Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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Tグループの中の私(3)

2014-03-24 17:22:38 | 組織開発のこと
とりとめもなく続いているTグループの体験記。

結果的に私はSMILEのTグループに参加してよかったと言い切れる。

参加者には、誰一人顔見知りがいなかったこと、これが何よりも私にとって良かった。

しかも、メンバーは、企業からの派遣だけでなく、私から見ると非常に難しい対人支援を仕事にしている方がいたこと。

なあなあで済ませないやりとりを日常業務としてなさっている方も割合としては多かったかと思う。

「今、ここ」

口でいうのは簡単だけど、どれくらい日常的に大事にしきれているだろう。
タイムマシーンで、過去や未来に行ってる時間は長くはないか?

定期的に関わるお客様だったら、また来月がある。
そんなことで封印している事実や感情はなかっただろうか?

だけど、この人とは、これが最後と思えば、関わりも変わるはず。
カウンセリングやコーチングでは、クライアントの1回1回の時間と費用を最大化しているか?

と自戒をした。

そして、交流分析を長年学びつつ、今回、痛感したのは、セッションの中での「心理ゲーム」に気づかなかったこと。

ゲームの種類を頭で理解していても、何かシナリオを解読してどのタイプのゲームなのか分析できるかの問題ではなく、まだよく知らない相手との関係の中で、当事者として、「今、ここ」で気づくことができるか

それが、できてなかったな・・・

ということは、日頃、うまく関われていないと感じている相手との関係も、ストローク分析できていないかも

と、これまた反省した次第。

反省ばっかやな、大丈夫か自分・・・

とダメだしばかりしてしまう訳だけど、

そういう場を活かして、自分を修正できるってことだけは自分をほめてあげたい。
そういえば、修正力をほめられることはあるな(汗)

そして、組織開発との関係での気づき。

Tグループが組織開発(OD)の源流であるならば、一体私はどれくらい外部からの支援者として、関係性の強化を手伝えていただろう。

どれだけクライアントを信頼し、尊重し見守っているだろう。
どれくらい率直で、勇気を持った介入をしているだろう。
(アクションラーニング・コーチとしても日々課題)

そして、どれくらいお互いが信頼、尊重し合い、
率直で、時に勇気を持った交流ができる組織づくりを手伝えているだろうか?

このあたりは、毎回、組織開発のトレーニングを受けては反省と内省を繰り返す部分。
いつも行き着くのは「あり方」の問題。

あり方がグラグラだから行動に確信が持ててないんやなと思う。
(自信・確信にも満点はないことはわかっていつつも)

そして、トレーナーからの気づき。

私たちのグループのトレーナーの2名はとてもリラックスしていて率直で、時に愉快で自然な存在だった。

自分は、クライアントの組織開発に関わる時、どうなんだ?
自然か?最近、ロボコップみたいになってない?

どんな時にどんな介入をなさるのか、観察する余裕もなかったけど、時々私には、判断、評価、分析に走ることがあり、そんな時に介入されたかなと感じることがあった。

このあたりはトレーナーのトレーニングというのが別途あるようで、とても興味がある。

独立してから、トレーニングばかりが続いているけど、こういう源流のトレーニングを受けることは、これまでの学びがいかに断片的であったかを知るチャンス。

私にとっては、統合の場であり、また自分のプログラム開発の考え方に大きく影響を与えて行くのだろう。



写真は、最後の夜のコミュティアワーで振る舞われたこの土地で大切に飲まれている「どぶろく」。
初めていただきましたが、私は多分、こういうお酒が好きなんだろうと思う。

差し入れありがとうございます。美味しかったです。



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Tグループの中の私(2)

2014-03-20 19:16:11 | 組織開発のこと
Tグループでも、身体の違和感がはっきりと自覚できたのはめでたし。
でも、これを身体的ではなく、心理的にどうして行くかは課題であり、練習と挑戦です。

ズバリ、アサーションです。

おかしいなと思うことを言えるようになるまでには、時間がかかりました。
もっと果敢に早い段階で違和感の修正をはかっていた仲間もいて「すごいなぁ」と思って感心していました。

