Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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禁じられた感情

2013-06-15 22:40:40 | アサーティブ
「どんなお気持ちですか?」「今、どんな風に感じていますか?」

私は、以前、あまり仲良くない人にそういう聞かれ方をして、「あなたには、言いたくない」と思ったことがある。

一方で、自分のコーチや親しい仲間から聞かれれば、今は、安心して答えることができる。

しかし、今から10年くらい前は、多分、誰に聞かれても、今ここで、自分の気持ちや感情を感じることができなかったでしょう。

30代の半ば。

自分では、辛くてやり場のない気持ちにただフタをして、心に波風を立てないようにして、目の前の仕事をするしかなかったからだと思う。

そんな中で、自分が何を感じているのかが本当にわからなくなり、

自分の深いところの自分は、悲しかったり、怒りにうちふるえていたり、みじめだったり、孤独感に苛まれていたり、様々な感情の渦の中にいたはずなのに、

打ち消しながら、だんだん感じられなくなっていったように思う。

人によって、違うと思うけど、私の場合は、親から受けているメッセージによると思う。交流分析(TA)心理学的に言うなら、禁止令の「感じるな」、拮抗禁止令の「強くあれ」。

確かに、小さい時から、泣かない子だったと思う。

泣いても親は構ってくれなかったし、キレても親は全く動じないし、有頂天で喜んでいると「調子にのらないように」と釘をさされ、

感情表出することは自分にとってあんまり役に立たないことなんだとその時に学習したんだろうと思う。

しかし、子供の頃に比べ、大人社会では様々な人と絡みながら、子供の頃以上に、様々な感情を体験する。

そして、現実に対応するためには、自分の感情を一旦保留して、相手の感情を理解したり、察することの優先順位が高くなる。

いつも自分の感情は後回し。

交流分析では、本物の感情は4つだと整理している。

喜び、怒り、怯え、悲しみ

である。

喜びを感じられる時、私たちは何の問題もない。

怒りは、「今、ここ」の問題
怯えは、「未来」の問題
悲しみは、「過去」の問題

私の忘れられない悲しみのやり場は、心の中の引き出しへしまわれていて、怯えは、未来の準備を促すサインとしていつしか行動へと変わってい行く。

じゃ、怒りはなんだろう・・・

怒るは、多分直前に感じている「悲しみ系」や「怯え系」の2次感情じゃないかと思うことがある。

敗北、失望、羨望、嫉妬、自虐、孤独、恐れ、疑い、不信、自虐、絶望・・・

こうして書き出してみると、その1つ1つが瞬時に絡み合い、切り分け不能。

そりゃそうだ、

そもそも感情とは無秩序なものであるから。

そんな得体の知れない感情に、我々は力づけられたり、力を奪われたり。

そんな中で、

怒りは、適切に伝えることができなければ、また悲しみの仲間入りをしてしまう。

怒りで相手を傷つけてしまえば、相手の悲しみになる。

相手の悲しみに気づけば自分の悲しみになる。

自分も相手も大事にするためには、なるべく丁寧に扱うに越したことがない感情であると思う日々であります。
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アサーティブに生きる

2008-06-22 01:14:26 | アサーティブ
今日はキャリアコンサルタントの実技講座を終えた後、東京に出ていらっしゃったseiさんとお会いしました。

seiさんとの出会いは、3年前のエニアグラムのワークショップでした。

しばらく空白の時期を経て、seiさんがブログを始めた頃から、お互いのブログを行き来するようになり現在に至っています。

その後も、学びの分野が偶然とは思えないほど重なり合っており、今日も意気投合するのに時間は要しませんでした。

3年もお会いしていなかったのがウソのようです。

もともと受容性が高い上に、やはりカウンセラーでもあるseiさんとの時間は、ありのままの自分でいられた優しい時間でした。

お会いする前に、seiさんの前でなら整理できそうだと感じていたある出来事を通じて自分が取った態度について話を聴いていただきました。

それは自分の生き方のある癖を断ち切るために選んだ行動であり、発言でもありました。

話しながらその選択に後悔はなく、私固有の自分を大切にしないコミュニケーションスタイルを変えることができたことを、seiさんは認めてくださいました。

それは、自分が「アサーティブ」に生きていく上でどうしても必要な通過点でした。

このブログの記事の内容は複数のカテゴリーに分かれているのですが、実はずっと「アサーティブ」のカテゴリーは記事の数が1つから増えませんでした。

アサーティブというのは形容詞、アサーティブネスが名詞、詳しい意味は→コチラ

私が私らしく生きることは基本的人権であるということ。

人はこれを守るために、もっと相手も大切しながらも自分も主張していいんだということ。

このカテゴリがもう少し増えるような自分になりたいと思います。

seiさんと会って、そんな自分になれたことをうれしく思います。

最上級の傾聴から得られた喜びに溢れる時間でした。

1日1回ありがとうございます。



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自分の声を聴く

2006-07-20 22:54:30 | アサーティブ
今日の休みはさすがに待ち遠しかった。朝、早い日が続くと、多少早めに帰宅してもなかなか疲れが取れない模様で、昨日から今日にかけては、仕事と食事以外時間はすぐに眠りに落ちる勢いだった。目が覚めても、またすぐ寝れるのが不思議・・・

産業カウンセラーの講座の課題もいよいよ今回が最後となり、課題を仕上げる。事例研究が中心の課題。最近、課題の逐語記録をやるたびに、多少病んだクライエントと今の私の状況が似ていると思えて仕方がない。「ん?アタシ、まずいんじゃないの~」って思う時期もあったんだけど、最近、1人2役の自分カウンセリング中。自分の声を聴く。否定しないで聴く。今までは結構、自分の声を封じていたんだなぁ・・・・って思ったりする。

自分に言いたいことも言えず、相手に対して満足に主張ができるか??
全然、アサーティブじゃない、アタシ。
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