しい顔立ちに、なんとも言えぬ安らぎを覚えたのは私だけではないと思います。
そして、禅の思想・哲学やマインドフルネス手法に巡り会えたことへの
感謝とともに手を合わせました。

そして、江戸の幕末、西郷隆盛に一目置かれた無私の人:山岡鉄舟の書は
圧巻でした。



その昔、永光寺の修繕費用を捻出するために、求めに応じて荷車いっぱいの書を
持たせてくれたという山岡鉄舟のエピソード。

禅の実践とはどういうことかを圧倒的な迫力をもって教えてくれる大作でした。

あたたかいお茶とお菓子をいただき、この旅が終わりに近づいていくことは少し
惜しい感じもしましたが、どの一瞬一瞬も大好きなメンバーとかけがえのない時間を
過ごすことができ本当に素晴らしい旅になりました。

このような体験ができたことを心より感謝いたします。
これからも何らかの形でこのような企画を続けていきたいと思います。
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禅(ZEN)で旅する金澤と能登(3)〜西田幾多郎記念哲学館〜

2015-09-06 11:27:17 | マインドフルな日々
お醤油の街:大野から能登方面に向う里山海道で25分。
次の立ち寄り先は西田幾多郎記念哲学館です。



今回は、旅の1日目の午後2時間、2日目午前2時間「哲学講座」を受講しました。

私は、4月から年10回の哲学講座に通っています。



講座のかなりの割合で西洋哲学が占められています。
今年は、ハイデガー、カント、ニーチェなど。

そんなラインナップの中、この8月1日・2日が貴重な西田哲学。しかも要諦の「絶対無」について。
その2日間をこの旅の企画に組み込ませていただきました。

哲学館の皆さま、他県でイベントが重なる中、快くお迎えいただきましてうれしかったです。

さて講義は、

明治大学の美濃部仁先生がご担当されたのですが、これがまたわかりやすかった!

絶対無そのもにについてよりも「純粋経験」「場所」といった西田哲学の要諦について
言及された時間が長かったです。

参加者の中には、西田哲学の初学者もいたため、この哲学講座が退屈しないかと気にしていたのですが、
さすが、これまでの学びを共にしてきた諸姉諸兄です。
粘り強く、これまでの知識や経験と統合していらっしゃいました。

2日間で5時間半滞在しているのですが、
資料室での学習時間は長くても1時間半。

哲学講座が終わった後、登壇なさった先生との「哲学カフェ」に参加した方は、
ほとんど資料室の中を回れなかったとのこと。

このような事態は想定内だったんですが、
哲学館からは「もう一度、何度も来てください」と言われているような気がしました。
それだけ、関心のある人には豊かな滞在時間になると思うんです。

次回、同じく禅をテーマに旅を企画するなら、
西田幾多郎記念哲学館では、時間の使い方を工夫しないとな、と思っています。

それにしても、

禅に関心を持っている方にとって、鈴木大拙はある意味ヒーロー的存在のような感じであるのに対し、
この西田幾多郎という人物に関心を持っているという人には本当に出会わない。。。

私も、昨年の秋から学びは加速化したものの、それまでは何をした人なのかわかりませんでした。

私は、今はものすごくシンプルに西田先生によって、

禅は、西洋哲学と融合し、論理的な構造を持ったんだなぁ

と理解しています。

膨大な西洋哲学の研究が礎となっていることが解説本を読んでいるとわかります。

難解なイメージの西田哲学ですが、
この時代に、こんな斬新な研究にチャレンジした哲学のパイオニアが最初から
そんなにスッキリと読んでわかるものを書けるだろうかって思えば、
自分の中で根気強さが芽生えます。

私は、折角地元にUターンしてきたので、焦らずゆっくり理解を楽しんでいきたいと思います。

意図のある安藤忠雄さんの設計した建物・スペースで、生き方を考えてみる。

「哲学の動機は驚きではなくして、深い人生の悲哀でなければならない」

訪れるたび、健全なペシミストでありたい私を、肯定してくれる言葉です。

金沢にいらっしゃった方は、鈴木大拙館と一緒にあわせて回っていただけるととても有意義だな
と思った今回の旅でした。
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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
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