毒舌調にならないように
なるべく強烈にならないように、自分主語で言葉を選ぶ。
だけど、オブラートに包みすぎないように短く表現する。

力任せに思いの丈を言うのではなく、
丁寧に、考えて。

今回の課題としていたので、ひたすら自分を信じて練習。
相手には衝撃的な表現になっていたかなと思うけど、罪悪感を感じずに済んだのは相手も信じていたからだと思います。

それでも、泣かれたりするとやっぱりこっちも動揺します。

仕事でアサーションについて教えたりすることもありましたが、頭でわかっていることと実際に表現できるかは、ホント別ということを身をもって知りました。
しかも、出会ってまだ2、3日のメンバーに対して(汗)

その後に出来た関係性も、率直であることがどれくらい大事なことなのかを教えてくれました。
この経験は本当に貴重でした。

毎回、毎回それなりに疲労はするのですが、お楽しみはお食事。
連日、フレンチレストランの食事はとてもおいしく癒しの時間でした→コチラ

最後の晩餐にての気づき。

スマイル所長の西田真哉所長と食事のテーブルをともにした時に、食事中の他愛もない雑談の中で、メンバーがおもしろおかしく話てくれた内容に、「何か変やな」と小出しされていたことに

降りてきた。。。

違和感は大きくなる前に、小出しすることや。

そして、私が違和感を感じていることは、少なからず他にも違和感を感じている人もいて共通のテーブルにのせることにさほど遠慮するものでもないということ。

この違和感を、反射的に体の中に封印していること。

これやな、私の体の中で封印されて、体を縛っているものは。

終了した直後、首が滑らかに回り始めたことや肩関節の位置が変わって体がまだ順応できずに新たな痛みが感じられることなどが好転反応なのかと思う。

と書いたものの、

その後、間もなく、新たな神が降りてきて腹落ちしてきたのは満月の夜でした。

雪の白川郷、ここでもやっぱりカメムシ。


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Tグループの中の私(1)

2014-03-18 22:24:37 | 組織開発のこと
3月6日~11日まで 岐阜県白川郷にあるトヨタ白川郷自然合學校にて開催された聖マーガレット生涯教育研究所ヒューマンリレーションラブ(Tグループ)に参加しておりました。

豪雪地帯につき、連日雪でした。



Tグループは、今は南山大学と聖マーガレット生涯教育研究所しか開催していない貴重なプログラムです。

参加の動機は3つありました

1)組織開発(OD)の源流を知ること
2)自分のコミュニケーションを見直すこと。
3)2)によって自分の身体を知ること。

です。

しかし、開始後は勝手がわからず、1)については考えも思いも及びませんでした。

ウエイトは完全に2)3)にあったと思います。

仮に仕事での役割をTグループの場に持ち込むことになったとしても、演じていることに気がつくだけだし、自分を確かめるという点では、自然体で参加する他ないなと思いました。

さて、内容は細かくは書くことはできないのですが、

9名のメンバーと2名のトレーナーで1回あたり90分のセッションを丸5日間続けます。

途中に身体を動かすワークや、創作活動もありますが、

やったことは、詰まるところ

セッションには、テーマはなく、ただメンバー全員が知っている体験をもとに「今、ここ」で感じていることをただひたすら表現し合うこと。

全く始めて会ったメンバーが心を開き、話をし、聞き、共感し、時に違和感を解消しながら自分と他者を理解しながら、人間関係を深めていくこと、

だったと言えます。

それにしても、最初の方は、まだ関係もできていませんので、話は弾まず、本音が言えないのは想定内なのですが、先に進めたい、進みたくないみたいな葛藤が体に悪かったです。

体に悪い・・・

今回のTグループの中で、私は長い間、自分の感じている違和感を「今、ここ」で言葉で表現できませんでした。
何かおかしい、何か変やなと思いながらもです。

でも相当態度には出ていたと思います(だって身体が間違いなく変でしたもん)。

でも、口に出せない。
だから、呼吸も止りがち。

態度には出せていても、体の内側はガチガチです。
特に、胸と背中。

これって、日常でもある自分の反応やな。。。

この時はまだ気がつきませんでしたが、
5日目を終えて、ついにこの2年間、特に痛みがひどかった背中から首のの原因がわかったような気がしました。

高校2年生の時に、椎間板ヘルニアを患い、その後ずっと腰の左側を気にかけながら生きてきて、
いつも左側に力をかけるのが怖くて、ついつい甘やかしがちにしてきました。

ずいぶん長い間、身体の使い方を間違えていました。

6ヶ月前に、とあるセラピーを受けていて何となく自分の左足のグラウンディングが弱いなとヒントももらっていたのに、まだピント来ておらず、

そんなところで、自然な呼吸もできないようなコミュニケーションをしていたら、
ただでさえ身体の使い方おかしいのに治るもんも治らんやろ。。。

もともと自分の身体の異常をなんとかする過程に出会った下記の本でも、Tグループが紹介されていて、前述のような気づきが得られるだろうなとは期待していたのですが、

新・ボディワークのすすめ―からだの叡知が語る私・いのち・未来
クリエーター情報なし
創元社


そう遠くない将来、より深い気づきを得ることになるとは予想もしていませんでした。

つづく
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日本一幸せな従業員をつくる!

2014-03-02 15:41:20 | ちょっと感動
2月は東京は大雪が2回。
この週末も寒波到来と言われていましたが何事もなくホッとしている週末です。

しかし、私は確定申告作業のまっただ中です。
毎年、領収書などはためてためて最後に入力です。
3月は前半に長期で出張のため、例年よりは早めの着手です。

これからは税理士さんにお願いすることになるので、これでしばらく
自分で確定申告することはなくなりそうです。

さて、そんな慌ただしい中、見てきた映画(試写会)があります。

『ホテルアソシア名古屋ターミナル』の経営再建、組織変革のドキュメンタリー映画「日本一幸せな従業員を作る!」を見て参りました。



今はもうマリオットホテルと一緒になっているんですよね。

正直、人材や組織の仕事をしていると内容の察しはつくのですが、もう、泣けて泣けてしょうがなかったです。

内容は→コチラ

支配人の柴田さんの、人への愛が従業員をみるみるうちに動かしていきます。
従業員間の優しさ、思いやり、家族のようなつながりが、ファンを増やしていき、客室・料飲部門の高い稼働率につながっていきます。

そして、変革の先導者である支配人の柴田さんは、顧客満足より従業員満足とはっきり断言します。

私も長らく接客の仕事についていまして、実際、在籍した会社がそのような考えを持っていたため、非常に共感します。

しかし、仕事で幸せになっている人がそう多いと感じられないのはなぜなんだろう・・・
(私だけ?いやそうじゃないはず)

多分、多くの経営者や幹部、管理職がこのことを信じきれていないのではないかと思うのです。

人の幸せは、それぞれ違います。

しかし、自分の可能性を期待され、人と人のつながりに支えられ、仕事を認められ、なによりも存在をのものが大事にされる、

人の行動ってそういう場があってこそ、

勇気を持ってチャレンジしたり、役に立たなくなった心身の習慣を捨てて新しいものを手にできるんだろうなと思えてなりません。

そして何よりも、

特に、組織開発に関わる仕事をしていく中で、私たちコンサルタントは行動科学分野の理論や手法を扱い、
成果が出るように支援をさせていただきますが、途中、様々な抵抗や葛藤が生じます。

その時に、立ち止まって考えるべきなのは、使い方を間違えてはならないということです。
そして私たち外部のコンサルタントは、組織内の皆さんの力が最大限に発揮されるようにサポートことなのです。

人や組織を変えるのは、絶対的に「愛」であること。
人に対して、思いやりと信頼と。どこまでも相手に対して楽観的であること。

愛なき者に理論や手法は味方しないであろう。。。。
いや、組織開発の手法はそもそも人間主義であり、愛・善に端があるんだから。

本当に、ずっと見ていたかった。
これからは自主上映会が増えていくことでしょう。

どうか、皆さんのお住まいの地域でも上映されますように。
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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
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確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